まあるい地球

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日記 腹を切ったと言う事は…

2022-12-20 02:51:00 | エッセイ
日記 腹を切ったと言う事は…

昨日あたりから、ようやく咳払いをしても、腹に激痛が走らなくなって参りました。

腹を切ると言う事は、そおゆう事なんでありました。


病室というのは、案外埃っぽくて、
乾燥しているのでございました。

よって、頻繁に喉がイガイガっとして、その都度咳をしたくなるんでありました。

それを必死に阻止、全身全霊で押さえ込む事必須でありました。


ベッドを囲うカーテンは、一体いつ洗ったのだろう…。
カーテンの上部のあの格子に、一体どれほどの埃がついていて、
カーテンを開け閉めする度に、一体どれほどの埃が降って来るのだろうか…。
床掃除は1日1回でありました。


そんな環境なものですから、話しをするようになった患者さんたちや、看護師さんたちとの会話では、笑いは禁物中の禁物でありました。
(笑)

大体私は、笑うと腹筋が鍛えられてるたちなんでありました。


何気ない会話の中に、いかに沢山のジョークが含まれていたか、思い知ったのでありました。


笑いそうに、または咳をしそうになると、蹲るようにして腹を抱え込み、腹に力が入らないようにしました。  

咳を出すまいとすると呼吸が乱れ、
そうなると声が出せなくもなりました。

そおゆう時には、水を飲んだり、飴を舐めたりしてやり過ごすようにしました。


腹を切るというのは、ホント、大変な事なんでありました。


続く。