カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

▼プレミアム付き商品券

2019年08月03日 | ☆生活とか    

 先日、仙台市から「仙台市プレミアム付商品券のご案内」というものが届きました。消費税引き上げに伴う負担の軽減を目的とするものなんだそうで、そう言われてみれば、そんな話をどこかで聞いたことがあるような気もします。私の場合、無職・無収入だし、住民税非課税ということで、この商品券の購入対象者ということになったようです。
 まあ、貰えるモノは貰っておいた方がいいかと思ったりしたのですが、文書を読み進めると、タダで貰えるというわけではなく、5,000円分の商品券を4,000円で購入することができるということです。それを5セットまで購入できるので、25,000円分の商品券を20,000円で購入できるということになります。お得と言えばお得なんだけど、それならば、5,000円分の商品券を無料で配布して欲しいと思います。
   こういう案内、ふつうに所得のある家庭には遅れてこないはずなので、ちょっとだけリポートしてみたいと思います。
....

 おおまからタイムスケジュールを書いてみると、次のようになります。
(1)案内書の送付(市役所→私)・・・・ 8月上旬
(2)申請書の提出(私→市役所)・・・・ 8月~11月末
(3)購入引換券の郵送(市役所→私)・・ 9月下旬~12月
(4)商品券の購入(郵便局)・・・・・・10月1日~2月末
(5)商品券の利用(市内の取扱店)・・・10月1日~3月末
 まあ、2カ月ほどの間に、案内書が来て、申込書を出して、引換券が来て、商品券を買って・・・ということになります。
 なお、私のような「低所得者」ばかりではなく、「子育て世帯」でも商品券を購入できるのですが、この場合、(1)(2)のような手続きはなく、直接(3)購入引換券が郵送されてくるそうです。いずれの場合も、(5)半年の間しか使えないということは変わりません。
 半年間で期限が切れちゃう商品券というのは、かなり怖いです。


 さて、この商品券、どの店で使えるのか?ということが、わかりません。
 9月くらいからホームページに掲載されるようになるという話なんだけど。これも、かなり怖いことだと思いました。どの店で使えるのかがわからない商品券について、それを購入するための申請を出せ・・・ということです。
 まあ、申請しておいて、引換券をもらっておいて、実際に商品券を購入するかについては、その後で考えみればいいんですけどね。

 ちなみに、こうした対応は各市町村に委ねられているようです。仙台はさすがの政令指定都市で素早い対応をしてくれたわけですが、県内の他の市町村を調べてみたら、ほぼすべてが準備中でした。


 仙台市の文書だけではわからないことがあったので、内閣府のホームページを覗いて見たら「25%もお得」となっていて、???になってしまいました。
 5,000円分のものを4,000円で買うというのは、2割引(20% off)ということになるわけで、「20%もお得」と言うのであればわかるのです。しかし、内閣府のホームページでは「25%もお得」で、しかも、この「25%」が何度も何度も出てきます。
 4,000円で、その125%にあたる5,000円分の買物ができるから・・・と考えれば、「25%もお得」という言い方ができないわけではないわけですけど、そんな言い方、聞いたことがありません。かなり非常識な表現であると言っていいと思います。本当に、この国の政府のやることは面白いです。

 ついでなので「軽減税率」のことをちょっと調べてみたのだけど、これは、さらに、わけがわかりません。とんでもないことになりそうです。何よりも、商店の方々がたいへんなんじゃないでしょうか。消費税っていうのは、消費者に負担を強いるばかりではなく、中小の小売業に高い負担をかけることになります。誰か(たとえば低所得者)の負担を軽減するという目的はよいとして、そのために別の立場の人たちに生じる負担については考えてもみないんでしょうね。
 私は「消費税はなくす(0%にする)べき」と思っているんだけど、そのことを抜きにしても、今回の消費税の引き上げは、ムリ・ムダ・ムラの3拍子が揃った、見事な愚策だと思います。
 10月になったら、できるだけモノを買ったりしないようにして、消費の落ち込みを加速させ、アンタたちのやっていることは大失敗であるということをわからせてあげたい気がします。

 

 話は変わります。
 私は、今年の1月に入院した際、髭を剃り、髪も剃って、スキンヘッドにしました。以来、この半年間、毎日、髪と髭を剃り続けてきたわけですが、やめることにしました。昨年までのような坊主頭とひげ面に戻りたいと思っています。
 理由(その1)としては、何と言っても、毎日剃り続けるというのが面倒だということです。これからは、数週間に1回で済むんじゃないかな。
 理由(その2)としては、久々に会う人に、私が私であるとわかってもらえないということがあります。かなり淋しい思いをしたりします。身分証明をするときに、運転免許証の写真とは全然違う人になっているので、ちょっと気後れしてしまうということもあります。
 理由(その3)としては、「がん治療のために髪の毛が抜けた」みたいなことを言われてしまうことがあるということです。私のスキンヘッドとがん治療とは何の関係もないのだけれど、なぜか、そう言われてしまったりします。自分の病状などについて明らかに誤ったことを吹聴されてしまうわけで、あまりいい気持ちはしません。

 写真は、髪と髭を剃るのをやめて1週間というところです。もう1週間くらいしたら、もとの坊主頭に戻れるかな。もうちょっとかかるかな。



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