「問題を抱えている人」 2004年12月12日 05時42分22秒 | Weblog 「問題を抱えている人」 月曜朝の勉強会で、社長がこんなことを言っていました。 「研修で一番効果があるのは、問題を抱えている人。」 「新任管理職より、1年ぐらい経って、苦労している人。 悩んでいる時が、一番、吸収できる。」 頭では分かったつもりでも、現場での、身体で感じる苦労がないと、 入っていかないものもあるんでしょうね。 « 「話すばっかり」 | トップ | 「ピピッと反応できる人」 »
4 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 「問題を抱えている人」について (福嶋さん) 2004-12-12 05:44:44 >福嶋です。ある部門を対象に研修を実施した時のことです。受講生名簿に見覚えのある名前があったので、本人に電話して「この研修、君は確か5~6年前に受講しているよ」と告げたところ、本人が「すみません。あの時は受けたことは受けたのですが、使わず仕舞でおぼろげにしか覚えてません。実は今あるPJを走らせて課題を抱えているのでもう一度受けさせて下さい。」というので受講してもらいました。1ヶ月後、連絡があり「研修の中で最重要課題の処方箋が見つかり、行き詰まっていた事が見事に打開できました」と報告がありました。>正に、社長さんが言われた通りですね。>「研修で一番効果があるのは、問題を抱えている人。」この前も部署の違う社員が参加してきたので、「君たち何でこの研修に来たの」と聞いたら、その先輩に「行ってみると良いよ」と勧められたとのこと。今は、悩んでいる後輩がいると「あの研修に行ってこい」と勧めくれているようです。「種を蒔くに時あり、虫を捕り、草を除くに時あり、刈り込みに時あり」何に意識を持っているかで求める内容は違ってくるから、その意味では「学ぶに時あ り」と言えるかもしれません。「猫に小判、豚に真珠」では、どんなに中身の濃い研修でも意味もなければ、生かされもしません。そうなると研修ではやはり受講の動機が重要になってくるようです。各企業が能力開発や研修に対して、社員に「自主的に、自律的に」と働き掛けているのも当然といえば当然のことでしょうか。 返信する ありがとうございました。 (関根雅泰) 2004-12-12 05:45:54 福嶋様貴重なご意見ありがとうございます。>「学ぶに時あり」>あの時は受けたことは受けたのですが、使わず仕舞でおぼろげにしか覚えてません。>実は今あるPJを走らせて課題を抱えているのでもう一度受けさせて下さい。>研修の中で最重要課題の処方箋が見つかり、行き詰まっていた事が見事に打開できましたすばらしいですね。こういうお話を聞くと、研修講師をやっている意義を、強く感じます。「やっぱり役に立っているんだ」と勇気付けられます。実は、昨日、一昨日とセミナーをやってきたのですが、参加者の中でお一人、今回のセミナーと同じような内容を、前職で受けてきたという話を聞きました。正直、やりづらいなー、という思っていました。セミナーの休み時間に、福嶋さんからのこのメールを見て、勇気がわいてきました。「そうだな。学ぶに時あり、だ。あの参加者も、今だからこそ得られることがあるだろう。」そう思うことができました。本当にありがとうございました。 返信する 研修の効果 (西 義光さん) 2004-12-12 05:47:48 関根さま、私も沢山の研修会に参加して社長さんのおっしゃる事がよくわかります。仕事の現場で苦労をしていて、悩みを抱えている人たちは、何とかしてそこから抜け出したいと問題意識を持っており、どんな小さな抜け出る道でも見逃すまいと全神経を総動員して積極的に研修に参加してくるわけですから、自ずから周りと人と比べて姿勢が違って、研修の効果もあがっていくと思います。その道に新しい人はより新鮮な気持ちを持って参加してくると思います。あまりよい例では無いも知れませんが日当たりのよいカーテンの向こうに迷い込んでしまった蝿や蜂のような昆虫が出口を求めて必死に飛び回っているようなものかもしれませんね。外に繋がる出口を見つけたときはあっと言う間に飛んでいってしまいます。このような苦労を味わった人は一般的にそれだけ人のことが判り易い素質が育つかもしれません。世の中にはミスの無いよう、平穏にやっていくのが一番といわれる方々が沢山居られます。勿論心に余裕をを持たなければ成りません。 それでも人間が群がる現実の仕事の世界では普段は考えられないような問題が次々に出てきて、危機感を持っていないと、穴に落ち込んだり、大切なよい機会を見逃してしまったりもします。今までの長い人生の中でその人の常日頃のひたすら前向きに生きたいという心構えと言うものがその人の立ち居振る舞いに自然に出てくるものだなと思ったことが沢山ありましたが、社長さんのお話して居られた研修の効果と言うものも、そんな形で現れているのだなと思いました。西 返信する Re:研修の効果 (関根雅泰) 2004-12-12 05:48:45 西様貴重なご意見ありがとうございます。>何とかしてそこから抜け出したいと問題意識を持っており>危機感を持っていないと、穴に落ち込んだり、>大切なよい機会を見逃してしまったりもします。「問題意識」「危機感」を持っている人ほど、学ぶ意欲が高いということでしょうか。 返信する 規約違反等の連絡
ある部門を対象に研修を実施した時のことです。受講生名簿に見覚えのある名前があっ
たので、本人に電話して「この研修、君は確か5~6年前に受講しているよ」と告げた
ところ、本人が「すみません。あの時は受けたことは受けたのですが、使わず仕舞でお
ぼろげにしか覚えてません。実は今あるPJを走らせて課題を抱えているのでもう一度
受けさせて下さい。」というので受講してもらいました。
1ヶ月後、連絡があり「研修の中で最重要課題の処方箋が見つかり、行き詰まっていた
事が見事に打開できました」と報告がありました。
>正に、社長さんが言われた通りですね。
>「研修で一番効果があるのは、問題を抱えている人。」
この前も部署の違う社員が参加してきたので、「君たち何でこの研修に来たの」と聞い
たら、その先輩に「行ってみると良いよ」と勧められたとのこと。
今は、悩んでいる後輩がいると「あの研修に行ってこい」と勧めくれているようです。
「種を蒔くに時あり、虫を捕り、草を除くに時あり、刈り込みに時あり」
何に意識を持っているかで求める内容は違ってくるから、その意味では「学ぶに時あ
り」
と言えるかもしれません。
「猫に小判、豚に真珠」では、どんなに中身の濃い研修でも意味もなければ、生かされ
もしません。
そうなると研修ではやはり受講の動機が重要になってくるようです。
各企業が能力開発や研修に対して、社員に「自主的に、自律的に」と働き掛けているの
も当然といえば当然のことでしょうか。
貴重なご意見ありがとうございます。
>「学ぶに時あり」
>あの時は受けたことは受けたのですが、使わず仕舞でおぼろげにしか覚えてませ
ん。
>実は今あるPJを走らせて課題を抱えているのでもう一度受けさせて下さい。
>研修の中で最重要課題の処方箋が見つかり、行き詰まっていた事が見事に打開でき
ました
すばらしいですね。
こういうお話を聞くと、研修講師をやっている意義を、強く感じます。
「やっぱり役に立っているんだ」と勇気付けられます。
実は、昨日、一昨日とセミナーをやってきたのですが、参加者の中でお一人、
今回のセミナーと同じような内容を、前職で受けてきたという話を聞きました。
正直、やりづらいなー、という思っていました。
セミナーの休み時間に、福嶋さんからのこのメールを見て、勇気がわいてきました。
「そうだな。学ぶに時あり、だ。
あの参加者も、今だからこそ得られることがあるだろう。」
そう思うことができました。本当にありがとうございました。
私も沢山の研修会に参加して社長さんの
おっしゃる事がよくわかります。
仕事の現場で苦労をしていて、悩みを抱えている人たちは、何とかしてそこから抜け出したいと問題意識を持っており、どんな小さな抜け出る道でも見逃すまいと全神経を総動員して積極的に研修に参加してくるわけですから、自ずから周りと人と比べて姿勢が違って、研修の効果もあがっていくと思います。その道に新しい人はより新鮮な気持ちを
持って参加してくると思います。
あまりよい例では無いも知れませんが日当たりのよいカーテンの向こうに迷い込んでしまった蝿や蜂のような昆虫が出口を求めて
必死に飛び回っているようなものかもしれませんね。外に繋がる出口を見つけたときはあっと言う間に飛んでいってしまいます。
このような苦労を味わった人は一般的にそれだけ人のことが判り易い素質が育つかもしれません。
世の中にはミスの無いよう、平穏にやっていくのが一番といわれる方々が沢山居られます。勿論心に余裕をを持たなければ成りません。 それでも人間が群がる現実の仕事の世界では普段は考えられないような問題が
次々に出てきて、危機感を持っていないと、穴に落ち込んだり、大切なよい機会を見逃してしまったりもします。
今までの長い人生の中でその人の常日頃のひたすら前向きに生きたいという心構えと言うものがその人の立ち居振る舞いに自然に出てくるものだなと思ったことが沢山ありましたが、社長さんのお話して居られた研修の効果と言うものも、そんな形で現れているのだなと思いました。
西
貴重なご意見ありがとうございます。
>何とかしてそこから抜け出したいと問題意識を持っており
>危機感を持っていないと、穴に落ち込んだり、
>大切なよい機会を見逃してしまったりもします。
「問題意識」「危機感」を持っている人ほど、学ぶ意欲が高いということでしょうか。