8月15日(土)
PIN#がわからないまま就寝し、7時半に起床。 シャワーを済ませ、朝食ビュッフェへ。 朝食からホテルで食べられるなんて、それだけで何だかリッチな気分♪
ユースホステルでも朝食付というところはあるが、やはり並んでいるものが違う・・・ 貧乏旅行をしているときは、そこでこそこそ昼食用のサンドイッチを作っていたものだった。(笑) ここにはちゃんとウェイトレスさんがいて、紅茶やコーヒーを入れに来てくれる。 フルーツとヨーグルトを食べて、のんびりと紅茶を楽しむ。 嗚呼、幸せ・・・
9時半にチェックアウトして、Lamcy Plazaというモールを目指す。 昨晩タクシーを降りたところから歩いてホテルまで来る途中にモスクがあったので、モスクの写真を一枚。
リヤドにもそこらじゅうにモスクがあるのだが、街中で自由に写真を撮ったりできないのが残念でならない。 モスクの近くの小さなお店で水を買い、Lamcy Plazaへ行くのにどこでバスに乗ったらいいのかを聞く。 お店の人はとても親切だったのだが、だいたいの場所しか知らない様子。 また聞けばいいやと思い、言われた方向に歩いていく。 やはりよくわからないので、道ですれ違ったおじさんに聞き、少し戻って広い道を渡るも、またわからず、日陰に座っていたお兄さんに聞く。 午前中とはいえ、8月半ばのドバイは暑い… よくわからないドバイの街中をフラフラ。
バブルがはじけたとはいえ、リッチなイメージが尽きないドバイ… だったのだが、目の前に広がっていたのは労働者の町だった。 至る所に工事用車両が停まっており、そのまわりには真っ黒に日焼けした人々が汗を流している。
"Win Your Dream"
一休み
ビルの下に小さく見えるのは・・・
仕事を待っているおじさんたち
お金をかけるアラブ人、そこでお金を落としていく欧米人、しかし、そんなドバイの街を作っているのはこの暑さにも負けず働いている人々。 この激しいギャップ…ここに世界の縮図を見たような気がした。 サウジには観光ビザというものが存在しないので、ドバイとは少し状況が違うのだが、一番上にサウジ人、その下には中間管理職として欧米人や日本人、エジプト人、そして、その下に主にアジア圏から来た出稼ぎ労働者という構図はここにも存在する。 インド人、バングラディッシュ人、フィリピン人が多いここリヤド、このコンパウンドで働いている人の多くもインドから出稼ぎに来ている人たちだ。 この間このコンパウンドの運転手さんと少し話をした。 8歳と11歳の娘がいるインド人の運転手さん。 国に帰れるのは2年に1度、朝起きて、仕事に行って、仕事から戻って、寝る… 毎日がこの繰り返し・・・ と。 サウジアラビアは特に厳しいので、「じゃ、ドバイで働いたら、もっと自由があっていいんじゃないですか。」と聞くと、「いやいや、リヤドのほうがいいよ。 ドバイにいたら、バーに行ったりして、せっかく稼いだお金もどこかに消えていってしまうから。」と。 生きていくにはお金が必要だ。 しかし、奥さんとも娘ともずっと離れ離れで、毎日起きて仕事に行って寝るだけの繰り返し… インドで同じ仕事をしていたら、生活がままならないのだろう。 ここにいれば、同じことをしていても、何十倍ものお金が自分のところに入ってくる。 それでも・・・ と、思ってしまう。 将来何になりたいかという質問に「お金持ちになりたい」と答えた多くの中国人学生、仕事を求めて、お金を求めて多くの労働人口が海外に流出しているモルドバ、そして、サウジやドバイに来ている出稼ぎ労働者たち… 決して裕福な家に生まれたわけではないが、毎日普通の生活ができ、留学したりもできる自分。 たまたま日本という国に生まれたからだ。 日本にいるときは、そんなことを考えたこともなかったが、それだけでも十分に恵まれている自分に初めて気がついた。 それでも、「お金」っていったいなんなんだろう・・・ と思ってしまう。 国が経済的に豊かになっても、国民全員が幸せになれるわけでもなく、人を殺す者もいれば、ストレスで自殺をする者もいる。 悲しいかな、それが現実である。 平等に幸を共有できる世の中を作ろうとすれば、働かず幸を得ようとする者が現れ、競争社会を作れば、他人を蹴落とし際限なく幸を求めようとする者が現れる。 もしこの世の中に「金」が存在していなければ… もしそれ以外で幸を量れるものが存在していたとしたら… この世の中はいったいどんな形になっていたのだろうと思う。
PIN#がわからないまま就寝し、7時半に起床。 シャワーを済ませ、朝食ビュッフェへ。 朝食からホテルで食べられるなんて、それだけで何だかリッチな気分♪
ユースホステルでも朝食付というところはあるが、やはり並んでいるものが違う・・・ 貧乏旅行をしているときは、そこでこそこそ昼食用のサンドイッチを作っていたものだった。(笑) ここにはちゃんとウェイトレスさんがいて、紅茶やコーヒーを入れに来てくれる。 フルーツとヨーグルトを食べて、のんびりと紅茶を楽しむ。 嗚呼、幸せ・・・
9時半にチェックアウトして、Lamcy Plazaというモールを目指す。 昨晩タクシーを降りたところから歩いてホテルまで来る途中にモスクがあったので、モスクの写真を一枚。
リヤドにもそこらじゅうにモスクがあるのだが、街中で自由に写真を撮ったりできないのが残念でならない。 モスクの近くの小さなお店で水を買い、Lamcy Plazaへ行くのにどこでバスに乗ったらいいのかを聞く。 お店の人はとても親切だったのだが、だいたいの場所しか知らない様子。 また聞けばいいやと思い、言われた方向に歩いていく。 やはりよくわからないので、道ですれ違ったおじさんに聞き、少し戻って広い道を渡るも、またわからず、日陰に座っていたお兄さんに聞く。 午前中とはいえ、8月半ばのドバイは暑い… よくわからないドバイの街中をフラフラ。
バブルがはじけたとはいえ、リッチなイメージが尽きないドバイ… だったのだが、目の前に広がっていたのは労働者の町だった。 至る所に工事用車両が停まっており、そのまわりには真っ黒に日焼けした人々が汗を流している。
"Win Your Dream"
一休み
ビルの下に小さく見えるのは・・・
仕事を待っているおじさんたち
お金をかけるアラブ人、そこでお金を落としていく欧米人、しかし、そんなドバイの街を作っているのはこの暑さにも負けず働いている人々。 この激しいギャップ…ここに世界の縮図を見たような気がした。 サウジには観光ビザというものが存在しないので、ドバイとは少し状況が違うのだが、一番上にサウジ人、その下には中間管理職として欧米人や日本人、エジプト人、そして、その下に主にアジア圏から来た出稼ぎ労働者という構図はここにも存在する。 インド人、バングラディッシュ人、フィリピン人が多いここリヤド、このコンパウンドで働いている人の多くもインドから出稼ぎに来ている人たちだ。 この間このコンパウンドの運転手さんと少し話をした。 8歳と11歳の娘がいるインド人の運転手さん。 国に帰れるのは2年に1度、朝起きて、仕事に行って、仕事から戻って、寝る… 毎日がこの繰り返し・・・ と。 サウジアラビアは特に厳しいので、「じゃ、ドバイで働いたら、もっと自由があっていいんじゃないですか。」と聞くと、「いやいや、リヤドのほうがいいよ。 ドバイにいたら、バーに行ったりして、せっかく稼いだお金もどこかに消えていってしまうから。」と。 生きていくにはお金が必要だ。 しかし、奥さんとも娘ともずっと離れ離れで、毎日起きて仕事に行って寝るだけの繰り返し… インドで同じ仕事をしていたら、生活がままならないのだろう。 ここにいれば、同じことをしていても、何十倍ものお金が自分のところに入ってくる。 それでも・・・ と、思ってしまう。 将来何になりたいかという質問に「お金持ちになりたい」と答えた多くの中国人学生、仕事を求めて、お金を求めて多くの労働人口が海外に流出しているモルドバ、そして、サウジやドバイに来ている出稼ぎ労働者たち… 決して裕福な家に生まれたわけではないが、毎日普通の生活ができ、留学したりもできる自分。 たまたま日本という国に生まれたからだ。 日本にいるときは、そんなことを考えたこともなかったが、それだけでも十分に恵まれている自分に初めて気がついた。 それでも、「お金」っていったいなんなんだろう・・・ と思ってしまう。 国が経済的に豊かになっても、国民全員が幸せになれるわけでもなく、人を殺す者もいれば、ストレスで自殺をする者もいる。 悲しいかな、それが現実である。 平等に幸を共有できる世の中を作ろうとすれば、働かず幸を得ようとする者が現れ、競争社会を作れば、他人を蹴落とし際限なく幸を求めようとする者が現れる。 もしこの世の中に「金」が存在していなければ… もしそれ以外で幸を量れるものが存在していたとしたら… この世の中はいったいどんな形になっていたのだろうと思う。