第11作目になりました。
本所立川 (ほんじょたてがわ)
東京都墨田区緑四丁目
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
川は運河の堅川のことです。この運河が隅田川に交わるあたりには、材木問屋の
材木置き場が多くありました。
製材された丈の高い材木の間から小さく遠慮したような感じで富士が見えます。
一方、木片を投げている人、それを受取ろうと構える人、鋸を挽く職人などの表情は
製材された丈の高い材木の間から小さく遠慮したような感じで富士が見えます。
一方、木片を投げている人、それを受取ろうと構える人、鋸を挽く職人などの表情は
生き生きと描かれています。
小さく見える富士以外、殆どは直線で構成されています。
材木置き場の看板に「西村置場」、材木に「永寿堂仕入」「新板三拾六不二仕入」と
小さく見える富士以外、殆どは直線で構成されています。
材木置き場の看板に「西村置場」、材木に「永寿堂仕入」「新板三拾六不二仕入」と
書き込み、版元と本シリーズの宣伝をしています。
角度を変えてみました。
原画です。
次作は、「御厩河岸より両国橋夕陽見」です。
最初に、立川を行く舟を作ったのですが、材木の陰に隠れてしまいました。
一番気になっていた、3人の職人たちはうまく出来たかと思います。
もうひつと失敗があり、材木屋の看板を掛ける場所がなくなり、右端に寄せました。
でも、まあ、雰囲気は上々です。
もう、字は書けなくて、細字のマジックでゴニョゴニョと書いただけです。
職人と職場の風景を作っていたら、他のことは後回しになってしまいました。
まるで、私の一日の出来事と同じで失敗ばかりです。
今日も雨模様ですね。