まじませいさく書!!

大阪であーでもないこーでもないと考えながら金属加工をしております。日々の出来事、作ったものをぼちぼちと綴ります

焼き入れ材の直彫り

2015年11月02日 | 加工事例
SKD11の焼き入れ材の急ぎの加工。

SKD11 HRC60




急ぎであるから焼き入れ材を直接加工するんですが、実際には厳しい公差のものは直接加工したほうが
精度が出しやすかったりします。

特に端面からの公差が0.005㎜なんて入っていると、研磨して穴の中心を測定してなんてやってられないです。

機械の精度を信じてワイヤーでやるほうがはるかに速い。

このワークも角穴部分は+0.005/0㎜の公差があります。

ワイヤーでもさすがにこれくらいになるときついです。

お客様の測定機が自社より精度よく外れていると言われれば、もうお手上げです。

温度でも変わりますしね。

今回は放電をする時間もないため逃がし部分はマシニングで加工。

反対側



これはこれでコストがかかりますね。

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