飛んでルクセンブールクぅー♪

日本よりもっと小さな国へ来ちゃった私の奮闘記。

アボーション・・・('_')

2018-08-16 03:51:46 | 長男坊
今回の我が家の長男坊のことで、いろいろと考えさせられました・・・
そのひとつが、Abortion(中絶)です
(かなり重い話題だけれども・・・)

まさか自分がこんなことを悩む日が来ようとは夢にも思いませんでした。
普通に妊娠して・・・出産して・・・子育てして・・・
そんなふうに考えていました。

今回、長男坊に腫瘍があることが判明した際、
中絶も選択のひとつとして考えました。

というのも、生まれた直後に死んでしまう確率もあり・・・
そんな我が子と対面できる強さなど私にあるわけなどなく・・・

また、障害の程度がどれぐらいになるのかも分からなかったので、
障害が重度だった場合、私に面倒を見きれるだろうか?とか・・・

そうはいいつつ、
その後、どうなるか分からないのに、
我が子の生可能性を見捨ててしまっていいのだろうか・・・

考えれば考えるほど、頭の中でグルグル・・・
答えが見つかりませんでした。

胎児に腫瘍があることが判明したとき、
私たちの場合はすでに22週目に差し掛かっていました。

あるとき、ふと、
それまでがんばってきた(出産までの)道のりより、
その後の道のりのほうが短いことに気づきました。

それまでいろいろと問題に直面して厳しい道のりだったにもかかわらず、生き延びてきた長男坊。
彼の生命力に賭けてみることにしました。

そういえば、日本では妊娠22週未満まで中絶が認められているハズ・・・
今回いろいろな国に行ったので比較してみました;
 
 ●ルクセンブルク
  胎児の頭が出てくるそのときまで

 ●ベルギー
  妊娠34週目まで

 ●ドイツ
  医師の同意が必用(両親だけでは基本認められず)

ドイツについては、第二次世界大戦時の大量虐殺が背景にあり、
命を扱うことについて厳しくなっているそうです。
このため、子どもの両親だけで中絶することを決断することはできず、
医師の同意が必用不可欠になったようです。

それにしてもルクセンブルクの中絶事情には驚きました・・・
胎児の頭が出てくるときまで出産を悩めるって・・・

今回、我が家の長男坊の腫瘍が発覚したのが、22週。
中絶の手続きや手術などを考えると、日本ではすでに時遅し・・・

22週目以降に今回の私のようなことが発覚した場合、
日本では一体どうなるんでしょう?
選択肢がないまま、強制的に産むことになるのかな?

生まれてくる命は大切だけれども、
産むほうの人生だって大切だものね。

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