ピンでーす。
やたら「ニシンソバ、ニシンソバ」と騒いでいる私ですが、
その私に「ニシンソバとは何ぞや」とのたまう資格は正直ございません。
なぜなら、私がふるさと滋賀県を離れたのはまだ未成年のころ。
モテたいが為にやっていた部活と、
その休みのスキを突いて楽しんでいたブラックバス釣り。
おこずかいはすべて釣具屋さんのレジへ入金されていたので、
京都でニシンソバを食べれる様な身分ではなく、
もっぱらカップ麺レベルの食生活でしたから。
そんな私にニシンソバへの憧れを教えてくれたのは、
岩満重孝 著 「百味百魚」。古本で買った文庫ですが、
無人島に持っていくなら絶対この本。
で、この中に京都は「松葉」の「にしんそば」が出てきます。
各地を取材行脚している岩満氏が、
久しぶりに青年時代を過ごした京都に帰ってきて、
懐かしくもうれしく「にしんそば」を食べる。
あまりに懐かしくて美味しくてうれしいから、
「にしんそば」を運んできてくれた娘さん
(レストランだとウェイトレスさん)に、
その事を言うと、娘さんは、(新ソバの季節の)
「秋に、また来てくれはったら、もっとおいしい」
と言ってくれた、というエピソードです。
と、いうワケで僕は岩満先生が御指名の
「松葉」の「にしんそば」が気になって10何年。
いまだ、その味は知らないのだけれど、
しかし、京都の人達もそのニシンがどこから来ているのかは
知っている人は多くはないと思う。
僕は幸せにも「増毛の身欠きにしん」とは身近な御縁であるワケで、
その御縁つながりで「にしんそば」を話のネタにできませんかねえ、
と言っているワケ。
そしたら、「それなら、僕、京都で松葉のニシンソバ食べてきますよ。」
と御助けの手を差し伸べてくれる「イケてる人」、現る!
なんでも、会議とかで京都へ行く用事があるとか。すげえ!
そんでもって、実際行って食べてきたのですこの方!
写真は「松葉」の「にしんそば」に乗っている「鰊棒煮」のお土産!
御土産用に、「一枚売り」ですよ!なんという付加価値!
床の上では申し訳ないので、(テーブルはソバでいっぱいだった)
寝ころばせた息子のお腹の上で撮影しました。ありがとさーん!
お返しにフランスパン進呈。なんと安上がりな研究経費!
ともかくも、
私のニシンソバ妄想に新たな刺激が!続きは(その4)で!