まあるい地球

色々な内容のブログです。

ポエム 花火

2017-06-30 13:19:42 | うた
花火


打ち上がる大輪の花火を
為すすべもなく
ただただ
ぼんやり見つめた
あの蒸し暑い夏の夜


棒のように立ち
頭上に広がる火花を
ただただ
目に焼き付けた

そうするだけで
精一杯だった

時を巻き戻せないなら
一層の事
爆発音で
心臓が弾け飛べばいい



花火よ
私 目がけて
飛んで来い



今年も また
あの蒸し暑い夏の夜が
近づいてきた

ひしひしと
忍び足で…

どかどかと
足踏みしながら…



死んだって
しょうがなかったろ?

死んだって
スッキリしなかったろ?

死んだって




残ったものは
あなたも
私も
後悔だけ


今年も また
あの蒸し暑い夏の夜が
やって来る









ポエム Fly me 2

2017-06-26 11:57:01 | うた

昔あった風景は姿を消し
立ち並ぶ鋼鉄群は
アスファルトの熱で霞んで見える

カンカン急かされた踏切が懐かしいよ
向こうに繋がる地下道も
すっかり町に馴染んでる

山から緑は消され
どこもかしこも似たような屋根ばかり

君は今でも この町に?
ひとりじゃないことくらい察するさ
風の便りも届かなくなった
今日この頃なのさ



道は開拓され 川は濁りを増した
行き交う人々は
AIに操られているのに気づけない

バイトしていたカフェを探してみたけれど
今じゃ 宝石を売り買いしてるオーナーに様変わり…
ママが淹れてくれた
サイフォン珈琲が懐かしいな

目につくものには壁があるけれど
この町の空気は昔のまま漂ってる

空間に 君の笑顔が浮かんでるよ
相変わらず 綺麗だろうな


参考BGM
Fly me to the moon
Claire


日記 謝罪、痛快、罪返し

2017-06-25 10:00:09 | 日記
「この、バカっ!」
先日、通りすがりの爺さんにそう怒鳴られた。60代後半くらいの爺様。

この爺さん、180位の高身長で、ガタイもいい。側に寄られるだけで威圧的。

ことの発端は詳しく書かないけど、
まあ、肩がぶつかり、
どこ見て歩いとるんじゃ このボケがー
程度の事象であった。(笑)


あることで
この爺さんが、私に怒りを感じ
注意をしてきたわけだ。

そこで、私はそうならざるを得ない理由を伝えたが、爺さんは納得行かず、
更に爺さんは、御託を並べだした。

んなもんで、私も淡々と応えていたわけだが…

なんせ、爺さんだから、老害あるじゃん?
カッと来たんだろうね。


ここで一つ、
ホントに不思議なことが起きた。

今までの私なら、
怒りには怒りで対応して来た。
言いたいことはぶつけたほうが痛快だから。しかも、公衆の面前であったから、手を出したほうの負けは明晰であった。

爺さんに色々言われ
この爺さんの負が
私に同調のスイッチを入れようとした時、

カチッというか、
スコンっというか、
私の転換のボタンが押されたのである。
ホントに音ありだった。

残念ながら、語彙力の乏しい私には形容し難い音なんだけど…

まあ、仮に
バコンッ
とする(笑)

バコンッという音が頭に響き
私の口から、謝罪の言葉が出てきたのであった。

それからは、もう止まらない。
アドリブで謝罪の限りを並べた。
もちろん、気持ちが全くこもっていない、
ある意味、嫌味バレバレの謝罪(笑)

そこへ、1人のご婦人がやって来て、
私の謝罪のセリフに、(既に爺さんは私からの謝罪に対し、応戦できず、不服そうに立ち尽くすのみである)
何事かしらと、私に目配せして来た。

そこで、更に声を大きくして、謝罪を並べ、ご婦人にも事の成り行きを説明して差し上げ出したら、

爺さん、
去った…(笑)

事の成り行きを聞いたご婦人
「 嫌だわね〜」

人間、同意してくれると嬉しいもんだ(笑)


爺さん、
棺桶
ラージじゃないと入らないだろうな。

長年、愛情を発露しなかった人間の末路を垣間見たような出来事であった…。
それとも、ビタミンBの不足か(笑)


それにしても
このバカッと言われたのは
新鮮だった。ガチで(╹◡╹)

しかも、この爺さんのおかげで
私は謝罪の王様になり(笑)

謝罪の王様は、痛快の王様にもなれ、
痛快の王様は、いずれは鏡となるのではなかろうか。


嘘でも、謝るっていいわ(笑)
誉め殺しならぬ
あや…
謝…
なに?⁈(笑)

誰か考えてーー⁈(笑)


爺さん
ありがとう。
家族には、迷惑かけんなよ?
憎まれながら死んでくなよ?

お互い
がんばろ?(笑)


ポエム Fly me

2017-06-25 08:20:00 | うた
Fly me to the moon



この前 フラれたのは
君と巡り逢うためだったんだ

渦中にいる時は
わからないものだけど
神様からのプレゼントだったのさ

この前 フラれたのは
改心させるためだったんだ

渦中にいる時は
もがき苦しんでいたけれど
あの経験がなかったら
君に気づかなかったと思うんだ

退屈だった週末が
今じゃ指折り数えてる

今なら
あの星もつかめると思うんだ
本当だよ

ねぇ、おねだりしてよ
本当にあの星を捕まえてみせるから

あゝ君はなんてチャーミングなんだ
君の魅力に敵うものなんて
この宇宙には存在しないのさ


参考BGM
Fly me to the moon
Claire


2017/4/13




45.7cm×30.2cm
2018/9/1




ドローイング その1


2018/6/23