(長くなったので、分割して続き)
「○○さん、うちと契約して、トヨタのF1ドライバーに、なってもらいたいです」
「私達だけじゃなくって、他のトヨタの人間も、準備してるレーシングチームも、
みんな○○さんが来てくれるのを、うちで走ってくれるのを待ってます!!」
「冗談抜きで、今はここにいない、F1のチームも、クルーも、本社や会社の人も、
俺達だって、本気で待ってます!!」
(目が(口調が)、嘘ついて無い、凄く真剣な感じだった)
「なので、○○さんが良ければですが、
うちと契約して下さい、お願いします!!」
(と、その人と、他の人達にも、頭を下げられたような)
(何を思っていたんだったか、凄い感慨深すぎて、
前にメモ取った気もしなくも無いが、思い出せないし、
とにかく、涙も〜〜 レベルの、感慨深さだった
初めてその話を俺が知った時か、それとも、前に思い出した時か、
初めての時の気もするし、
それとは別で、また想ったり、追加というか、
別の感慨深さに、染み染み(しみじみ)してた気もする)
そして、頭を上げて、
「一つだけ心配なのが、契約金ですが、
あえて大きな声では言えませんが、この金額で不満なら、言って下さい」
「もっと上げてもいいって言われてるし、
ホンダがもしかしたら、
多分それよりは契約金は高いと思いますが、
他のロイヤリティーも含めてですが、
もし、ホンダ側の方が高いとかで、契約を悩んだり、それを基準に考えたりされるのなら、
もう少し、もっと、金額を上げる事も可能ですので、
遠慮無く言って下さい!!」
「ホンダの
(バカな(車バカ的な印象の) という意味))
(バカにはしてない、優等生とバカの、小学校の班レベル以下の話)
「〜〜が、契約金とか、いくら出してくるかそれだけが分からないので、」
「ほんと、多分こっちの方が上だと思いますが、
いくら出してくるか分からないので、
金額アップとか、金額面での交渉があれば、
希望に叶うように交渉してきますので、どうか、よろしくお願いします!!」
と、もう一度頭を下げられた
後ろで聞いてたトヨタの人も、さっきと同じように
「以上です」
「あ、契約書だけは、ホンダには見えないように!」
「親御さん、お母様なら、見ても大丈夫ですが」
「なんなら、ホンダとの話が終わるまで、一度預かって持ってましょうか?」
と言われて、親と相談して、
親に、見えないようにしながら、持っていてもらうようにした
(封筒か何かに、入れてあったんだっけ?)
それから、トヨタの人が下がって、
「あっち、聞こえてるかな?」
「こっちは、終わりましたよー」
と、手を振って
「こっちずっと見てたし、○○が離れたの分かってるだろうから、大丈夫だと思うよ」
そして、ホンダの人が、近付いてきて
「ほら、大丈夫だったでしょ?」
「それじゃあ、私達は聞こえないように、離れてますね」
「あそこぐらいでいいかな?」
「そうだね、同じぐらいの距離離れてるし、ホンダの会話は聞こえなかったし」
と、ホンダとの距離ぐらい、かなり遠くに離れて、
ホンダとの交渉
「○○さん、マシンに乗っての走り、本当に速かったです!!」
「あの走りなら、間違い無く、F1優勝どころか、ワールドチャンピオン、
今から準備して、初戦から出場すれば、お世辞とか無しで、獲れると思います!!」
「うちも、契約書は作ってきたので、これを見て下さい」
「金額は、年俸が○○億円」
(50億円だったか、80億円)
(金に興味があってやってないから、そっち方面はちゃんと覚えてない・・・)
「それ以外に、F1のレースに出て、優勝した時とかのロイヤリティーが、こちらです」
「優勝したら、○億円」
「二位だと、○億○千万円で、三位だと○億○千万円」
「○○さんなら、毎回3位以内には入れるぐらい速いと思いますが、
相手からの接触とか、エンジントラブルとかの可能性もあるし、
それ以下の順位は、書いてある通りです」
(※どっちも、一回優勝で数億円とかだったと思う)
(F1が、一年で何戦あったかな・・・
10戦以上はあったと思うが、そういう雑学レベルが、思い出せん・・・)
「○○さん、多分ですが、
もしかしたらトヨタさんと契約して、あちらと行かれるかもしれませんが、
F1に出場してくれたら、ライバルチームですが、○○さんの優勝を応援してます!!」
「少なくとも、俺達全員は」
(うんうんと、頷いてたような)
「ですが、良ければうちと契約して、
うちでF1出場して欲しいです!!」
「F1好きとか、レース好きな人も多いですし」
「あと、出来ればですが、
後で、うちのレーシングスーツも、着てみて下さい!」
「せっかく用意してきたし、○○さんに一度着てもらいたいです!!」
「トヨタさんと契約したら、見れないかもしれないし」
「あ、この話は、トヨタさんには秘密で」
「まあ、話してもいいですけど」
と、冗談話っぽく
「それじゃあ、後はいいかな?」
と、ホンダのスタッフが、離れて戻っていく
それを見て、ジェスチャーで、2社間でやり取りがされて、
両方、近付いてくる
「あと、何かあれば」
「なんか、○○(テレビ番組)みたいになってきたな」
「それは思った」
「確かに」
「○○さんを取り合って?」
「その話はいいから、今は大事な契約の話の途中だし」
「はい」
「ホンダさん、何かあります?」
「うちは、話したい事は(話す事は だっけ)伝えたんで、」
「いいよね?」
(頷いて)
「大丈夫です」
「じゃあ、こっち、もうちょっとだけ話していいですか?(トヨタ)」
「いいよね?」
「どうぞ」(ホンダ)
ホンダ側が、また少し離れて
「○○さん、ホンダとの契約金とか、話は聞いたと思いますが、
ほんと契約金とかロイヤリティーなら、もっと、出せるし、交渉するんで」
「なら、先に多くしといてくれって、
○○さんは思ってないかもしれませんが、と言うかそう思ってますが、
契約金は、もっと出せるって言われてるし、出せるので、
ホンダの契約金とかが、いくらか分かりませんが、
遠慮無く交渉して下さい!!」
「あと、ホンダが、ゲームセンターみたいなシートが付いたマシンとか持ってきてたけど、」
(今の、eスポーツ用のゲーミングチェアに、近いかも)
(って話して納得出来るのは、ホンダかトヨタの、F1関係のスタッフ・社員だけだろうなー
と、書きながら俺は想像してる)
「ああいうの、うちにもあるし、○○さんが必要なら付けられるし、
次回がもし必要なら、付けたマシン持ってくるので、そういうのも遠慮無く言って下さい!!」
「あと、軽量化したマシンにも乗ってもらったけど、
乗り心地はかなり悪かったと思うけど、
普通のF1マシンでも、お尻とか、乗り心地悪いかもしれないけど、
あれは、一応軽量化すれば、もっとタイムが速くなるから、
○○さんと契約したいので、契約するためにもと、
一応持ってきただけなので、
そしたら、○○さんのタイムが、調整しただけのマシンでも、
思ったより全然、想像してた何倍も速かったので、」
(「思ったより全然、想像してた何倍もぐらい速かったので」
だったかも)
「結果として全然必要無かったし、
調整しただけのマシンじゃなくて、
あのゲームセンターみたいなシートも、付けようと思えば全然付けられるけど、
そうじゃない、もう少し座り心地がいい、お尻があまり痛く無くなるような、
そういうシートもあるし、
少しだけ重いから、少しタイムは落ちるだろうけど、
○○さんだったら、あまり変わらないと思うし、
もしそれでタイムが下がっても、全然優勝出来るぐらい速いから、
テストでタイムも見てるし、
だから、そういうのもあるし、他の調整も、いくらでもするんで、
遠慮無く言って下さい、」
「お願いします!!」
と、また頭を下げられて
戻っていって、ジェスチャーでやり取りし合った両チームが、
近寄ってきて
「多分終わったと思いますが、もう、終わりました?」
「終わりました」
「こちらが一回多く話しましたが、そちらは何か追加であります?」
「特に何も」
「大丈夫?」
「うちらは大丈夫」
「という事です」
「それじゃあ、なんだかんだ時間も掛かっちゃったし、
また夕方になりかけてるので、
○○さん、もう返事は決まってますか?」
「一応、前回から、考えてはあります
今日、契約書とかも見て、話も聞いて、マシンも乗ってテスト走行してみて、
どちらと契約しようかな と言うのは、ほぼ決まってます」
(※これ、割と勇気を出して言ってる まだ慣れてない)
「それじゃあ、一応、大事な契約だし、
すぐに返事を出さなくていいので、また同じ間ぐらいの期間とか、
数週間以内ぐらいに、もし決まれば、ご連絡下さい」
「うちと契約するとしても、もしダメだとしても、一応連絡頂けるとありがたいです」
「電話番号は、その封筒の中の紙にも書いてますが、○○○○-○○○○-○○○○
(適当)
に掛けてもらえれば」
「あと、質問とかあった時も、書いてあるどの番号に電話掛けても、
すぐ、○○さんに関して、対応とかも出来るようにはしてありますが、
その封筒の表の、○○のに掛けてもらえれば、
一番すぐに、なんでも対応しますので」
「ほぼ、24時間 だっけ?」
「24時間、だね」
(目と、首を振るとか、ジェスチャーで確認して)
「24時間、いつでも対応しますので、遠慮無くいつでもどうぞ」
「そちらは?」
「こちらも、連絡先は紙に書いて、○○さんに渡してあるんで、大丈夫です」
(メモは、服の胸ポケットに入れてた)
「それじゃあ、もう今日は、大丈夫かな?」
と、契約担当の人っぽい方を向いて、首を縦に振った返事を貰ってて
「大丈夫っぽいね」
「それじゃあ、もう次のテストは、
○○さんが特別したいとかリクエストが無ければ、多分無いと思うけど」
「契約の話もしたし」
「契約して、トヨタのF1ドライバーの○○さんとして会えるのを、お待ちしてます」
「うちも、いつ来てくれてもいいですよ〜」
と、手を振られて
「あと、ホンダさんのレーシングスーツと、ヘルメット、一回付けてみてもいいですか?」
(トヨタ側のスタッフに)
「違いがあるのかとか、確認してみたいし、
せっかく、前回もわざわざ持ってきてくれたし」
「うちは、いいですよ」
「いいよね?」
「全然」
「むしろ、○○さんが良ければ、どうぞ」
「あと、ずっとうちのレーシングスーツを着ててくれて、ありがとうございます」
「これは、なんとなくだけど」
「なんとなく、そうだね」
「嬉しかったよね」
「自分のチームで走ってくれてるみたいで」
「それは、向こうも同じかも」
「だから、○○さんが気を遣ったんだよ」
「多分だけど」
「そうだよね」
と、作業しながら奥で話してる
ホンダの人が、レーシングスーツとヘルメットを持ってきて、
「それじゃあ、お願いします」
「はい」
と、渡されて、着替えてみて
(レーシングスーツもヘルメットも、マシンより更に変わらなかった
大差無いと言うか、むしろほぼ同じ)
(まあ、作ってるメーカーは、同じメーカーなのかも と、
その時思って考えてたような、今なような)
そして、見せた後、
脱いで返して、私服に戻って
「これで満足です」
「それじゃあ、こっちは帰りまーす!」(ホンダ)
「はーい!」(トヨタ)
「うちは、少し整備してから行こうか」
「そうだね」
「一応、多分無いとは思うけど、○○さんが調整してまたテストしたいかもしれないし」
「そうだね」
「本当に、うちでF1出場になったら?」
「そしたら、ちゃんとした、専用の新品を用意するでしょ」
「テスト走行で使った、お古じゃなくて」
「それもそうだね」
「エンジンも、最新型を用意するだろうし」
「そうだね、○○さんが最新のエンジンの乗った、レギュレーションのマシンに乗ったら、
速いだろうなー」
「そうだね、同じレギュレーションなら、間違い無く○○さんが優勝出来るよ」
「ほんとそうだね 全戦優勝出来ると思う」
「出来そうだね」
「もしそうなったら、契約金とか、むしろロイヤリティー、ちゃんと払えるかな?」
「そりゃ払えるでしょ、うちの会社、大きいし」
「世界のトヨタだよ?」
(だってトヨタだよ? とかじゃなくて、「世界のトヨタ」って言ってたような
この頃の方が、むしろそういう呼び方で、言われてた時期だったような・・・)
「そういえばそうだね 余裕で払えるか」
「もしホンダだったら?」
「払えるでしょ、それぐらい あっちも大きいし
うちほどじゃないけど」
「そうだね」
とか、全部包み隠さず書くけど、
後でモメ・・・ないか、これ読んだら分かると思うけど
楽しめるのは、ホンダとトヨタの社員だけかもしれないトークだな
特に、最後とか
いや、車バカなら、全メーカーそうかもしれん
そして、車好きは大概、車バカで車オタクかもしれん
アニメと同じだ
「合体ロボット」と、女子向けの「変身・魔法」ものと、「ヒーロー」ものと、
やっぱり、そこは変わらない気がするな
何年経っても