水貝のさくりと清くまず一献 梅沢富美男
今回は2023年の炎帝戦、今までの出場者から選ばれた15名が参戦
俳句というのは、一回一回が勝負で、ベテランも新人も同じ土俵で勝負する
プレバトには階級があるが、一般にはそのようなものは存在しない
ただ、句歴というのは重い、それだけ経験しているから
唯一、その経験だけで戦うのだ
その経験ということでは、梅沢名人の一位は順当かもしれない
ただし、吉本三人組が、この結果に不満のようだった
それは、お題の「行きつけのお店」が感じられないということだった
確かに、藤本敏史も村上健志も千原ジュニアは真面目に取り組んでいて
「行きつけのお店」感が、感じられる句を作っている
プレバト俳句は、当然だがお題をみんな大事にするし、
真面目に取り組んでいる
夏井先生はそこのところを、丁寧に説明した方がいいだろう
題:行きつけのお店
◆本戦出場者の結果
1位 梅沢富美男 水貝のさくりと清くまず一献
2位 中田喜子 呼び鈴のはんなり抜けて湯びき鱧
3位 かたせ梨乃 鱧の皮あの娘再婚したらしい
4位 横尾渉 古都眩し夜は酒場の氷店
5位 伊集院光 土用鰻大将すまん小ジョッキ
6位 藤本敏史 土地区画整理末伏のタッカンマリ
添削 地上げの噂末伏のタッカンマリ
7位 村上健志 じゃあそれとガツ刺し夕涼の酒場
添削1 じゃあそれとガツ刺し夕涼の屋台
添削2 じゃあそれとガツ刺し夕涼の中洲』
8位 千原ジュニア 焼酎やけふは店主に辞儀深う
9位 立川志らく 西日溜める店影だけが呑んでる
添削 西日の店いつも影だけが呑んでる』
10位 春風亭昇吉 キープボトル墓碑銘となる夏のBAR
添削 晩夏なるBAR墓碑銘となるボトル
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11位 森口瑤子 命日を集う紫陽花のレストラン
12位 千賀健永(Kis-My-Ft2) 鰻待つ今日は台本家に置き
13位 森迫永依 風青しカンロ杓子の三拍子
14位 星野真里 混濁のスープ青山椒の蒼
15位 嶋佐和也(ニューヨーク) 夏惜しむキープボトルを一人呑む