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外れた誇示欲に命をかけた「狂乱のレース」

2011年01月24日 14時29分47秒 | その他
チューニングでパフォーマンスを高め急加速で快感を得て「邪魔になる」安全装置は取り外す/重症を負ってもレースを続ける「中毒」。

短時間で時速200km以上の速度を出したり、曲がった道で過激な運転をする様々なレースにカーマニアたちが寄り集まったのは、スプリントの快感と車の誇示欲のためだった。

部品を入手して車の性能を向上させる、いわゆる「チューニング」と、F1(フォーミュラワン)などのモータースポーツが普及し、暴走族は轟音を立てて高速でやたら走るレベルを超えて、レースで勝敗をつけて技術を誇る「アマチュアレーサー」になったのだ。

24日、警察が摘発した暴走族は、ほとんどが高所得専門職従事者や会社員、大学非常勤講師などちゃんとした職業についた人たちだが、夜になると狂乱の疾走を楽しんだ。

これらは、高く性能の良い車への誇りと誇示欲、競争が誘発される競争心、高速疾走の快感のために、ドラッグレースに陥ることになったというのが警察の説明だ。

まっすぐの道で400m先の目標地点に相手よりも早く着くには、脇目もふらずとにかくアクセルペダルを最後まで踏まなければならない。

エンジンの出力が異常に大きくなると、自動的に速度を落とす車の姿勢制御装置は、レースにむしろ邪魔とされ、外した。

「フルアクセル」が唯一、技術の特性上チューニングで良くなったの性能を確認でき、快感もドラッグレースの魅力の一つだった。

暴走族は、工場出荷時の限界を遥かに越え加速できるように、車を修理し、国産車で外車を、小型車で中型車の前を行く喜びを味わった。

実際にこれらのレースでは、異なる車種同士のレースがより多く行われ、排気量1400ccの小型車もチューニングで武装し、数億ウォンの外国製スポーツカーと実力を競った。

イ某氏(28)は、傾斜し曲がった区間が多くある南山(ナムサン)宵月(ソウォル)道で、中央線を行き来することはもちろん、時速140km以上の速度で過激に運転する「ワインディングレース」をして摘発された。

彼は自分のレースをビデオカメラで撮って「ベストドライバー」という名でインターネットに上げ、悪質な書き込みが相次いでも「もっと悪く言ってくれ」とコメントをつけ他の人々の関心を楽しんだ。

イさんは、数年前に同じ場所でバイクで怪我をして足に障害が生じたが、ジェネシスクーペに乗り換え、無謀な運転を楽しみ、彼がレースをするたびに生命に脅威を感じた近隣住民と商店の届出があったと警察は伝えた。

サイドブレーキとアクセルペダルを正確に操作して車を滑るようにする「ドリフトレース」とソウル都心の道路で車の間をすり抜けて通る「ハイウェー(公道)バトルレース」は、運転の実力を誇る手段だった。

昨年8月から毎晩、これらの暴走族を追いかけたソウル地方警察庁の暴走族専門の捜査チームチャン・フンシク警衛は、「ドリフトレースを楽しむ暴走族は、車が滑る距離と外観で互いの技術を評価する」とし、「一部は調査を受けながらドラッグレースをけなし、警察官にレースを勧めたりもした」と呆れていた。


ソース:Yahoo韓国ニュース/聯合ニュース
2011/01/24 12:00


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