Mak_Sagami の≪デジカメ閑話≫

デジタルカメラとその周辺に関する“たわごと”

デジカメ閑話 19 ≪IrfanViewで "ベタ焼き"≫

2005年07月21日 | Digital Camera
 フィルムカメラの時代は、DP店に先ずフィルムを印画紙に密着させてプリントする「ベタ焼き」を依頼し、写真の出来具合を確かめてから良く出来たものだけを普通サイズにプリントすることがよくありました。
 デジカメは撮影直後に写真の出来具合を確かめられますから、DP店に小さなサイズで全ての写真をプリントするように依頼することはなくなったと思います。

 しかし、デジカメ写真をパソコン上で整理するのではなく、プリント写真で保管・整理する場合は、サムネイル状の写真を「ベタ焼き」風にプリントすると便利な場合もあると思います。
 「コンタクトシート」を「ベタ焼き」と訳して良いかどうか分かりませんが、IrfanViewにはこの写真のようなコンタクトシートを作る機能があります。サムネイルのサイズは、50×50から600×600ピクセルまで、14サイズの中から選択することが出来ます。


 
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デジカメ閑話 18 ≪IrfanViewで画像修整≫

2005年07月14日 | Digital Camera
 IrfanViewは画像ビューワソフトですが、かなり多機能なレタッチ(画像修整)ソフトでもあります。
 写真1-1はいわゆる「青被り」の写真、1-2はそれをIrfanViewで修整したもの、写真2-1は「赤被り」の写真、2-2はそれを修整したものです。





 "青被り" は蛍光灯の下で撮った写真に、"赤被り" は白熱灯の下で撮った写真に現れやすい現象です。
 ホワイトバランスの設定がオートになっていれば、多くの場合自然な色調で撮影されますが、蛍光灯には色々なタイプがありますので、感じた色とは違った色調になってしまうことがあります。また、異なる種類の光源から成る凝った照明(カクテル光線)の下では、ホワイトバランスが狂ってしまうことはよくあります。
 このような写真も、「Photoshop」のような画像処理ソフトを使えば、余程ひどい写真でない限り、自然な色調に修整することが出来ます。また多くのカメラに附属してるレタッチソフトを使っても、簡単な修整は可能です。

 IrfanViewによる修整は、Phtoshopにはかないませんが、この程度の色調の修整であれば、十分実用になります。写真3は、写真2-1を修整した際の設定画面です。"カラーバランス(RGB)"、"コントラスト"、"ガンマ補正"、"彩度"をいじってあります。

      
 
 勿論、画像の修整には限界があります。そして、Photoshopなどの専用ソフトの方が性能の点でも、使い易さの点でも優れていることは間違いありません。また、「Photoshop Elements 3」には「自動スマート補正」モードがあり、"お任せ"でほぼ完璧に補正できる写真も結構ありますから、IrfanViewは機能的にこのような専用ソフトに対抗するものではありません。しかし、専用ソフトを持っていない場合には、十分役に立つソフトであると思います。
 また、IrfanViewは非常に軽いソフトですから、起動時間が驚異的に早いのです(私のパソコンで約1秒)。「Photoshop Elements 3」は同じパソコンで起動に約25秒もかかりますから、私は簡単な修整はIrfanViewで済ませる場合も結構あります。
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デジカメ閑話 17 ≪IrffanViewで一括変換≫

2005年07月10日 | Digital Camera
 画像ファイルの名前を一括して変更したいことはよくあります。例えば、沢山撮った写真から不要なものを削除して残りの写真に通し番号を付ける、などです。また、大きなサイズの写真をまとめて縮小したいこともよくあります。全ての写真に同一の画像処理を施すことは稀だと思いますが、全体に青っぽく写った写真を全て同じように修整したい、などの場合がないとは言えません。
 名前の一括変換だけですと、"FileRenamer"のようなフリーウエアのソフトがあります。これもよく出来たソフトですが、IrfanViewを使えば画像ファイルの名称一括変換は勿論、画像サイズの一括変換、一括画像処理を同時に行うことが出来ます。

   
 IrfanViewのメニューバーの"ファイル"から"一括変換 形式/名前"を選択すると、「ファイル形式の一括変換」というウインドウが現れますから、ここで変換する画像を選択します。上の写真は、同じ画面の一部を切り取ったものですが、ここで機能を選択します。細かい設定は、この画面から更に"詳細設定"、"ファイル名変換の設定"ウインドウを開いてそちらで設定します。

   
 左側の写真では画像サイズと保存の条件を指定していますが、画像処理は指定していません。
 右側の写真では名前の付け方を指定しています。ここでは「Warakoro-01から始まる2桁の連番」が付くように指定しています。

 初めは若干分りにくい点もありますが、名前と画像サイズを一括変換できる点は大変便利です。
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デジカメ閑話 16 ≪IrfanView のショートカットキー≫

2005年07月07日 | Digital Camera
 IrfanViewは画像ビューワソフトです。
 ビューワ以外の機能の一例が前回取り上げたスクリーンショットですが、これからはビューワ本来の機能を取り上げます。1回で全てを説明することはできませんから、今回は画像を見るときに便利で、しかも直感的に分かり易いショートカットキーを紹介します。

 IrfanViewの普通の使い方としては、マウスを使ってメニューバーやツールバーからコマンドを指定して、画像の選択・拡大/縮小・回転などを実行します。しかし、他のアプリケーションソフトと同様に、特定のキーを押すことによって直接実行できる機能がいくつかあります。上の図はショートカットキーの内、画像を見るというビューワ本来の機能で、しかも直感的に分かり易いものだけを並べたものです。

 直感的に理解できるものばかりですので、個々の説明は省略しますが、E:「EXIF情報」は他と性格が異なりますので補足します。
 EXIFは「エグジフ」と読み、"Exchangeable Image File Format"の略で、撮影情報を埋め込めるように規格化された画像形式のことです。EXIFには沢山の情報が含まれていますが、撮影日時分秒、シャッター速度、絞り値、ISO感度、ストロボ発光有無、ホワイトバランスなどは大変有用な情報です。これらの情報と写真の状態を見比べておくと、次の撮影のときに参考になります。写真の腕を上げていくためにも、時にはEXIF情報を確認することをオススメします。
 EXIF情報をこれだけ簡単な操作で見られるビューワは他にないと思います。但し、撮影モードをいつも"オート(AUTO)"にしておく人には、あまり意味のない情報かもしれません。

追記:"横回転"、"縦回転"という表現は不適切ですので、下記のように修正します。
   横回転 ⇒ 左右反転
   縦回転 ⇒ 上下反転
コメント (2)
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