手術当日。
本来、手術前は食事は無しのものだそうですが
ワタクシの場合、食事をした方が症状が出やすいため
朝食も昼食も普段通り。
午後になり、手術の準備。
病室で手術着に着替え、看護師さんが尿管カテーテルを装着してくれます。
ところが、このカテーテルがなかなか入って行かない。
次から次へと看護師さんが変わり
30分以上かけて、4人目でようやく汗だくになりながら挿入成功。
なんだか申し訳なくて、笑えてきて
めまいも緊張もどこかへ行ってしまいましたよ。
そうこうしていると手術室からお呼びがかかり、いよいよワタクシの番。
カテーテルアブレーションの施術が始まります。
アブレーションの治療は状態によって
足の付け根、首の2か所からカテーテルを入れてするもののようですが
ワタクシの場合、足の付け根からだけの挿入でした。
麻酔はその挿入部分だけ。
手術前、担当医には「寝ていた~いっ!!」と全身麻酔を訴えましたが
「食べたものを吐いちゃうこともあるからね」とあえなく却下・・。
麻酔はされましたが、カテーテルらしきものが体の中に入って行くのはわかります。
痛みはまったくありません。
心電図モニターの音が聞こえてくるのですが
病室での尿管カテーテルの一件以来、実は脈は正常になってしまっておりまして
モニターのその規則正しい音を聞きながら
もしや
手術 中止???
と焦りましたよ。
後で聞いたところによると、実際 不整脈が止まってしまっていたようですが
すぐまた脈が飛び始めたのでそのまま続行したとこのこと。
「造影剤を入れますね 体が熱くなりますよ」
と声がかかりました。
以前、泌尿器科で検査した際に造影剤は経験済みだったので
「は~い」とのんきに構えてましたら
めっちゃ熱いっ
口から火を吐くかと思いました。
一瞬、ゴジラの姿が頭に浮かびました。マジで。
びっくりしましたよ すっかり目が覚めましたよ。
いや 起きてましたけど・・。
担当医はとっても優しい、ほんわ~かした人なのですが
手術室の中ではテキパキ指示を出し まるで別人。さすが部長先生ですね。
その担当医が
「今から電流を流しますね ちょっと痛いけど我慢してね」
と声をかけました。
おお いよいよ焼くのね。
不整脈の発生場所が断定できたのね。
30W(ワット)
と言う声が聞こえました。
痛い
痛すぎる
ちょっと痛いなんてもんじゃない
(||゜Д゜)ヒィィィ!(゜Д゜||)
心臓を取り出し、角材で殴られている感じ。
我慢なんてできないっ!!
暴れたくなるほど痛い。
あまりに痛い痛いと泣き叫ぶので痛み止めを点滴から入れてくれましたが
そんなの効きゃしない。
最終的に4ヶ所くらい焼かれたのですが
その度に気絶しそうなくらいの痛みに襲われましたよ。
気絶できたらどんなに良かったか・・・。
ごんちゃんさ~ん
終わりましたよ
もう不整脈は出てませんからね
泣いてるワタクシに担当医が優しく声をかけてくれたのは
手術室に入ってから3時間後のことでした。
するほどドキドキしましたよ!いや、
ごんちゃんの痛みはどれほどだったのかと。
想像を絶する痛みだったでしょうね。
よく耐えて偉かったねぇ~。
もうあんな経験2度とイヤ。
痛みは焼いているその瞬間だけで、後まで引きずることはないんですけど
涙がぽろぽろこぼれましたよ。