マック マッハワン

  ネコと暮らすマック野郎のデジカメ、オーディオ、音楽などの趣味ブログ

audio-technica ATH-C505

2011年08月04日 | ヘッドホン



audio-technica ATH-C505 BK


21世紀の PORTA PRO 誕生!
KOSS PORTA PRO が「音楽の原風景」「駄菓子屋的桃源郷」と例えられるのなら
この C505 が評価されないわけがない。ダイナミック型丸出しの躍動感を楽しめ。理屈抜きで。
夏祭りだ、わっしょい!
俺にも言わせて、安物はこれだからやめらんねーぜと。


ATH-CM707 に踏ん切りがつかないまま年が明け、
ナインウェーブの NW-STUDIO PRO は買いだと思っていたらビビり報告多数。
今年はこっち方面を攻めようと思っていたのに目標なし状態が続いていました。

NW-STUDIO PRO の下位機種 NW-STUDIO の発売を知るも興味なし。
男は黙ってオーディオテクニカ
聴かせましょう、オーディオテクニカの音を
見せましょう、創業49年の底力を。




インナーイヤータイプの新製品に惹かれたので購入。6月発売。
定価1,890円、実売価格1,300円の今が知りたくて

安心感のある、そして開けやすいブリスターパックが好印象。
取り出す楽しみ、ワクワク感もありそうです。

iPhoneやスマートフォン向けの
マイク付4極ミニプラグ仕様のモデルも用意されている。
コード長が5mもあるTVモデルもあるので、その他大勢的な製品です。
TVモデル以外はカラーバリエーションもあります。




ディープ エクスプレッションとか、ベースディメンション エキサイターなどと
例によってオーテク文学に彩られたハイパーなカタカナが躍っています。

この「かまし」は低価格製品にも効果的です。
なんか凄い音がしそうです。




バーンインは150時間。ゼロ時間の時と比べ変化量は少なめ。
試聴は、RME Babyface のヘッドホン端子に繋ぎ行いました。

特性はフラット。中域のボーカルがしっかりしていて線が太い。
高低がバッサリって事でもないので “かまぼこ” ではない。
低域の沈み込み、高域の伸びはイマイチ。
特に低音には期待していたのでがっかり。中高域から高域は粗が感じられシャリつく。
全体としてまとまりのある音質なので「普通」と評価できるが音の厚みが感じられない。
私が好むメタルには不向きだと分かりました。

プリティ・メイズの「Please Don't Leave Me」あたりを適度に楽しめる程度です。
サラ・ブライトマン、アデルの「Rolling In The Deep」も悪くはないが物足りない。
女性ボーカルにも不向き。ならば J-POP にチャレンジ。
平井 堅の「JAPANESE SINGER」から、タイアップ・バラード4部作
「いとしき日々よ」「僕は君に恋をする」「アイシテル」「夢のむこうで」を聴く。
これは相当イイです。線が太く押しのある音が男性ボーカルに合います。
音数が少なく、しっとり聴かす楽曲との相性は良い。期待メーターが振れ始めた瞬間。

ビビったり、クセが強く変な音場の奴らとは違います。念のため。
価格に対し極めてもっともな音です。世が世なら定番だっただろうに。


ここまでの感想としては、人の声が良く聞こえる
通話は当然、テレビ、ラジオ、スピードラーニングなどの会話教材、落語にも最適
J-POP も価格を超えた音質で楽しめる。
そう締めくくろうと思っていました。




公式サイトのテクニカルデータに、
別売交換イヤパッド ER-40 とあったので付けてみた。
イヤパッド付ける派なのでスペアを持っていました。

低音がグッと前面に出てくるようになり、高音の粗が目立たなくなる。
低音の量感アップに伴いマスクされる部分も多く、
おいしい帯域にはベールが重なる。実に惜しい。

伸びたスポンジがうっすらとゴムリング外周を覆ってるだけなのに、
外耳道を塞ぐ効果は大きいです。変化を十分に確認できましたので一晩放置。

翌日あらためて試聴し驚きました。曇りを感じていたベールが取り払われていました。
耳エージングが進んだのか、連続する時間内での感想が完全にリセットされていました。
一晩放置が有効だったと思います。

ここから祭りです、夏祭り。

ヘッドホンの評価に用意してあるメタル系のプレイリストをバンバンクリアして行きます。
満足、満足のオンパレード。理屈抜きに楽しい PORTA PRO のあの感覚です。
PORTA PRO ほど無遠慮で節度を超えた低音は出しません。そこが凄くイイんです。

何を聴いても楽しくなってくるので、サラ・ブライトマン、アデルも余裕です。
平井 堅なんてびっくりするぐらい良い音です。恐るべし1,300円。

Antelope ZODIAC GOLD で聴いてみたい。
世紀のミスマッチを妄想させるほどの実力です。

最後にもう一回言わせて、安物はこれだからやめらんねーぜと。




コードは、1.2m エラストマーシースでもなく、細みでもない普通のコードが好き。
分岐調整スライダー付き。左右を判別する L/R はブッシュの内側にある。
ブッシュに突起があるのは左だけ。メッシュを覆うゴムリングが印象的です。
イヤパッドは付属していませんので、フィッティングを高める工夫でしょう。

スポンジのイヤパッドは必ず用意してください。付けないと音が化けませんので。

メッシュ全面を覆う必要はなく、パッド前面に8mm程度の穴を開け
ゴムリングの外周だけにスポンジをまとわせる事ができれば、
ベールの少ないより良い結果が得られる可能性もあります。




ハウジングの背面にあるベースディメンション エキサイターの
開口部を稼ぐようにアームは “F” をモチーフにしたデザインになっている。
機能性とデザイン的主張がうまく融合している。





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