『颯くん目線』作戦の次のステップは・・・
『体験しなきゃ わからん』作戦
「オレもさ~
つい 「転ぶから走るな!」とか言っちゃうけどさ~
転んだことないやつはさ
転んで痛いことも知らないんだよ
だから
大けがされちゃ困るけど
ちょっとやらせてみる
こっちの勇気も必要なんだよね」
そりゃ そうだ
伸び伸び育てたいってママは思いつつも
あれダメ! これダメ!
走るな! 触るな!
じゃね~
どんだけ 箱入り息子 に育てたいんだよって
感じだよね
でも・・・・
やらせてみる勇気 と
危険回避 の 判断
「むずかしいよね~~~」
と パパとママ

「まぁ もちろん状況によるけどさ
すこし うちらのハードルを下げてみるのは
必要だよ」
ということで・・・・
さっそくママは
意識して “見守る勇気” をもってみたよ
でも これが なかなか難しい
ある時 ママがピーラーを使って人参の皮むきをしてると
「颯くんもやる!」っと颯くん登場
・・・ゲッ

と思いつつも
「危ないから ダメだよ」の言葉を飲みこみ
「やってみるか!」
片手に人参を持ち ピーラーを滑らせる 颯くん
ピーラーの行く先には 颯くんの手
「お~ 上手じゃん!
でも 颯くん ほら 見て~
ここに付いてるの 触ると痛いんだよ
ぶつかると 血 でちゃって お医者さん行かなきゃいけなくなるんだ
触ってみる?」
「やだ・・」
「だから
こうやって こっちの手(人参を持つ手)は
これ(ピーラーの刃)より 上になきゃダメなんだよ~」
少し手助けをしながら ピーラーでの皮むきをした颯くん
翌日 きゅうりを切っていたママのもとへ
再び 颯くん登場

「これ(ピーラー)する!」
「・・・・・うん
じゃ お願い」
渋々・・きゅうりを渡し
「昨日 やったもんね
こっちの手は(持つ手)は
こっち(ピーラー)より上だったよね」
と声がけすると
あらまぁ~~ 上手に剥くこと
結局 すべてのきゅうりの皮をむいてくれました

(全く 皮を剥く必要はなかったんだけどね
おかげで 皮なしきゅうりを食べることになったんだけど・・・
それは それで 美味しかったよ

)
「これ 颯くんがやったんだよ

」
颯くんは自慢気にパパに報告してました
痛い目に合うことはなかったけど
結構、親が「できない 危ない」って思ってやらせないことでも
少し手助けしてあげれば
「できる」ことがあること
そして 体験してみて
「自分でできた!」という感覚を味わうと
すごくイイ表情をすること
がわかったよ
『“痛み”がわかること』 『自分に自信をもつこと』
日常の小さなことから
伝えていくこと できるんだね
そういえば・・・・・
パパと色々話した時
ママが一つだけ パパに教えてあげることができる作戦があったんだ
ということで
次回 番外編(笑)は 『ママ作戦』 のお話です。
つづく