まいにちこんなかんじ

めずらしい人生のありふれた日常

若いモンに教わる

2014-08-29 19:11:43 | 日記


先日、かわいい友人(中1)と一緒に

ゲーセンへ行きました。

まぁ、大人ひとりでなかなか行きませんから、

それはとても楽しい時間だったのですけどね♪

彼女があるクレーンゲームの前で

すっかり落ち込み

その場を離れなくなりました。

ママの大好きなお菓子の

大きな筒形の箱になっているモノを

どうしても取りたいのに、

もうすでに1000円近く使ってるのに

どうにも動いてくれない・・・

「どうしよう・・・」

これ以上お金をつぎ込むのは痛い、

でもママの大好きなお菓子を取りたい。

お店のお兄さんに攻略法を聞くも、

『それやってるけど取れないんだよぉ~』と

口惜しそう。

大きな袋にぬいぐるみをたくさん入れている

見知らぬ人(おそらくクレーン名人)に

「取ってくださいってお願いしてみようかなぁ」と

声をかけに行こうとするほど

彼女はその景品をとても欲しがっていました。

私にしたら、

「もう諦めようよ」と言いたいけど、

子どもが葛藤している時間って

大切なんじゃないかと思って、

自分でどちらか決断するまで

じっと待ってみました。

結果的には諦めたのですけど、

そこにたどり着くまではとてもとても

時間がかかったのです。

そんなことがあった翌日、

一通のメールが私の元に。

そこには、「パパに取ってもらった」といって

例の大きな箱に入ったお菓子を抱えた

満面の笑みの彼女の写真が!

そうか、どうしても欲しかったんだね。

どうしても諦めきれなかったんだね。

そうか、今日も行ったのか。

そして、取ったのか!



初めは、そのメールをちょっと

微笑ましく見ていたのだけど、

すぐに、

「すごいな・・・」って思ったのです。

私なら確実に

「あぁ~、だめだ」って諦めて

次のことに意識が向いてしまうだろうけど、

彼女はそれほど取れなかったことが悔しくて、

どうしても欲しくて、

どうしても手に入れたくて、

また同じ場所へ行って、

またチャレンジしたんだ!って。

たかが、ゲーセンのクレーンゲームだけど、

たかが、数百円のお菓子だけど、

手に入れたいっていう強い思いが

その望みをかなえたんだって思って、

ほんとに「すごいな」って

素直に思ったのです。



まさに昨日ね、

のび太君が「よし!」と決意してチャレンジすると

未来がどんどん変わっていって、

「ぼくなんてどうせ」といって投げやりになると

どんどん未来が元にもどってしまうところを

見せてもらったばかり!

私ならね、

「まぁ、こんなもんだな」とか、

「これ以上やるとお金もったいないから」とか

「そもそも取れるわけないんだわ!」とか

いろいろ理由をつけて、

それ以上求めることをしてこなかったんじゃないかな?

なんて思ってしまったんだわ・・・

でも彼女は、素直に「欲しい」と訴え、

自分の希望をきちんと口にして周りに伝えて

そして最終的にそれを手にして

とても幸せそうに笑ってて・・・

子どものわがまま、ってことじゃなくて、

素直に「すごいな」って感心したのです。

手に入れる人(彼女)と、

手に入れられない人(私)の違い。

まだ12歳の少女に教えてもらいました。

すてきな経験させてもらった。

また、遊んでね♪