ポエム 夏の夜のクリスマス
男)
夢 見てた
君が こんなふうにしてくれること
ずうっと 夢見てた
君から こんなふうに来てくれること
まるでクリスマスさ
夏の終わりにクリスマスも悪くない
部屋の温度をめいいっぱい下げて
毛布を引っ張りだして包まろうよ
真冬さながらの暖炉はないけれど
代わりに僕がいるよ
そうだろ？♡
女)
夢見てたの わたしも
あなたに こんなふうに寄り添えることを
ずうっと夢見てたの
いつかあなたと こんなふうな夜を迎えられることを
まるでこの世の全てに ありがとうって伝えたい気分だわ
見えない何かが働いてくれて
今のこのわたしがあるんだもの
ただの偶然なんかありっこしないのよ
ラッキーな偶然は全て 神さまのウインクから始まるのよ
まるでクリスマスだわ
夏の夜のクリスマスなのよ❣️
部屋をもっともっと冷やしてちょうだい
あなたに強く強く抱きつきたいのよ
何もかもが満たされてゆくわ
あなたの胸の中で
男女)
それから二人で夢を見る
暖たかい毛布の中で
素に戻って
二人だけの世界の扉を開けるの
あなたとわたし 他にはなんにも要らない
お願いだから頷いてよ
