わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

1年さんすう かたち④

2020-05-10 11:29:27 | 日記

先生「今日は、かたちの学習の最後です。
   色板4枚で、いろいろなかたちを作ってみよう。」

児童 辺と辺が ぴったり重なる形(テトラボロ)14種類を
   クラスで一緒に 作ってみる。

先生「このかたちは、色板4枚でできています。
   プリントと同じように並べてみよう。」
児童 プリントを見ながら、かたちを作る。
   並べ方が分からないときは、児童同士で教えあったり、
   先生が 黒板にヒントを はったりする。


参照 「新版 板書で見る 前単元・前時間の授業のすべて」小学校算数1年 
   筑波大学付属小学校算数部編(東洋館出版社)

先生「このかたちの中で、さんかく二枚のしかくが 入るのは、どれでしょうか。」



児童 しかくが入ると思うかたちに、実際にしかくを 入れに黒板に来る。



児童「あれ?入ったけど…」「どのかたちも、このさんかくを 並べてつくれるんですか。」
先生「そうです。どのかたちも、このさんかくで できています。」
児童「あ~じゃあだめだ。」「どうしたらいいのかな。」

 右側下の回転したしかくについて、みんなで考える。

児童 順番に、一人1枚ずつ さんかくを並べて かたちを完成させる。



 教科書に付随している問題集の中から選んだ、まとめのプリントをする前に、
「隠れた形はいくつ?」問題を 解く。

しかくは いくつ?



さんかくは いくつ?


1年さんすう かたち③

2020-05-09 17:10:36 | 日記
先生「今日は、この棒を使って、いろいろなかたちを作るよ。」
   色棒を見せる。



   黒板に『ぼうをつかって いろいろなかたちを つくろう』と書く。
 
  「この中で、棒で 作れるかたちは どれですか。」



先生「これは?」一つずつ児童に聞いていく。
児童 棒で作れる形を選ぶ。
先生「この中で、まるのかたちは、棒で作れないね。
   では、三角△は何本の棒で 作れるかな?」
児童「3本です。」
   四角□についても、考える。
先生 児童が答えた本数の棒で、形を黒板に作る。

先生「これは、かたちかな?」



児童「さんかく!」「さんかくじゃない」「とんがり?」「かたちじゃないと思う」
先生「どうしてかたちじゃないと 思ったの?」
児童「棒で囲まれてないから。さっきのさんかくもしかくも、棒でかこまれてた。」
先生「そうだね。さんかくもしかくも、ながしかくも、棒で囲まれていたね。
   このとんがりは、かたちでは、ありません。
   棒で囲まれて、ぬり絵だったら、どこまでぬるか、ちゃんと分かるのが、かたちです。」

   20枚の、画用紙にかたち、かたちではないものを作っておく。
先生「今から、絵をどんどん見せます。
   かたちだと 思ったら、両手で丸、
   かたちじゃないと思ったら、両手でバツを作って教えてね。
   いくよ~!」















児童 20枚の絵に次々、丸かバツで答えていく。

先生「パッと見て、かたちかかたちじゃないか分かるようになったね。
   では、みんなで、棒を使って かたちを作っていきましょう。」
児童 一人9本ずつ、色棒を準備する。

先生 色棒3本(掲示用の大きい色棒を準備)を使って、黒板にさんかくを作る。



   色棒を一本ずつ 増やして、いろいろなかたちを作っていく。











児童 黒板を見ながら、かたちを作っていく。
   分からないときは、先生や回りの友達に教えてもらう。一定時間は自分で考える。

先生「さあ、自分でもいろいろなかたちを作ってみよう。」
児童 色棒9本を使って、かたちを作る。作ったかたちを 友だちや先生に見せる。

先生「では、色棒を片付けて、鉛筆と定規を出そう。

  「・と・を つないで かたちを作ります。
   最初は、先生のマネをしてね。」



  交番掲示用の格子状の紙を使って、矢印やクロスを 描く。





  児童に・と・を 定規で結ぶ、良い例と悪い例を提示して、
まっすぐ、・と・をつなぎ、線で囲まれたかたちを 描くように指導する。


   
  


1年さんすう かたち②

2020-05-08 16:13:07 | 日記
先生「今日も、この学習を するよ。
  『いろいたを ならべて、いろいろなかたちを つくろう』
児童 一緒にめあてを読む。
先生「では、この前作った かたちを作ります。できるかな。」
   児童に、8枚ずつ色板を 配る。
児童 ひとり、8枚の色板を机に 並べる。

先生「色板2枚。」





先生「色板4枚。」



先生 色板4枚の四角形から、色板を斜めにずらして、鳥のような形を 作る。
   色板4枚の四角形に、形を戻してから、上下の色板を回して、蝶ネクタイのような形を作る。

   もう一度、色板4枚の四角形に戻してから、中くらいの三角形を作る。



先生「色板8枚。」



先生「黒板に、画用紙でできた形を はります。
   みんなは、色板を使って、同じ形を 作ってね。」
児童 黒板の形を見ながら、自分で同じ形を 作る。

   決められた時間内では、自分で考えてつくる。
   (形によって、制限時間を先生が変えて、児童に知らせる。)
   時間が過ぎたら、隣同士、近い席の人同士で、作り方を教えあう。

















先生「いろいろなかたちを 作ることができたね。
   並べている間に、『あ!おもしろいかたち、思いついた!ひらめいた!』っていう人、
   きっと、いるよね。では、3分間、自分で考えたかたちを 作ってみよう。」
児童 8枚の色板を使って作る。
   近くの人と見せ合う。

先生「色板を集めます。」
児童 色板を片付けて、鉛筆と定規を出す。

先生「いろいろなかたちが、描いてあります。色板をどのように ならべて作っているのかな。
   いろいたのさんかくが 分かるように、定規で 線を描きましょう。」
児童 プリントに、色板の並べ方が 分かるように 線を引く。







 この問題は、多くの児童にとって、とても難しいようです。
まだ、三角形の操作をした活動が、二回しかないので、予想することができません。
とても小さな三角を想定して、たくさんの線を入れたりします。

 児童の実態に合わせて、プリントの三角形にあった大きさの三角形(画用紙で作ったもの)を
貸し出しました。一人、一枚の三角形があるだけで、すいすいと、問題を解いていくことができます。

   



1年さんすう かたち①

2020-05-06 16:16:17 | 日記

先生 黒板に 今日のめあてを 書く。
  「いろいたを ならべて、いろいろなかたちを つくろう。
   みんなで一緒に 読みましょう。」
児童「いろいたを ならべて、いろいろなかたちを つくろう。」
先生「色板を見せますね。」
   児童に直角三角形の色板を見せる。


先生「この色板を使って、いろいろな形を作ります。」
   
児童 一人五枚ずつ色板を取り、机の上の方にに並べる。

先生「さんかくの色板二枚で、しかくを作るよ。」

  

   黒板で、大きい掲示用の三角形で、四角形を作る。

児童 三角形二枚で、四角形を作る。
   隣同士、見合う。

先生 児童の机の上を見て回る。「できたね!」
  「次は、さんかく四枚で、しかくを作ろう。
   自分で、できそうな人は、すぐやってごらん。
   むずかしそうだなって思う人は、先生が作るのを見てから、どうぞ。」
児童 それぞれのやり方で、大きい四角形を作る。



先生 児童の作る様子を見て回る。ほとんどの児童が四角形を作り終えた頃に、
  「さんかく四枚で四角を作る方法を 言葉で言ってみよう。」


   直角三角形の直角を『かど』、他の二つの角を『とんがり』と言う。
児童「さんかくのかどを 集めるとしかくになる。」
  「さんかくのかど、四つ、真ん中に集める。」
先生「なるほど。じゃあ、今の言葉で、もう一回、しかくを作ってみよう。」
児童 一度、崩して、もう一回、四角形を作る。
先生「パッとできたね。

   今度は、さんかく二枚で さんかくを作ろう。」

児童「さんかくで さんかく?」と言いながら、自分で作り始める。





 次に、三角形四枚で、中くらいの大きさの三角形を作る。
 さらに、追加で四枚の三角形を加え、八枚で大きい四角形、
九枚でもっと大きい四角形を作る。









 自分で考えて作る時間を何分か決めて、その時間が過ぎたら、友達同士で教えあったり、
先生が 黒板で並べ方のヒントを提示したりする。
 その時に、さきほど使った言葉『かど』『とんがり』を使う。

先生「九枚でさんかくやしかくを作ったね。
   今度は、自分で考えて、いろいろな形を作ってみよう。」
児童 九枚で作る。友だちと見せ合う。
先生 児童が作ったいろいろな形を見て、形の名前を聞いたり、作り方を聞く。

先生「今日の最後は、こんなかたちを 作ってみよう。できるかな。」

 

 

   *おまけ*

 つくる形を A4サイズの紙に 印刷。

 その上に ちょうど色板が 乗るように。

 

 

 

 

  *おまけ*

 上のプリントと 同じように、4枚の色板を 動かして

 いろいろなかたちを つくる。

 

 

  何回か、色板を置くのを 練習したら、プリントなしで、

 かたちをつくる。

 

先生「ながしかく→さんかく→とんがりしかく→テント→ロケット→ダイヤ

   の声に合わせて、次々、かたちをつくる。

   (児童と一緒に考えて 付けたかたちの名前。)

 

   どこの1枚を どう動かしたらいいか、瞬時に考えて 動かす。

  子どもたちの真剣な顔!  素敵です。