まさとん。のダイビング&ツーキニング

ダイビングやスポーツバイク、野球、本、映画、ゆるいエロネタなど
で固めた(?)アラフィフのひとりごと。

納棺夫日記

2009-04-20 | 
ごぞんじ映画「おくりびと」のタネ本となったのがこの「納棺夫日記」 。



は3月に見た のですが、ほかに読みたい本があったので

ついつい1カ月たっちゃいました


本は3章+あとがき集という一見変わった構成です。

それは1993年に地方で出版された単行本を文庫化するにあたって加筆したからです。

映画で取り上げられたエピソードは1章と2章に記されていて、

見たものとしては興味深く読むことができました。


著者は納棺の仕事を通じて氏と向き合っているうちに、仏教に傾倒していきます。


それを表したのが3章です。

ここは仏教に造けいのある人か、

少なくとも興味のある人でないと、

ちょっとシンドイかもしれません。


案の定ジブンもここは読み飛ばしちゃいました


でも真剣に この本を読んだ方のレビューでは、

この部分の評価がとても高いのです。

著者のワールドこそはこの部分にあるのかもしれません。


このblogを書くにあたって、得意のWikipediaで「おくりびと」を検索してみました。

その中に、このような記述があったことに

今さらながら驚かせられました。

本木雅弘が、1996年に青木新門・著『納棺夫日記』を読んで感銘を受け、青木新門宅を自ら訪れ、映画化の許可を得た。

舞台・ロケ地が富山ではなく、山形になっていた事や物語の結末の相違、また本人の宗教観などが反映されていないことなどから当初は映画化を拒否される。

本木はその後、何度も青木宅を訪れたが、映画化は許されなかった

「やるなら、全く別の作品としてやってほしい」との青木の意向を受け、『おくりびと』というタイトルで、『納棺夫日記』とは全く別の作品として映画化。


まぁWikipediaですから、どこまで本当かについては少し割り引いて考える必要がありますが。




ひとつだけ言えることは、

「おくりびと」はこの青木新門氏著の本に

インスパイアされて製作されたものではあるが、

基本的には全く別のものである


ということです。




同じものとして見ることは

著者に対して非礼にあたるようですので。





ただ、モックンが映画化に至るまでに、

かなりの努力をしたことははっきりしています。



それは、糸井重里や中沢純一との対談を読むとよくわかります。

12回もの長い対談ですが、映画に興味のある方はこの本ではなく、こちらの対談を読むことをおすすめしますね。



これを読むと「モックンえらい!」って言いたくなります。






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2 コメント

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そうですね。 (まさとん。)
2009-05-31 12:15:54
コメントありがというございます。

映画と本とは別のものと思って観るほうが原作者の方のためには良いようですね。

映画化よりも前に本は話題になっていたそうですし。

ジブンもblogを書くために調べていて知ったことです。

blog書くって勉強になるなぁと思いました。
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Unknown (葬儀マナー磨き中)
2009-05-31 08:04:16
初めまして、ブログ拝見いたしました。
よくは知らないのですが、筆者の方が映画化には反対なさったようですよね。
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