マンゴーの花咲く頃に

ラオスに暮らして数年目、何の縁があってかラオス人と結婚することに。結婚手続き、結婚式準備などのドタバタの備忘録。

結婚手続き(1)代行業者に委託する

2012-11-11 18:50:19 | 手続き
7月(結婚式まで6ヶ月)、結婚手続き代行業者と契約。

ラオス人と結婚する上で、最も面倒で時間がかかるのが、ラオス国内での結婚手続きです。日本で結婚は「申告制」ですが、ラオスでは「許認可制」。ラオス政府の「許可」がなければ、外国人はラオス人と結婚できないということになります。

手続きは基本的に、婚約式(省略可)→婚約証明書発行→ラオス側、日本側の書類準備→村、郡、県(ヴィエンチャン市)の役所を順番に回ってスタンプラリー、ということになります。

私たちのように業者に手続きを代行してもらうのが楽ですが、自分たちで書類を作り役所を回る、書類作成や翻訳だけ業者にやってもらい自分たちで役所を回る、などかける時間と予算によって、いくつかやり方はあります。

代行業者に頼んだ場合、費用は、情報誌などに載っている大手コンサル会社の場合、2,000ドル程度(2012年現在)。私たちは、知り合いのツテで、新しく代行業を立ち上げたばかりの人にお願いしたので、大手会社に比べてだいぶ割安で済みました。

一応、5ヶ月で終わらせるという約束で、前金として料金の3分の1、治安維持事務所でのインタビュー終了後に3分の1、手続き終了後に残りを支払うということになっています。

代行業者に頼むメリットとしては、時間が節約できることに加え、いちいち要求される「袖の下」に頭を悩まさずに済むこと。知り合いで「袖の下」を全く払わずに手続きをしたというカップルの場合、1年以上かかっていました。業者に頼んでも、費用の中から支払っているんでしょうが、少なくとも自分で直接やり取りせずに済みます。

私たちは、お互い平日に時間があまり取れないことと、ラオスで結婚式を挙げる予定で、手続き終了時期を予測しておきたかったこともあって、業者への委託を決めましたが、一方、自分たちで手続きするのも、それはそれでラオスでしかできない貴重な体験にはなっただろうなとは思います。

ところで、業者に委託する場合の注意事項が一つ。履歴書などを作る際、「これを見本に」と渡されたのが、つい最近手続きが終わったばかりという他のカップルの書類。○○大学卒とか、○○会社就職とか、個人情報そのものです。

参考にさせていただきつつ、「自分たちの書類が他の人に回るのは困るよね」と相方に話したら、「え?なんで?僕たちだって、他の人の書類を見て助かってるんだから、他の人に見せてあげてもいいんじゃない」。ラオス人のプライバシーに対する感覚はこんなもんです。

大手の会社でも同じことがあったと聞いたので、他人にプライバシーを見せたくない人は、手続きが終わったら、自分たちの書類のコピーは返却か廃棄するように念を押しておくことを勧めます。(私たちのもすでに誰かに見せられているかもしれないけれど。)