日記 術後の悪夢
悪夢というか、
現実でした。
麻酔が効いてるうちは
勿論痛みなどは皆無で、
頭も視界もぼんやりしていて、
様子を見に来た主治医と、
握手をした記憶がございます。
そんなふんわりした夢の中に微睡んでいる感覚が薄れてゆくにつれ、
激しい痛みが、
腹部を中心に襲い始めたのでございました。
そんな激痛と戦っている中、
横たわっている私に容赦なく、
移動式のレントゲンがやって来たのでございました。
体なんて、びた一文でも動かしたくないんです。ちょっとでも動かそうもんなら激痛がさらに増すんですね。
お腹に空気が入っているというのは、経験者にしかわからない超激痛なんであります。
叫び声すらあげることが出来ない激痛の中、
看護師たちがお構いなく私の腰を持ち上げて、撮影に必要なパネルを私の背中にスッと入れ、
バシャっと上から撮影致しました。
叫び声をあげれば、更に痛みが増しますので、必死に堪えるほかありませんでしたが、
うめき声、って言うんでしょうか…
あれは意図せず、漏れておりました。
私は、目も開けていなかったんですが、感覚が敏感になっておりましたから、音だけで、周りの様子がよく感じ取れました。
そんな超激痛を3日は、経験致しました。
痛み止の点滴は、24hぶっ続けで
何日間でしたでしょうか。
1週間くらいかな?
打てるだけ打ちました。
打たないよりは勿論マシですが、
薬なのでリスクはつきものです。
吐き気やめまいが、漏れなく付いてくるのでした。
続く。