わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

2年 水のかさ ミリリットル デシリットル リットル

2023-05-29 17:20:14 | 日記

先生 今までの学習を振り返る。

    1L6dL ➡ 16dL 

 

    1L=10dL

 

    1Lますの目盛りを読む ➡ 9dL  2dL

 

先生「ヨーグルトドリンクと野菜ジュース

   どちらのかさが多いでしょうか。」

 

     

児童 予想する。

 

先生「この二つを、どうやって比べようか。」

児童「だいたい、1dLくらいだから、1デシリットルますで測る。」

  「1デシリットルます、何杯分かで比べる。」

  「あ、でも、1リットルますでも 比べられよ。」

  「1リットルます、全部入らなくても、入ったところまでの

   目盛りを読めばいい。」

  「そうだね。どちらでも測れると思う。」

先生「では、1リットルます1デシリットルます、両方で測ってみよう。」

   二つの容器に、水を入れる。

 

1リットルます、ヨーグルトドリンクを入れる。➡1dLと少し(目盛りを読む)

 

1リットルますに、野菜ジュースドリンクを入れる。➡1dL(目盛りを読む)

 

児童「野菜ジュースの方が、かさが多い。」

  「ホントに ちょっとの違い。」

先生 黒板に、

   ヨーグルトドリンク 1dLと少し

   野菜ジュース    1dL

   と書く。

 

  「1デシリットルますでも、測ってみよう。」

   ヨーグルトドリンクは、1デシリットルます ちょうど1杯。

   野菜ジュースは、1デシリットルます 1杯と 2杯目に少し。

先生「この『少し』を、言葉じゃなくて、数で言いたいな。

   デシリットルより、小さい単位があります。

   『少し』を表す 新しい単位を 紹介します。」

   黒板に

   ミリリットル mL

   と書く。

  「1mLは、どれくらいかな?

   このスプーン 1杯分です。」

   

 *アロマテラピーで使う、1mL計量スプーンを見せる。

児童「小っちゃい!」

先生「この1mLスプーンで、100杯分が、1dLです。」

 

  

 

先生「小さな小さなスプーンだね。これが、100杯分で、1dLです。

   10mLの入れ物も、見せるね。これが、10杯分で1dLです。」

   

   *アロマテラピーで使う、10mL計量カップを見せる。

児童「これも、小っちゃい!」

先生「これで、『少し』を測ってみるね。」

   10mL計量カップで、1杯と2目盛り。➡12mL

 

    1dL 12mL

 

    1dL 

           

先生「二つのかさを、数で比べられるようになったね。

   ちょっと難しいかもしれないけど、

   1dLは、100mLなので、二つをmLだけで、比べると・・・」

 

   1dL=100mL

 

    112mL

    100mL

児童「お、比べやすいかも。」

  「あれ?この数字とか単位、見たことあるかも。」

  「そうだ!見たことある。」

先生「わ!うれしいなぁ~

   よく気が付いてくれたね。

   実は、みんなが買ったり、飲んだり、身の回りにあるかさを表すとき、

   mLをよく使います。

   mLを探してみよう。」

   *「mL」は筆記体で書いてあるものがある。児童が気が付いて、みんなで

     情報を共有した。

   児童に、いろいろな容器を配る。(10種類くらい)

 

            

  (列ごと、班ごとに一つの容器を配り、一人一人が見る時間を確保する。

   容器をグルグル回し、すべての容器を見る。)

児童 プリントに、「野菜ジュース 100mL」のように、

   探した「mL」を書く。

 

   *このいろいろな容器のmLを探す活動の後、「1L=1000mL」を

    学習する予定です。

    児童の身近にある「mL」の量の感覚を鋭くさせてからの方が

    「1L=1000mL」がスッと頭に入ってくる気がします。

 

   *「mL」は、身近にある単位ですが、「dL」は、ありません。

     いろいろな容器の表記を探して、見ましたが、「dL」は、

     書いてありませんでした。

     容器にはありませんでしたが、自分の健康診断の値のところに、

     「dL」が書いてありました! 脂質検査や腎機能検査の値は、

     ㎎/dLでした。