研修の御報告が続きまする。
白老牛のイイナコさんやクッシーナさんを
堪能した後は札幌へと移動。
ちょうどこの日は「さっぽろ雪まつり」の
最終日じゃ、あーりませんか。
なんと都合の良い、いやいや、
これぞ研修のプランナーの優秀さの賜物。
しかし、雪祭りって、札幌にずーっと住んでいたけど、
(13年ぐらい)横切る事はあっても、
きちんと見た事が無いのでした。
だって寒いですからね。
寒いのに、お客様が帰っちゃわないのには、
何か秘訣でもあるのかもしれないぞ!
やや濁り目でじろじろ観察してきやしたっす。へえ。
まずは、
「カメラで撮影したくなる」
大きかったり、精巧に出来ていたりで、
「ともかくカメラカメラ!」と思わせなきゃダメ。
今時はカメラ=ケータイで、すぐに誰かに送信=自慢。
自慢は満足度高いよ!どんどん先に進んじゃうので、帰らない。
次。
「カメラ、カメラ!これ、朝のテレビで見たやつ!」
そりゃそうだ。テレビ局がスポンサーだもん。
「テレビに出てた!」
満足度高いよ。
この先の雪像もテレビで出てたかもしれないから、帰らないよ!
「ステージで賑やかなショーをやってる!」
雪像は動きが無いからちょっと飽きちゃう。
そんな時に大音響が流れてきたら、
「なんだなんだ」って先に進んでしまった。
「次のステージは13時からで~す!」
なんて聞いちゃったもんだからそれまで帰れない。
次のブロックでは甲高い女性の司会者の声が。
さっきの自衛隊楽団よりもオーディエンスの動きが激しいので、
アイドルでも来てるのかな?と近づいたら、違いました。
如何やらリンゴジュースの「無料配布!」
無料ですから。皆さん並んじゃいますから。
次に期待するじゃないですか。帰れません。
またもや行列発見!
しかもこれもテレビで見たぞ!
やった!また無料配布だ!
「行列を見たらよだれが出る」
新パブロフの法則により、帰る事は困難です。
しかも「食べよう 金麦」って気になるな?と思っていたら…
食べるところがお隣に! 「タイアップ戦略!」
おとなりで「金麦」タダでもらちゃったら、なんかこっち寄らないと悪いじゃん?
そのまま帰るわけにはいかないじゃん?
でも喰ったらちょっと一服したくなっちゃったなあ。
でも大通りはノンスモーキング・エリアだし・・・
(2度見 してから)
「タバコ吸えるがな!」
イライラが解消したのでまだ帰りません。
先にはこんな見事なスロープが!
ダイナミックにアクロバットなジャンプ!
エア~?エア~っていうんすか?メイクしたっすか?
エクストリーム系?フリースタイル?ムラサキスポーツ?
文系の匂いが強い雪まつり会場に
カッコいい「体育会系」もあるんです!
「雪像なんて女子供が見るもんだろっ、」ってグレている
中学生の息子もこれには目が輝いている。
「そんなオマエ、久しぶりに見たよ。
こういうのが好きだったんだな。
父さん、仕事ばっかりで全然オマエの事知らなかったよ。
よし、今日はとことん付き合う。気が済むまで見るがいい!」
とかなんとかで帰れません。息子の事をオマエって呼ぶのは変だな。
「おい、たまには親子でラーメンでも食っていくか?」
「いや、オレこっちでいーや。母ーさん達、喜ぶじゃん」
「そ、そうだなっ。」
優しさを取り戻した息子の笑顔に思わず涙ぐむ父親。
そろそろ帰りたくなってきた。帰ろう。温かな「我が家」へ。
「私たち、白老牛をアピールしに来ました、SRO48(おそらく)でーす!」
アイドル?いや、アイドル気取りだ!
せっかくの雰囲気ぶち壊しで帰りそびれた!
でも一生懸命さと、ステージ負けしない面の皮の厚さは
本家とどっこいどっこいか。
それにしても残念なのは衣装がホルスタイン(乳牛)柄なところ。
F1牛もアリっちゃアリだけど、マニアックすぎる。
黒毛和牛のイイナコさんやクッシーナさんが浮かばれない。
「マルマルモリモリ・・」の痛い替え歌(アカペラ)を背に
ようやく会場を去ったのでした。
途中であいまいになったけど、太字のところが秘訣と見た。どうでしょ?