Mak_Sagami の≪デジカメ閑話≫

デジタルカメラとその周辺に関する“たわごと”

デジカメ閑話 35 ≪PhotoFiltre/“月夜の富士”≫

2006年01月28日 | Digital Camera
世の中「偽装」が流行っていますが、これは「偽装写真」です。
   
この写真は、全てPhotoFiltreで加工しました。
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デジカメ閑話 34 ≪PhotoFiltre/歪・変形の修正≫

2006年01月24日 | Digital Camera
4角形のものを近くから写すと、全体が樽型に歪む場合があります。
デジタルカメラのズームレンズの広角側は特にこの傾向が強いと言われています。


左の写真は、直線であるべき額縁が丸みを帯び、「樽型」になっています。
PhotoFiltreには、「樽型」歪や、これとは逆の「糸巻型」歪を補正するプラグイン機能(Fisheye correction)があります。
右の写真は、この機能を使って樽型歪を修正したものです。(更に、後述する台形補正を若干加えています) 
これによって、額縁が直線になりました。
Fisheye correctionは、PhotoFiltreの大変優れた機能の一つだと思います。


歪とは違いますが、遠近法的な問題で、高い建物を下から写した場合や、被写体を横から写した場合は、カメラに近い部分は大きく、遠い部分は小さく写ります。
PhotoFiltreには、遠近法による「変形」を修正する機能があります。

原画は額に入った絵を少し横から写したものです。従って当然ながら、横型の台形になっています。(ここでは、樽型歪は無視します)
中央の写真は、これをPhotoFiltreの「フィルタ/変形/台形/遠近法」で修正したものです。
一見、うまく修正されているように見えますが、良く見ると、額縁と絵の間隔が左右で異なります。
この原因は、PhotoFiltreの遠近法修正機能が、指定した方向の倍率を修正するだけで、他方の倍率は変えていないためと考えられます。
これに対し、右の写真は、Photoshop Elements 3.0の「イメージ/変形/遠近法」を使って修正したものです。額縁と絵の端との間隔は左右同じです。
Photoshop E.の場合は、縦の倍率だけでなく、横の倍率も比例的に変化させているものと思います。また、この写真でも使っているのですが、写真を自由に変形させる機能があるため、微妙な修整が可能です。

遠近法による変形の修正には、今の所、PhotoFiltreはあまり適していないと言わざるを得ません。 

≪23時15分 追記・訂正≫
PhotoFiltreの「編集/変形/ゆがみ」を使うと、ちょっと面倒ですがPhotoshop E.と同様の修整が出来ることが分りました。


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デジカメ閑話 33 ≪PhotoFiltre/合成写真≫

2006年01月19日 | Digital Camera
デジカメ写真は簡単に合成写真が作れます。

合成写真を作る場合、レイヤー機能のある画像処理ソフトを使うのが一般的ですが、レイヤー機能の無いPhotoFiltreでも、写真のような合成が可能です。



1番上の写真は下の2枚の写真を合成したものです。
3番目の写真の空の部分を透明化し、左右反転したものと、透明化した後、左へ約20度回転したものを作り、それらを2番目の写真の上に重ねています。
この作業は、PhotoFiltreがマルチウインドウであるため、ある画面のコピーを別の画面に重ねることが出来、重ね合わせを確定するまでは、重ねる画像の位置を自由に動かせることによって実現しています。
ここでは使っていませんが、重ねる画像の不透明度も自由に変えられます。

これによって、花数が少なくて寂しかった写真が華やかになりました。
(写真としてどちらが良いかは別の問題です)
ただ、デジカメ写真は、写真としては信用できないものであることを示す1例です。


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デジカメ閑話 32 ≪PhotoFiltre/色調修整≫

2006年01月17日 | Digital Camera
デジカメ写真の修整で、明暗の修整に次いで多いのは色調の修整です。

デジカメは、その場の光の状況に合わせてホワイトバランスを設定する必要があります。
普通は、晴天の戸外、晴天の戸外の日陰、曇天、室内、白熱灯の下、蛍光灯の下などと、AUTO(自動)から選択するようになっています。AUTOのままにしている場合が多いと思いますが、AUTOは万能ではありません。また、うっかり前の設定のままで撮影してしまうこともあります。
レストランなどでは、複数の光源を使った、いわゆるカクテル光線がよく使われます。この場合、ホワイトバランスをどの光源に合わせたら良いか分からないこともありますし、AUTOではなかなか良い結果を得られない場合があります。
結果的に、写真が全体的に赤っぽくなったり、青白くなったりしてしまうことをよく経験します。

このような場合は、画像処理ソフトである程度色調を修整するが出来ます。
上の写真はPhotoFiltreで修整した例ですが、この程度であれば、自動レベル補正ボタンや、自動コントラスト補正ボタンなどを操作することで容易に修整することが出来ます。
また、プラグインのホワイトバランス(修整)機能を活かすことも可能です。

なお、その場所の光で白い紙を撮影し、正確な色調で撮影することができるカメラも多いのですが、折角の機能が活かされていない例をよく見かけます。
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デジカメ閑話 31 ≪PhotoFiltre/明暗修整≫

2006年01月15日 | Digital Camera
デジカメ写真の修整で最も基本的なものは、写真の明るさの修整です。

明るすぎて「白飛び」している写真の修整は一般的に困難ですが、暗い写真を明るく修整することは比較的容易です。

残念ながら、PhotoFiltreに付いている、自動レベル補正機能は十分とは言えませんが、レベル、コントラスト、彩度、ガンマ補正などを段階的に行うボタンがありますから、効果を確認しながらこれらのボタンを操作していくことが出来ます。
また、プラグイン機能を使えば、ヒストグラムを見ながら明暗を調整することも可能です。
この写真の例では、左の暗い写真を右のように修整することは大変容易でした。
Photoshop Elements などでも全く「お任せ」で修整具合が満足できる写真はそう多くはありませんから、PhotoFiltre の明暗修整機能が劣るということはありません。
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デジカメ閑話 30 ≪PhotoFiltreの概要≫

2006年01月14日 | Digital Camera
PhotoFiltre はフランス製の画像処理ソフトです。(勿論、日本語化されたものを入手できます)
これはフリーウエアですが、更に機能UPされた PhotoFIltre Studio というシェアウエア(有料)版もあります。(違いの1つはレイヤー機能の有無のようですが、フリーウエア版にも擬似レイヤーとも言える機能があります)

写真で分かるように、作業ウインドウの周りには多数のボタンが配置され、主要な機能が分かり易く、かつ容易に使えるよう考えられています。また、沢山あるフィルターやプラグイン機能の中には遊び心を持った楽しいものが多数あります。
PhotoFiltre がPhotoshopやPhotoshop Elements にある機能を全て持っているわけでないことは勿論ですが、逆にこれらのソフトには無い機能も持っています。

一応動作することを確認した20のプラグインソフトを組み込んだ状態で、ソフトのサイズは約15MBです。起動時間は私のパソコンで約2秒ですから、ほぼ“瞬時”と言えます。
これに対し、Photoshop 7.0のサイズは137MB、起動時間は約7秒、Photoshop Elements 3.0のサイズは382MB、起動時間は約24秒でした。
Photoshop Elementsの起動には本当にイライラされますから、私はこの点だけでもPhotoFiltreを使う価値があると思っています。

PhotoFiltreのソフトと日本語化の方法などに関する情報は、下記のサイトから入手できます。
http://moment.websozai.jp/kakou/photofilter/patch.html
また、プラグインソフトを全て入手する場合は、下記のPhotofiltre の公式サイトに行く必要があります。
http://www.photofiltre.com/
実際のインストールは少々面倒かも知れません。(もっと容易にインストールする方法は別途とします)

次回からPhotoFiltre の機能について紹介していきます。
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デジカメ閑話 29 ≪フリーの画像処理ソフト≫

2006年01月12日 | Digital Camera
暫く≪デジカメ閑話≫の更新を怠っていましたが再開します。

高機能画像処理ソフトの定番といえばPhotoshopやPhotoshop Elements、或いはPaintoshopなどが代表的ですが、これらは高価です。
フリーウエアのソフトにも、JTrimなどかなり高機能なものは存在しますが、やはり機能的には物足りなさを感じていました。
所が、最近、あるグループでご一緒しているY.Sさんから、非常に高機能なフリーウエアの画像処理ソフトの存在を教えていただきました。
これらについては私自身がまだ勉強中ですが、大変価値のあるソフトであるとの確信を持ちましたので、勉強しながら紹介していくことにしました。少々の間違いや見落としは暫くご容赦願います。

1.PhotoFilter
「PhotoFiltre」はフランス生まれの画像処理ソフトです。
下の写真はPhotoFiltreの作業画面の1例です。
作業ウインドーの周りに配置された多くのツールは直感的に分かり易く、機能は豊富です。



2.GIMP 2
「GIMP」(“ギンプ”または“ジンプ”と読みます)は、元々UNIXのソフトとして開発されたものがWindowsに移植されたもののようですが、Photoshopを凌ぐとさえ言われるほどの高機能でありながら、オープンソースのため、現在も世界中で多くの人が開発を進めていると言われているフリーウエアのソフトです。最新のバージョンはver.2.2.10ですが、まだまだ進歩の途中で、一部には不安定な所もあると言われています。
昨年暮の朝日新聞土曜版には、作家・写真家の鐸木能光氏による「GIMPはあまりに高機能なので、初心者には勧めません」というコメントが載っていました。
下の写真は、GIMPの起動中の画面と、起動後の道具箱などの画面です。


GIMP 2をここで取り上げるかどうかについては、今日現在は未定です。

次回以降暫く、PhotoFiltreの機能について、順不動に取り上げていく予定です。

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