フランス パリで乳がん治療

フランス生活20年目の節目に乳がんになってしまいました。パリのガンセンター、キュリー研究所で治療を始めます。

手術当日 ①

2017-09-13 16:17:01 | 乳がん
オペ室に入るのが9時半といわれていたので、受付には7時半に着くよう言われました。が、7時半についても受付に一人の人しかおらず、入院手続き担当は8時出勤だと言われる。。8時15分になっても来なくて、4回の病室へ行って待つよう言われました。4階へ上がってもナース誰一人いなくてどこが病室なのかもわからず、掃除の人に聞く。(このときナースさんたちは朝と夜の入れ替えで会議中でした)9時少し前に病室へ入り、金庫などの説明を受け、手術着に着替えてBrancadierという手術室まで案内してくれる人を待つ。その間はドキドキしてたけど、妙に気持ちが晴れ晴れというか、来るなら来いって感じでした。夫とも普通の会話してました。お昼はどこで食べるの~?とか。バンカディエは若い見習いの男の子でうちの息子と年は変わらない19か20ぐらい。照れくさいのかずーっと黙ったままで手術室前室に到着。迷路みたいに入り組んだ病院だから彼無しでは到着は無理でした。前室に着くと麻酔医と看護師さんに名前、どこの手術とかの質問に答え、早速、ベットに横になり、血圧、心電図をはかり、点滴をします。この点滴は何の意味があるのか聞き忘れました。しばらくすると麻酔医が、では麻酔しますと言い、肩の肩甲骨あたりにグーっと押すように注射。なかなか長く感じました。このときめまいがして眼鏡をかけていると酔いそうだったので眼鏡は外しました。このときの時間は9時半ぴったり。隣には高齢のムッシューとマダムがいましたが寝てるようでした。広い前室で3人の患者と5人ほどのスタッフ。スタッフの笑い声をボーっと聞いているうちに、知らぬ間に手術室へ。
手術室へ入ると執刀医の先生とスタッフ、別の麻酔科医があいさつしてくれました。この日予定だった執刀医の先生Bが病欠で急きょ私がすることになりましたと言われた時はビックリ。これで4人目の外科医のS先生。バカンスや病欠でしょうがないかもしれませんが、4人も変わるってちょっと不安でした。後は名前の確認、右胸全摘、左胸温存手術と声に出して確認して、麻酔科医の先生が口にマスクを当てた瞬間から記憶が無くなりました。