俳優の水嶋ヒロ(26)が、所属していた芸能プロダクション「研音」を20日付で退社していたことが21日、分かった。「表に出るよりも執筆活動をしたい」と申し入れ、了承された。今後は小説の執筆などに取り組む予定で、このまま芸能界を引退するとみられる。同じ事務所に所属し、2009年2月に結婚したシンガー・ソングライターの絢香(22)は引き続き契約している。
人気イケメン俳優が芸能界を去る。水嶋は所属していた芸能プロダクション「研音」に契約解除を申し入れ、このほど合意に至った。退社の理由は小説家転身。「表に出るよりも執筆活動をしたい」と説明したという。
水嶋は2006年に「仮面ライダーカブト」に主演し一躍、脚光を浴びた。人気絶頂の09年2月に同じ事務所に所属していた絢香と交際約半年で入籍。4月に会見し、結婚していたことを発表した。電撃婚に驚いたのはファンだけではなかった。関係者によると、夫妻は入籍したことを所属事務所に事後報告したという。
絢香は結婚会見で07年からバセドー病を患っていることも告白した。完治まで無期限で音楽活動を休養すると発表。水嶋は「それ(病気)を含め守ってやりたい。だから結婚の早い決断をしました」とスピード婚に至った理由を説明した。
水嶋はその後、徐々に表舞台から姿を消していった。親しい知人には今年に入って、作家転身を相談していたという。現在公開中の主演映画「BECK」のプロモーション活動には参加したが、撮影は昨夏に終えており、今年は俳優業から遠ざかっていた。CMも次々と終了。「BECK」関連以外はほとんど仕事をしていない状態だった。
公式ホームページなどは21日までにすべて閉鎖された。主演映画が公開中に所属事務所を去るのは極めて異例。俳優としての情熱は薄れているといい、このまま芸能界を引退するとみられる。休養中の絢香は現在も引き続き、同事務所に所属しているという。
◆電撃引退 人気絶頂の芸能人が結婚や病気、逮捕以外で引退するのは珍しい。1996年5月にSMAPメンバーだった森且行がオートレーサーに転身したほか、99年4月にモーニング娘。福田明日香が学業専念のため引退。最近では桜井幸子や宝生舞がホームページで突然引退発表。サッカー界では中田英寿が06年ドイツW杯終了後引退した。
引用元:Yahoo!JAPANニュース