「教える側の工夫」
ASTDという研修業界の国際会議に参加してきました。
私は「人の学びを手助けする」という観点から
「体験・参加型研修の企画運営」に関するセッションに多く参加しました。
そこで感じたのは、アメリカ人講師たちの工夫です。
・聴衆とのやりとり ・場面に応じた音楽の使い分け ・体験ゲームの実施など。
聴衆に「何かを得て帰ってもらいたい」という熱意が感じられました。
相手が学べるよう手助けするためには、教える側に様々な工夫が必要ですね。
**********************************************************************
◎今週の質問! 「教える側の工夫」
教える側として、
「あなたは、どんな工夫をしていますか?」
学ぶ側として、
「どんな工夫があると、学びやすいですか?」
**********************************************************************
教える側としての工夫として、私は
「シンプルなメッセージ」を心掛けています。
といいいますのは、いろいろと教えたいことはあっても、
全てを伝えようとすると、複雑になってしまって、
かえって聞き手の頭に?が浮かんで、
うまく伝わらないという経験が多いからです。
どうやら、口で伝える場合(講演等)、次々と話が移ってしまうため、ゆっくり考える時間が聴衆にはないからだと思われます。
ですから、細かいことについては、
後でゆっくりと本を読んでもらうことにするということで
割り切るようにしました。
「シンプルなメッセージを繰り返し伝える」
これが講演などで上手く伝える方法だと思います。
教える側の工夫としては
上のことができるよう準備を怠らないことでしょうか。
なかなかプロでもないかぎり、
アドリブは難しいでしょうから。
>「シンプルなメッセージを繰り返し伝える」
>これが講演などで上手く伝える方法だと思います。
「シンプルなメッセージ」「繰りかえし」
シンプルにするためには、伝える内容を、
こちら側がしっかりと理解していないといけないですね。
そのためにもやっぱり「準備」が大切なんですね。
いつも貴重なご意見ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
ご帰国早々に頂いた課題について私が経験した事を
お伝え致します。
外国の仕事の関係で、日本や欧米の会社主催のセミナーやワークショップ
によく出掛けます。すると必ず受講者のムードを一つにするのに効果でも
有るのかなと思われるようなゲームのようなものとかグループで身体を動かすような事を
始めや途中でさせられます。
日本では全くないことですから、こんな事やって何の効果があるのかな
と偉そうに始めは疑って掛かりましたが、後になって講師がやっぱり良く
覚えて帰ってもらいから、真剣になって考えてきたんだなと、敬意を
払うようになりました。其の点日本のセミナーは読むか、喋るか、見せるか
の組み合わせが私の見る限りでは殆どのように思います。
アメリカの大学でとった統計だそうですが、記憶に残るものの割合は
読んだり、聞いたりしたときの記憶と言うのは余り残らないけれども
習った事を自分で話をし、且つ行動したときは殆ど一杯に残ると
の話です。日本でも歩きながら口にしていると潜在意識に残ると言われます。
素人には勉強するなら身体でぶつかるんだと言われているような気がします。
これからの講義には新しい取り組みとして、集団心理の研究を講師が研究
していかねばならぬ時代かなと実感しています。
関根さんの更なる飛躍を期待しています。
西
メールありがとうございます。関根です。
>其の点日本のセミナーは読むか、喋るか、見せるか
> の組み合わせが私の見る限りでは殆どのように思います。
言われてみればその通りですね。
> 素人には勉強するなら身体でぶつかるんだと言われているような気がします。
なるほど!
「身体でぶつかる」
勉強とは頭だけでするものではないんですね。
> これからの講義には新しい取り組みとして、集団心理の研究を講師が研究
> していかねばならぬ時代かなと実感しています。
はい!
> 関根さんの更なる飛躍を期待しています。
ありがとうございます!頑張ります。
今後ともご指導ご支援の程よろしくお願いします。