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ロシアとイランの対立からみえる世界の変化

2009-04-12 10:50:05 | 政治(海外)
〔石油のパイプラインを巡ってイランとロシアが対立?〕
何でもイランがEU向けにガスの供給(販売)を計画しているようで、既にガスパイプラインの建設計画が上がっている。これに驚いたのはロシアだそうで、露骨な脅迫(?)をしているようです。ガス供給企業「ガスプロム」のミラー会長がほとんど脅しに近い「EUへのガス市場の拡大に関して、ロシアの意向を無視することに警告する」という発言をしている(宮崎正弘のメルマガ)。


〔イランとの関係改善に乗り出すオバマ大統領〕
オバマ大統領というとイスラム教の黒人でもあり(もっとも本人はプロテスタントだと明言しているが)、本名もバラク・フセイン・オバマといいます。当然、中東とくにイランとの和解に動くでしょうし、今回大統領に起用された理由の一つも恐らくこれだろう。アメリカの基本戦略は破壊と占領(洗脳)なので、本来はその方向で動くつもりだったのだろうが、イラクで大量に戦費を消費してしまったうえ、政治的にも失敗し、経済もボロボロなのでもう戦争はできない。恐らくイランは許されるのだろう。既にイスラエルもイスラム教圏全体を敵に回してる状態で、アメリカが崩壊寸前な以上は戦争は望んでいないはずだ。


〔最初の訪問先をトルコに〕
オバマ大統領は最初の訪問先にトルコを選んだ(毎日新聞)。最大の狙いはイランとの和解であり、さらに帰りには予告無しにイラクを電撃訪問している(読売新聞)。既に訪問先のトルコでイスラム教と戦わない(「イスラムは友人であり、米国はイスラムと戦争を望んでいない。敵はテロリストだけである」)とまで演説をしている(毎日新聞)。それだけイスラム教圏との関係改善を重視しているのであり、トルコやイランのご機嫌取りを行っている。トルコに対しては見返りとしてEUへの加盟を後押しする約束をしている。サウジのアブドラ国王に対しても握手をした際、深々とお辞儀(?)をするような格好をみせ、議員らから非難が上がっている(47NEWS)。


〔オバマの登場は自主独立のチャンスだが、日本は…〕
オバマ大統領の登場は日本にとっても自主独立のチャンスなのですが、国内は中国・韓国にオルグされていて、前回上げたNHKの偏向番組のようにすでに反日で固まっている。これを崩すには、公平かつ正しい報道を行う新たな報道機関を設立するしかなく、代わりに中国はこの隙にどんどん米国と国際社会への権限と影響力を高めていて、もはや日本は政治的にも外交的にも中国に負けつつある。戦後の日本はアメリカの言いなりになれば上手くいったので、それを後押ししてきた。


〔アメリカに翻弄され続ける日本〕
アメリカによって開国させられ、アメリカによって占領させられ、アメリカによって廃棄される。このように日本は150年前から敗北し続けているのであり、やりたい放題のアメリカから未だに自立できていない。それどころか占領によって逆に感謝してる有様であり、これからも支配し続けてくれと言っている。挙句に中国や韓国までこれに加わり(だから三国人と呼ばれる)このままでは日本はもっと酷いことになるだろう。すでに中国は尖閣諸島とその海域の領有権を主張し軍艦を差し向けている。他にも台湾と沖縄の領土と海域も要求しており、これが実現すればもはや日本は中国に手も足も出ない(すでにその状態だが)。韓国にすら竹島を取られ、最近は対馬と沖縄に対しても中国と同様に領土と海域を要求してきている(対馬に対しては人口侵略が既に始まっている)。


〔中国と韓国の最終的な狙いは日本そのもの〕
移民3000万人計画をみれば分かるように、民主党を使って(今までは自民党だったがいうことをうまく聞かないので、民主党に挿げ替える腹積もりのようだ)最終的には韓国も中国も日本全体の支配を狙っているのだろう。アメリカも今後は中国やロシアや中東と手を打たねばならなくなるので、嫌が応にも自立せねばならなくなる。昔の日本なら韓国を使って中国にぶつけるなり、中国・ロシア・アメリカの三つ巴を計画することもできたのですが、今ではひたすら土下座して媚を売るのが精一杯になっている。あの北朝鮮にすら自治権のない国とバカにされている。


〔現在の日本は幕末の江戸幕府?〕
現在の日本は幕末の江戸幕府に似ている。世界の変化に対応できず、政府も国民もおろおろしている。いや、互いの足の引っ張り合いをしながら、勝海舟や坂本龍馬のような人物が出てこないのだからもっと悪いだろう。唯一違う点があるとすれば、ペリーが来るのではなく、日本にやって来て国王となったペリーが日本を捨てて去ろうとしている。彼らの目的が日本の植民地支配なのだから彼らからすれば当然といえば当然である。どうやら次の投資先として中国を選んだようだ。


〔これからの日本はどうすればいいのか?〕
これからの日本が行うべきは、自立した優秀な人材を育てることであり、既にロシアという大国を前にしたフィンランドやスイスでは数十年前から自国防衛の為に自立教育や人材教育に最優先的に国力を投じている。日本にとって最もよい方法は官民協力による国家造りだろう。しかし、昨今の過保護な親の支配や腐敗した官僚や議員の汚職などに象徴されるように、これと逆の方法を行っており、ますます社会は酷くなる一方だ。どうやら気づくまで最悪の事態は避けられそうにない…。


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