茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

三友

2008-06-12 09:32:36 | 七事式
 研究会で、社中の5名で三友に出ることになりました。先日は、先生のお宅で集中稽古。普段の花月のお稽古では、その時の人数によってお稽古を行いますが、研究会となると基本の5名だけでのお稽古となり、基本に戻ってとても勉強になります。

 三友は、十三代圓能斎が好まれたもので、花をいけ、香をたき、薄茶を点てることから名付けられました。
 花は、花寄之式が基本で、場合によっては廻り花の形式になることもあります。花寄(はなよせ)とは、床の間に様々な花器を置き、それぞれに花を生けていく形。廻り花とは、ひとつの花器に上座の者から順次花を生けては出しを繰り返す形です。
廻り花
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/d7c60e9d544a40d0d8521f1613662a2f

 席に入って最初に回す折据の中から、“月”の札をひいた者がお香をたき、“花”の札をひいた者が初花として薄茶の一服目を点てることになります。薄茶は菓子付で四服点です。

 亭主が、花を生ける為に使用する花台、香道具、薄茶道具などを運び出ししますが、その運び出しのタイミングに合わせて客も動くところが多く、そこがポイントにもなります。
① 全員が花を生け終わり、水屋に下げる為に床の前の花台を持って立つと同時に連客はふくさを腰につける。
② 香が終わると、亭主は香元となった客の前にある香盆を持って床脇にかざるが、それと同時に連客は右足で立って四畳半につめる。
③ 薄茶が終わり、亭主がしまいつけの最後として棚の水指に水を注ぎ、水次を持って立つと同時に、連客は八畳に広がる。

この他に、菓子付の薄茶なので、折据の取り回しは、薄茶を点てる人が茶碗を清める為に、茶巾を持ったタイミングで行います。

 花月も種類がたくさんありますから、それぞれの違い、ポイントを押さえて覚えていくしかありませんね。
 研究会という目標があるとその課目をしっかり勉強するので、身につく気がします。本番では、私は末客に座りますし、他はベテランの方ばかりなのであまり心配していませんが、どのタイミングでどの札をひくのか、こればかりは神のみぞしる。普段のお稽古では、月や花といった役札が当たるように願っている私ですが、今回は数字だけでもよいな~などと思っています。
 本番、うまくいきますように!

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4 コメント

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頑張って下さいませ (mama,mama)
2008-06-12 10:15:29
私も若い頃は(30~40歳)しっかり花月を致しました。
研究会に出ると、更に、真剣になるのでいいですね。
私も思い出します。
舞台に立つメンバーは、おのずと、決ってしまい、、
それが、苦痛だったけど、、今となっては、とても
有難い事だった、と感謝、感謝です。
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研究会頑張って下さい (komachi)
2008-06-17 22:36:11
 こんばんは (komachiy0519と同じです)
研究会は出なきゃ出ないで楽ですが、出る以上は集中してお稽古できるので、後から思うと本当にいい経験をしたとつくづく思います。m-tamagoさんはいい先生に恵まれましたね。どうぞ花月を楽しんで下さい。
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ありがとうございます (m-tamago)
2008-06-18 08:10:10
mama,mamaさん、こんにちは。
御蔭様で無事終わりました。札も数字しかひかず、、、それはそれでちょっと残念だったのですが、しっかりお茶だけは頂きました。

mama,mamaさんも研究会に出ておられたのですね。私も早くも3回を数え、だんだん度胸だけはついてきました。先生も若い頃は研究会の度に出て、御蔭でいい勉強ができたからどんどん出なさいとおっしゃって、最近まず最初にお話がくるようになってしまいました。
でも、確かにいい緊張感だし、お話があるうちは頑張ってお稽古しようと思います。
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ありがとうございます (m-tamago)
2008-06-18 08:13:01
komachiさん、こんにちは。
御蔭様で無事研究会は終わり、ほっとしています。
結局役札には当たらず。お点前だけだと自分が間違えるだけで済みますが、花月となると他の方にも迷惑が及ぶのでドキドキします。
また秋にも研究会舞台が回ってくるようですが~、今はそんなことは考えられません。

成長に合わせ、よい経験を積ませて下さる先生に感謝しています。期待にこたえるべく頑張ってお稽古したいと思います。
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