F1GPの『ロータス』の名称、「両方で使うことができる」

今シーズンのF1 GPの課題の一つだった『ロータス』という名称を『チームロータス』と『ロータスルノーGP』の両方が使用できるようになった。

最近、イギリスロンドン高等裁判所は、トニー・フェルナンデスが率いる『チームロータス』が昨年『グループロータス』と締結したライセンス契約の一部に違反したことが確認されると言い、チームロータスとしてF1に参加することを拒否する理由がないという判決を下した。

これに対し、チームロータスのトニー・フェルナンデス代表は「我々はチームロータスの正当な所有者であることが明確に定められたことにすべて満足している」と述べ、「我々が提示した根拠は、今回の決定で確認されることを確信し、判決はその信念が正しいことを証明した」と評した。引き続き彼は「もちろん、グループロータスが去年のライセンス協定を停止する権利があったと認めたことには失望している。私たちは、グループロータスと長期的なパートナーシップを維持することを前提に彼らとの契約を結んだが、残念なことに彼らはライセンスと提携を終了させることについて知らせてきており、その過程で技術的な違反があった」と明らかにした。

この問題を取り上げたピーター・スミス裁判官は、グループロータス側にもF1での『ロータス』という名称を使用する権利があることを認めた。これにより、ルノーチームは、今後もゴールド＆ブラックのカラーを継続して使用できるようになった。逆に、チームロータスは、ライセンス違反に関連して、グループロータスの損害賠償をしなければならない。

グループロータスは、「チームロータスはその名前でF1レースを続ける権利があるが、判決の結果はグループロータスだけがF1で単独で『ロータス』を使用することができる」とし「今回の判決を受け入れることなく上告する計画であり、これは苦心の末に下した決定だ」と説明した。


ソース：AutoRacing
2011/05/30 13:16