Mak_Sagami の≪デジカメ閑話≫

デジタルカメラとその周辺に関する“たわごと”

デジカメ閑話 42 ≪Picasa2 No3≫

2006年06月29日 | Digital Camera
Picasa2の画像編集画面を開くと、画像の左側に、編集機能を選択するボタンやスライダーが並んだ部分があります。
下の写真は、「基本編集」と「調整」のこの部分を並べたものです。



1.基本編集
1)切り抜き
トリミングに使いますが、何故か縦横比のプリセットには4:3はありません。
2)傾き調整
写真の傾きを修正する機能ですが、私が知っている他の画像処理ソフトに比べて、最も使い易くできていると思います。
左の写真は約6度傾いていますが、右の写真のように、画面上に現れた点線の格子線を頼りに、調整スライダーで傾きを簡単に修正することができます。



3)赤目補正
試したことはありません。
4)I'm Feelinng Lucky
「お任せ補正」機能だと思いますが、うまくいったら「Lucky!」という程度です。
5)自動コントラスト調整、自動色調整
試してみる価値はありますが、他のソフトに比べて、特に優れていることはありません。
6)明るさ調整
暗い画像を明るくする機能はかなり優秀です。単なる明るさだけでなく、コントラストを適度に保ちながら明るさが変化します。(ソフトによっては、明るくするとコントラストが不足するものがあります)

2.調整
1)明るさ調整、ハイライト、シャドウ
明るさの調整だけではなく、ハイライトやシャドウを調整することによって、コントラストを強くするもできます。但し、基本編集の明るさ調整も含めて、暗くしたり、コントラストを弱くすることはできません。「白飛び」を救うことはできませんが、全体に明る過ぎる写真を若干暗くする機能がないのは少々残念です。
これらのスライダーの右にある電球(?)のようなアイコンをクリックすると、3つまとめて自動調整されますが、あまり性能が良いとは言えません。
2)色温度
RGBを個別に調整して色調を修整するのは難しいのですが、Picasa2はスライダーできわめて簡単に色の修整ができます。また、他のソフトと同様に、無色点(ニュートラルカラー)を指定して色調を修整する機能もあります。
Picasa2の色調修整機能は実用的で、かつ高性能だと思います。

これらの操作の結果は、全てリアルタイムに画像に反映されます。また、下の「取消」「やり直し」ボタンでその効果を確認しながら作業を進められますので、気楽に試すことができます。こうした点も、「Picasa2は使い易い」と感じる理由です。
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デジカメ閑話 41 ≪Picasa2 No2≫

2006年06月27日 | Digital Camera
Picasa2は前回記した通り、本来は画像管理(画像検索)ソフトです。

新たにカメラから画像をパソコンに取込み、画像処理を行う場合の流れは以下の通りです。

カメラをパソコンにつなぐと、パソコンにPicasa2がインストールされている場合、Picasa2を使って画像を表示する選択肢が示されます。それを選択してOKするとカメラの中にある画像のサムネイルが表示されます。読込が完了したら「終了」をクリックすると指定の場所に写真の入ったフォルダが作られ、中の写真のサムネイルが表示されます。(前回の写真)

その中の1枚をダブルクリックすると、下のような画面になります。
写真の左側にあるボタンやスライダーで、写真の画質を調整したり、効果を付加したりします。


上の写真は、「基本編集」タブを選択した場合ですが、下の写真は「調整」タブと「効果」タブをを選択した場合です。


次回はこれらのボタンやスライダーの機能について取り上げます。

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デジカメ閑話 40 ≪Picasa 2≫

2006年06月26日 | Digital Camera
Picasa2はGoogleが無償で提供している画像管理ソフトです。

Picasa2はパソコンにある全ての画像を探し出してタイムスタンプ順に並べてくれます。写真がパソコンの中に未整理のまま散在しているような場合は非常に便利なソフトだと思います。
と言っても、元のフォルダや中の写真には何ら変更を加えるわけではありませんので、予め写真を整理してある場合でも安心して使うことができます。



私は以前から日付と名前を付けたフォルダで写真を管理していますから、画像管理ソフトにはあまり興味がありません。
Picasaの画像管理機能には確かに面白いものもありそうですが、一般的な整理の仕方とはミスマッチな点もあるような気がします。

それより・・・
Picasa2には簡単な画像処理機能が付いているのですが、この機能を調べてみて、その優秀さに驚きました。
勿論、専用の画像処理ソフトに比べれば出来ないことはたくさんありますが、撮った写真の明るさや色調を修整するとか、トリミングをするという、最も基本的な画像処理が簡単に行えます。しかも、専用ソフトを注意深く駆使して行った画像処理に比べても遜色のない結果が得られます。
更に特殊効果を付加する機能などもあります。

私自身がPicasa2の評価を始めたのは最近ですので、現在進行形で2~3回に分けて紹介したいと思います。
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デジカメ閑話 39 ≪PhotoFiltre まとめ≫

2006年06月18日 | Digital Camera
9回に渡って,フリーソフトPhotoFiltreに関して書いてきましたが、3ヶ月以上も間が空いてしまいました。
最近仲間内の講習会でPhotoFiltreを取り上げるに当たり、かなり細部に至るまでその機能を確認しましたので、ここでまとめを行い、PhotoFiltreについては一旦終りと致します。

○優れている主な点
 ・普通のアマチュアに必要な画像処理機能は一通り備えている。
 ・主要機能の操作が分かり易い。
 ・ソフトが軽く起動が速い(1~3秒)。
 ・正式にインストールすることなく使える(外付けUSBメモリの中でもOK)。
●Photoshop Elementsなどより劣る主な点
 ・自動補正機能は貧弱。
 ・マグネット選択ツールはなく、自動選択ツールは貧弱。従って、切抜はやや面倒である。
 ・画像の貼付は自由にできるので大きな不都合はないが、レイヤー機能はない。
 ・選択範囲のぼかし幅を設定できない。

私は最近は95%くらいの写真はPhotoFiltreで画像処理を行っています。残り5%の大部分はPhotoshop Elements 3.0ですが、トーンカーブに魅力を感じてGIMPを使う場合もあります。

PhotoFiltreはフリーソフトですから、高価な市販ソフトには及ばない点が多々あることはやむを得ませんが、我々普通のアマチュアが日常必要とする機能は十分に備えた、優れた画像処理ソフトであると思います。
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