酒井法子さん、離婚成立 ２年後復帰か…元所属事務所・相澤副社長否定せず

　昨年１１月、覚せい剤取締法違反（使用、所持）の罪で有罪判決を受けた元女優・酒井法子さん（３９）が、夫の高相祐一さん（４２）と今月上旬に離婚したことを３０日、前所属事務所のサンミュージックが明らかにした。同社の相澤正久副社長は「よかった、よく頑張った」と上機嫌。芸能界復帰についても完全否定せず、執行猶予が明ける２年後の復帰に含みを持たせた。

　関係者によると、離婚届は今月上旬、酒井さんの代理人が提出。酒井さんが長男（１１）の親権を持つ。戸籍はすでに「高相」から旧姓の「酒井」に変更した。

　離婚協議は昨年１２月、高相さんの有罪が確定してすぐ始まったが、高相さん側が離婚を拒否して難航。今年３月、写真週刊誌で高相さんの「シャブ購入現場」と題された写真が報じられてからは、高相さんが音信不通になり、酒井さん側はやむなく５月に離婚調停を起こした。今月中に第２回の調停が行われる予定だったが、高相さん側が態度を変え、今月に入ってすぐに協議離婚が成立した。協議開始から約８か月かかったが、２人は高相さんが逮捕された８月３日以降、一度も顔を合わすことなく離婚した。

　酒井さんは今春、東京・青山の高級マンションから都内のマンションに引っ越し、長男と２人で生活。青山のマンションは約１か月前に売却した。離婚が明かされたこの日、酒井さんのマンションには報道陣が詰めかけたが、関係者によると、長男が夏休みに入った数日前から継母（６２）と３人でマンションを離れているという。

　酒井さんは今年１月に介護を学ぶため群馬・創造学園大学に入学。まだ一度しか登校していないが、自宅のパソコンでインターネット授業を受け、勉強を続けている。今後、執行猶予期間中は長男の子育てと勉強に専念するようだ。

　気になるのは執行猶予明けの芸能界復帰だ。前所属事務所の相澤副社長はこの日、報道陣の取材に「早く成立してほしいと思ってたのでよかった。人生の大きなステップ。よく頑張った」と揺るがなかった離婚の決意を笑顔でたたえた。事件後も引退を明言しなかった相澤副社長は、この日も復帰を完全否定せず、「我々は契約解除してますから…」と言葉を濁しつつも「向こうにも（事務所を）選ぶ権利があるし」と、酒井のバックアップにやる気十分のような口ぶりだった。

　◆建設会社会長は否定　〇…酒井さんをサポートする都内の建設会社会長（７２）は、芸能界復帰に「それはない。（復帰する意志を）聞いたことがない」と否定した。今後の生活についても「前みたいな生活をしてるわけじゃない。母親（継母）と３人で質素な生活をしてるんだから（収入がなくても）大丈夫じゃないのか」と話した。

　

引用元：Yahoo!JAPANニュース