安心だ 安全だ

このごろ老人や子供の誘拐・殺傷・強盗など痛ましい世の中。警察も不祥事。どうしたらいいんでしょう?

アメリカ国内でも

2005-07-04 16:41:24 | Weblog
今日の朝日新聞によると、元アメリカ農務省の職員がBSEの感染牛についての疑問を呈しています。
歩行困難などの症状がでた牛についてのみチェックをしていて、今回2頭目の感染牛が見つかったのですね。日本では現在20頭がひっかかっていますが、うち9頭は症状がなかったそうです。アメリカの消費者団体は「最高レベルの安全確認を求める」とか。これはもう全数検査しかありませんね。
膝元で火がつきました。国内の消費者に日本にごり押ししている理屈が通るものでしょうか?
これで大丈夫だ、と言うならどこかの閣僚みたいにステーキを食べて見せますかね?

やり始めたら指数関数的にでるだろう、と先に書きましたが、それが実証されるかも、と思っています。こと安全については帰納的証明は困難だと言うことですね。「アメリカでは汚染された牛はでていないからアメリカの肉は大丈夫」ではなく、「検査をパスした牛の肉だ」でなければ意味がないのです。

昔から品質管理やプロジェクト管理に熱心で、アポロ計画も成功させた国も、農業については結構鷹揚だったのですね。鷹揚と言うよりは無神経というのが当たっているかも?そんな国の言い分を「小原庄助さん」ばりにもっともだ~もっともだ~ ですませようとしている国は、本気で国民を守る気があるのでしょうか?しっかりと税金だけはとっていくけど。