カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・八木山動物公園(151213-1)駐車料金

2015年12月14日 | ☆動物園とか   

 昨日(12月13日)、仙台市八木山動物公園へ行って来ました。
 この8日前、12月5日に行ったばかりなんですけどね。
 別の用事があって出かけたのだけど、行きも帰りも動物公園の前を通るんですよ。じゃあ、帰りに寄ってみようかということになりました。
 動物公園へ右折して入るのはどんな感じになるんだろう?と思っていたので、それを試してみたいという気持ちがありました。
 東西線が開通して1週間経った日曜日、どれくらいのお客さんが来ているのかを見てみたいという気持ちもありました。
 でも、一番の理由は、本当に駐車料金は無料でいいのかどうかを確かめてみたかったということでしょうかね。






 1枚目は、八木山動物公園駐車場の入口ゲート・出口ゲートです。
 ここに係の人が立っているときは、駐車券を取って渡してくれます。一緒に「事前精算」についての説明のプリントもくれます。
 8日前に来たときは「説明は要りません」と言って、プリントをもらいませんでした。「事前精算」のしくみはよく知っているので、いつもそうしています。駐車料金が変わっているなどとは思っていなかったわけです。
 でも、今回は説明のプリントをもらいました。
 2枚目・3枚目が、その説明のプリントです。
 「お帰りの際にお支払いください」とあります。動物公園駐車場を利用するときの新しいルールということになります。正直なところ残念だったんですけど、了解しました。
 でも、この説明ではわかりづらいと思います。
駐車券は、お帰りの際に、園内の事前精算機で精算してください
入園直後に精算しておくことはできなくなりました
 ・・・という表現ではどうでしょうかね。
 自分で言うのも何ですが、赤文字の使い方が適切だと思います。
 それに、「できなくなりました」という表現が秀逸だと思います。






 園内の事前精算機です。
 「入園直後の精算はできません」「精算は帰りにお願いします」など、いろんな掲示がありました。
 8日前に来たとき、こうした掲示があったかどうかは記憶にありません。
 いろんな掲示がありすぎて、ゴチャゴチャしています。
 そもそもの精算機の使い方についての説明があって、「動物公園駐車場の券」と「動物公園駅駐車場の券」という紛らわしい話があって、さらには、駐車場とは何の関係もない「駅伝開催に伴う交通規制のお知らせ」なんてのまで掲示されています。
 こうした中に、「入園直後の精算はできません」「精算は帰りにお願いします」などという言葉が紛れているわけです。
 それでいながら、これまでは入園直後に精算するのがアタリマエだったのに、どうしてダメなのか、何の説明もありません。
 非常にわかりにくい話だと思います。
 カエサルは、8日前に来たとき、どうして無料なの?と思って、いろいろと調べてみたので、これらの掲示が言いたいことはよくわかりました。
 それだけに、迷いました。
 入園直後に精算してしまえば、利用時間が30分未満だったということになり、駐車料金は無料になります。しかし、帰るときに精算すれば、利用時間に応じた料金(500円くらい)を支払わねばなりません。そういうことがわかるだけに、迷いました。
 ここで精算しちゃおうかとも思ったんですけど、かろうじて踏みとどまったというのが正直なところです。
 ここで精算しちゃうのは、駐車料金のごまかしに他なりません。支払うべき料金を払わない不正行為です。
 駐車料金をごまかすような人間が、どのような顔をして動物たちに会いに行けばいいんだ・・・なんて思ったりしました。






 ・・・というわけで、動物公園を一巡し、帰るときに精算しました。
 2時間15分の利用で400円ということになりました。
 今回は、8日前に来たばかりだということ、天候がよくなかったことなどがあって、かなり早目に回ってきたつもりなんだけど、それでも2時間は超えてしまいます。いつもだったら2時間30分を超え、駐車料金が500円になることは必定です。実質的に、値上げです。
 地下鉄東西線の開通、八木山動物公園駅の開業に伴って、動物公園駐車場の料金が値上げになるというのは理不尽な話だと思います。
 動物園のような施設の駐車場で、時間によって料金が上がっていくというシステムは問題だと思います。動物たちを見ている途中で、「駐車料金が上がっちゃうから、ここで帰ろう」などということになりかねません。
 実際に帰ってしまうことはないとしても、そういう気持ちが働いてしまえば、落ち着いて動物たちを見ていることができなくなってしまいます。
 動物公園駐車場は、一律400円のままにするべきだったと思います。
 今回の料金改定はパークアンドライド駐車場との整合性を考えたんでしょうけど、何のための、誰のための整合性なのか、教えて欲しいです。
 パークアンドライド駐車場は、イクスカで地下鉄を利用すれば100円引きになります。実質的な上限は400円だと言っていいと思います。
 地下鉄利用者の上限は400円で、動物公園利用者の上限は500円ということになり、しかも、動物公園の場合、それまで400円だったものが値上げになっての500円です。
 こうした料金体系のどこに整合性があるのでしょうか。
 動物公園駐車場の料金改定には根本的な問題があるわけですけど、さしあたっての大問題は「入園直後に精算してしまえば、駐車料金をごまかすことができる」という体制だと思います。
 今回、カエサルは「帰るときに精算」したわけですけど、次はどうなるかわかりません。「入園したときに精算」してしまうかもしれません。少なくとも、その誘惑に駆られることになると思います。
 入口と出口とをはっきり分けて、入園直後には精算しにくいようにすればいいと思うんですよ。
 カラーコーンとバーを使うだけで、簡単にできると思います。もちろん、もっとオシャレに仕切ることだって難しくないはずです。
 どうしてそうしないのか、不思議です。

 今回の料金改定では、事前精算機のシステムを変えることになったはずです。そのときに、利用時間が30分未満の場合は事前精算ができないようにしておけばよかったと思うんですよ。料金が無料なのに事前精算をする必要はないわけですからね。
 本当に30分未満の利用だった場合は、精算していない駐車券をそのまま出口ゲートで使えばいいだけの話です。むしろ二度手間をさけることができるということになります。
 どうしてそうしなかったのか、不思議です。

 まあ、不思議、不思議の料金改定です。
 こんなことで、八木山動物公園が駐車料金をごまかす人たちの徘徊する場所になってしまったとしたら、嫌ですね。


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