[11984] 002:色 芳井 奏 2005年04月11日 (月) 08時41分
色褪せた畳の上に伸びる影 色眼鏡には何も映さず
細かい色の描写が分からないのでしょうか。
ちょっぴり哀しいお歌。
[11994] 043馬 津山 類 2005年04月11日 (月) 13時04分
シャガールの馬が頬ずる『POUR VAVA』所詮表皮の中の信頼
下の句の投げ放ったような、諦めたような表現にひかれました。
[12021] 071:次元 武田ますみ 2005年04月11日 (月) 16時04分
七次元あたりで出会えたらいいね『信綱全歌集』読みながら
前半はとても観念的なのですが、後半に『信綱全歌集』が
登場してハッとさせられます。
このあたりが、作者の意志なのでしょうね。
[12030] 080:書 武田ますみ 2005年04月11日 (月) 16時12分
会いに行く人もいないまま散る桜 たぶん書物は私の敵だ
本を読んでいたがために、桜が散ってしまったのでしょうか。
とにかく、結句にひかれました。
[12044] 046:泥 津山 類 2005年04月11日 (月) 20時29分
青味泥小さき泡ポコ起こるたび同心円のさざなみがくる
とても小さなことを歌っているのですが、その観察眼が
見事だと思いました。
[12051] 037:汗 仁村瑞紀 2005年04月11日 (月) 21時27分
汗のほか嘘や噂のしみこんだシャツを洗おう 音立てて じゃぶ
じゃぶがいいですね。
スペースの空け方もきいていると思いました。
[12060] 016:たそがれ みにごん 2005年04月11日 (月) 22時33分
泣くもんか腫れた瞼に焼き付ける尾崎豊が見たたそがれを
焼き付けて強く生きていってください。
彼の分まで・・・
[12075] 012:メガホン 長谷川と茂古 2005年04月12日 (火) 08時44分
いやあもう、そんな、あらあらさうですか メガホン級の返杯続く
あるあるあるある!!
返杯の嵐を「メガホン級」としたところが工夫ですね。
[12080] 068:四 今泉洋子 2005年04月12日 (火) 10時39分
たましひの重さだらうか人の死後軽くなるといふ四十グラムが
私もたましいの重さだと思います。
[12092] 025:泳 陽奈 2005年04月12日 (火) 12時21分
つまづいて空を泳ぎし一瞬にまさかの老いが脳裏にかすむ
「まさかの老い」にひかれました。
ほんと、まさか・・・ですよね。
[12104] 041:迷 織田香寿子 2005年04月12日 (火) 13時16分
迷わずに往復切符のボタン押す帰るべき意志習性と思う
あたり前に行っていることを、分析したおもしろい歌だと
思いました。
[12115] 046:泥 織田香寿子 2005年04月12日 (火) 13時59分
長生きを言祝ぎされし姑と生く日々立ち止まる春泥をゆく
いつまでもお元気で。
春泥につまずかないように、ゆっくりと歩んでくださいね。
[12140] 030:橋 五十嵐きよみ 2005年04月12日 (火) 20時07分
(3)所詮はどれも盗作だから
来世紀、桟橋と化す運命の高架ホームに快速を待つ
来世紀はすべてが海になってしまうのでしょうか。
[12142] 032:乾電池 五十嵐きよみ 2005年04月12日 (火) 20時07分
こんなにも完成されたさみしさで並ぶ双子の乾電池たち
完璧な形を「完成されたさみしさ」としたのでしょうか。
[12149] 034:背中 暮夜宴 2005年04月12日 (火) 20時46分
少年の華奢な背中に貼りついた8月の嘘とんがったまま
とんがったままの嘘は哀しいですね。
[12157] 032:乾電池 みあ 2005年04月12日 (火) 22時40分
わたくしの終わりのときはその指でそっとはずしてこの乾電池
なんて言ったらいいのでしょうか。
この柔らかい感性に、感服です。
色褪せた畳の上に伸びる影 色眼鏡には何も映さず
細かい色の描写が分からないのでしょうか。
ちょっぴり哀しいお歌。
[11994] 043馬 津山 類 2005年04月11日 (月) 13時04分
シャガールの馬が頬ずる『POUR VAVA』所詮表皮の中の信頼
下の句の投げ放ったような、諦めたような表現にひかれました。
[12021] 071:次元 武田ますみ 2005年04月11日 (月) 16時04分
七次元あたりで出会えたらいいね『信綱全歌集』読みながら
前半はとても観念的なのですが、後半に『信綱全歌集』が
登場してハッとさせられます。
このあたりが、作者の意志なのでしょうね。
[12030] 080:書 武田ますみ 2005年04月11日 (月) 16時12分
会いに行く人もいないまま散る桜 たぶん書物は私の敵だ
本を読んでいたがために、桜が散ってしまったのでしょうか。
とにかく、結句にひかれました。
[12044] 046:泥 津山 類 2005年04月11日 (月) 20時29分
青味泥小さき泡ポコ起こるたび同心円のさざなみがくる
とても小さなことを歌っているのですが、その観察眼が
見事だと思いました。
[12051] 037:汗 仁村瑞紀 2005年04月11日 (月) 21時27分
汗のほか嘘や噂のしみこんだシャツを洗おう 音立てて じゃぶ
じゃぶがいいですね。
スペースの空け方もきいていると思いました。
[12060] 016:たそがれ みにごん 2005年04月11日 (月) 22時33分
泣くもんか腫れた瞼に焼き付ける尾崎豊が見たたそがれを
焼き付けて強く生きていってください。
彼の分まで・・・
[12075] 012:メガホン 長谷川と茂古 2005年04月12日 (火) 08時44分
いやあもう、そんな、あらあらさうですか メガホン級の返杯続く
あるあるあるある!!
返杯の嵐を「メガホン級」としたところが工夫ですね。
[12080] 068:四 今泉洋子 2005年04月12日 (火) 10時39分
たましひの重さだらうか人の死後軽くなるといふ四十グラムが
私もたましいの重さだと思います。
[12092] 025:泳 陽奈 2005年04月12日 (火) 12時21分
つまづいて空を泳ぎし一瞬にまさかの老いが脳裏にかすむ
「まさかの老い」にひかれました。
ほんと、まさか・・・ですよね。
[12104] 041:迷 織田香寿子 2005年04月12日 (火) 13時16分
迷わずに往復切符のボタン押す帰るべき意志習性と思う
あたり前に行っていることを、分析したおもしろい歌だと
思いました。
[12115] 046:泥 織田香寿子 2005年04月12日 (火) 13時59分
長生きを言祝ぎされし姑と生く日々立ち止まる春泥をゆく
いつまでもお元気で。
春泥につまずかないように、ゆっくりと歩んでくださいね。
[12140] 030:橋 五十嵐きよみ 2005年04月12日 (火) 20時07分
(3)所詮はどれも盗作だから
来世紀、桟橋と化す運命の高架ホームに快速を待つ
来世紀はすべてが海になってしまうのでしょうか。
[12142] 032:乾電池 五十嵐きよみ 2005年04月12日 (火) 20時07分
こんなにも完成されたさみしさで並ぶ双子の乾電池たち
完璧な形を「完成されたさみしさ」としたのでしょうか。
[12149] 034:背中 暮夜宴 2005年04月12日 (火) 20時46分
少年の華奢な背中に貼りついた8月の嘘とんがったまま
とんがったままの嘘は哀しいですね。
[12157] 032:乾電池 みあ 2005年04月12日 (火) 22時40分
わたくしの終わりのときはその指でそっとはずしてこの乾電池
なんて言ったらいいのでしょうか。
この柔らかい感性に、感服です。