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流れる川のごとく

日々の小さな出来事・思いをつれづれに書いていきます。

ビアンカ、東へ ~宗像神社への道~

2009-05-28 20:11:21 | インポート

 宮地嶽神社を後にして、再び97号線でて、とりあえず「北九州・宗像」という表示に沿って走ります。

いつ、宗像市に入ったのかわかりません。

が、道路沿いにあるお店の名前に「宗像〇〇」とか、「赤間〇〇」とか、

宗像市内の土地の名前がかぶせてあるので、

何となく、もう宗像市に入ったのかなぁ、などと思いながら走っていると、

前方で道が大きくカーブしています・・・目の前に「白水峠」の標示が・・・

ここは峠だったのか?

それまでがフラットな感じだったので坂道とは気がつきませんでした。

大きくカーブしながら道はダラダラと下っていきます。

当然のことながらスピードが出ます。

が・・・いつまでたってもスピードは落ちません・・・

かなり下ったはずなのに、まだスピードは落ちません・・・

ペダルが軽い・・・そして、まだまだスピードは落ちない・・・・

落ちない・・・長い~!

思わずメーターを見ると、35kmを指しています。

峠の手前で、約32kmを表示していましたから、すでに3km近くずっと

下っていることになります・・・

(絶対、帰りにこの峠を通りたくない・・・!)


やっと、平坦な道になり、少し走ったところで、「←宗像大社」の表示を発見。(ほっ!)

表示ににしたがって曲がります。

ここからは一本道のようです。おまけに車が少ないので、気持ちよく走れます。

しかし、行けども行けども山に挟まれた田園風景が続くと、

のどかな気持ちのよい風景ではありますが、だんだんと気持ちは心細くなっていきます。

(大丈夫かな、行き着くかなぁ、このあたりで、引き返そうかなぁ・・・)

しかし、ここで引き返すとあの峠を越えなくてはいけません。

(それは嫌だ!)

とにかく前に進むことにしましたが、宮地嶽から11kmくらい過ぎた頃には、

(まだなのかな・・・)不安がピークに。

(もうあきらめてあの坂道を登らないコースを探して帰ろうかな・・・)

かなり弱気になってきました。

そんなときに「←宗像大社」の表示が現れると、なんとも嬉しい限りです。

疲れがあっという間に吹っ飛んでしまいました。

残り1kmをスピードを上げて走り抜けます。

見覚えのある宗像神社の社殿が見えたときには

「やったー!」と、小さく叫んでました。


無事に「宗像大社」の駐車場に滑り込み、ビアンカ姫を隅に駐輪し、

とりあえず、メータをみると宮地嶽神社を出てから、12km弱、

総距離にして約42kmでした。はぁ~~。


(つづく)


ビアンカ、東へ ~宮地嶽八社巡り~

2009-05-17 12:01:56 | インポート

それでは、境内の横から自然道へと移動します。

森閑とした森の中の石畳を4~5分程度登っていきます。

この先に、奥の八社があります。

薬師神社。

薬事百般をつかさどるお薬師様が祭られています。

お稲荷さん。

このお稲荷さんの五穀豊穣・商売繁盛。家内安全のご利益は西海随一だとか。

このほかに、「万地蔵菩薩」神社(?)、「三宝荒神(かまどの神様)」神社、

「七福神」神社、「淡島(女性の病気にご利益がある)」神社、

「濡髪」(恋の神様)神社があります。

(参拝している方があったので写真はちょっと遠慮しました)

ここの「淡島」様に祈願するときには、手作りの人形を奉納する習慣があるとか。

ちょっと珍しい風習です。


さて、ここでもっとも有名な神社といえば、「お不動さん」です。

なぜ有名かというと・・・

実はこの神社、第一級の古墳の中に不動尊をお祭りしてあるのです!!

この古墳、1741年(寛保元年)に山崩れがおき、入り口が開いて

内部が明らかになったのです。その全容のあまりの素晴らしさに、

修験道関係者やこの辺りの人たちが感動して、あらたに不動尊を石室の中に

お祀りしたというもの。

九州でも最大の石室を持つ古墳で、奈良の飛鳥の石舞台にも匹敵する大きさで、

ここからは三百数点の副葬品が出土し、いくつかは第一級の国宝されています。

いつもなら、神社の本殿の奥などは撮影しないのですが、

今回はちょっとさせていただきました。

この巨大な石の天井といい、明らかに古墳の石室です。

お不動さんのお祭りしてあるところが、石棺のあったところでしょう。

石組みが明らかに普通のものじゃありません。

凄い・・・!ちょっと感動ものです!


一巡りしたので、再び境内に戻りました。

そこで、またまた日本一のものを見つけました。


大太鼓・・・直径2.2m。すべて国産の材料でできています。

この太鼓よりも大きいものもあるそうですが、すべて国産のものを使った太鼓はこれだけだとか。

1月1日の午前0時に鳴らすのだそうですが、数キロ先にもこの音が聞こえるということです。

近くにいると、耳がどうかなりそうだろうな・・・



参道の階段の一番上からの景色です。

遠く海のほうへ続く道が見渡せます。


さて、これからどうしよう・・・


ビアンカ東へ ~宮地嶽神社~

2009-05-17 10:39:24 | インポート

 久しぶりの更新です。

しばらくこちらのほうには顔を出していなかったのですが、相変わらず走っています。

今回はポタリングではなくサイクリング日記です。

以前から行ってみたいとおもっていた宮地嶽(みやじだけ)神社。

よく情報誌などで、県内最大のパワースポットとの声の高い神社です。

しかし、どれくらいの距離、時間がかかるかわかりません。

たぶん、秋月より少し遠いのでは・・・ということで、朝、8時に出発しました。

博多駅から3号線に出て、香椎方面に向かいます。

名島橋を渡って、名島城址の近くを都市高速の下を香椎浜・

人工島(アイランド)方面に走ります。

人工島の手前のところで、海岸沿いに作られたウォーキングロードを発見。

なかなかいい感じのウォーキングロードです。

向こうに香椎花園(遊園地)のジェットコースターと観覧車が見えます。

この香椎花園の横を抜けていくことにしました。

ちょっとしたアップダウンを繰り返し、香椎花園の横を走り、唐の原(とうのはる)、

和白(わじろ)干潟、三苫と抜け、「新宮・古賀方面」の矢印の表示に沿って走ります。

途中で海岸により過ぎていたことに気づき、新宮町に入ったところで進路変更、

495号線に乗ります。この道路なら、ほぼ1本で宮地嶽神社のある福津市に

入ることができるはず・・・

地図と道路標示を頼りにひた走ります。

まずは古賀市に入ります。

このあたりの道路は上下2車線、自転車通行可の歩道は狭いし、

大型トラックはバンバン通るわ、なかなか怖い・・・

役所のある周辺は結構整備してあるんですが、市街地をちょっと外れると

歩道を通るほうが安全です。

結構スピードを出して走っているのですが、初めての場所なので何となく

延々と走っているような気がしてきます。

やっと、福津市に入りました。

何となくホッとした気分。

さて、ここまで来て、ちょっと迷いが・・・

実は、福津市の先、宗像市に「宗像大社」という大きな神社があります。

ここは全国の宗像神社、厳島神社などの総本山です。

ここまできたらもう少し足を伸ばして行ってみようかな・・・とちょっと欲がでて、

宗像大社に先に行くべきか、宮地嶽神社を先にすべきか。

とりあえず、先に遠い宗像大社を目指していこうと、497号線に別れを告げ、

97号線に乗ったのですが、考えてみるとここからどれだけの距離があるのか

全くわかりません。

(大丈夫かなぁ・・・帰りに寄れるかなぁ)と一抹の不安が頭をもたげました。

そこにまるで後押しするように「←宮地嶽神社」の表示が現れました。

で、計画変更、先に宮地嶽神社に向かうことにしました。

表示に沿って走り、数分で到着。

ここまでの距離、約30km。(ハァ~)

宮地嶽神社は開運・商売繁盛の神社として有名で、正月三ヶ日には

このあたりの人たちを含めて100万人以上の人が参拝に訪れるとか。

参道に沿って土産物屋さんが並んでいますが、この連休の間ずっと開けていた

らしく、この日は臨時休業のお店が多かったです。

およっ!階段だよ~~。

さて、この長い階段を登って本殿へ。結構きつい・・・

楼門です。ここをくぐると境内・本殿。

とりあえず参拝。

主祭神は、神功皇后。

創建は古く約1600年前くらいだとか。

神功皇后が朝鮮半島に出兵する前、この背後の山、宮地岳の頂に

祭壇を設けて勝利を祈願して船出したのが始まりだとか。

この山の山頂には古宮の祠や日の出の参拝所などがあり、

ハイキングコースも作られています。

ハイキングコースに興味はありますが、今回はまだ行く場所があるので

ハイキングコースはパス。

ところでこのしめ縄・・・日本一の大きさで有名です。

確かに大きい。

さて、実は宮地嶽神社、これだけじゃないのです。

「奥の宮八社」と呼ばれる境内外社がありまして、昔から

「一社一社をお参りすれば大願が叶う」といわれています。

そちらに回ってみることにします。


鬼神楽

2009-02-02 21:27:00 | インポート

節分の前日ですが、櫛田神社で鬼神楽が行われるときいて、

晩御飯の用意もそこそこに櫛田神社に向かいました。


「鬼神楽」・・・初めてです。どんな神楽でしょう。


まずは、櫛田神社名物「大お多福」のお出迎えです。

このお多福はの大きさは縦5.3m、横5mです。40年以上前から、毎年この時期(1月29日~2月8日くらいまで)に登場します。

この大きく開いた口をくぐって参拝すると商売繁盛・家内安全などの御利益があるとか。


ちなみに入ってきたお多福から出て行ってはいけないとか。

(要するに境内を横切って出て行くのですね)

同じお多福から出入りすると福が逃げるのだそう・・・(知らなかったぁ!)


時間まで境内を散策。

韓国語や英語のおみくじが・・・!国際的ですね~(^^)


さていよいよ時間です。

なんと祈願や御祓いを受けたりする以外ではめったに入れない拝殿の中に

入れてもらえることに。ラッキー!!

祝詞、御祓いなどが終わり、いよいよ始まります。ワクワク・・・


鬼の登場です。

周りを睨みつけながら、暴れ始めます。

激しい動きです。カメラが追いつきません・・・

鬼が本殿を伺い襲おうとして、階段を登り始めます。

本殿の中にいる宮司さんたちが神様の代わりに「鬼は外ォ~!」と叫びながら

豆を投げます。

バラバラと投げられる豆に鬼は本殿から逃げ出します。

これを3回繰り返し、最後には鬼は降参し、

ヨレヨレになって退散する、という内容です。

激しく勇壮な鬼の踊り、すごく面白かったです。

おまけに真横が雅楽師さんたちの席だったので、生演奏を側で聞くことができるわ、

ほんとにラッキー!

このあと、奉納された大豆が禰宜さんたちによって配られ、

ちゃっかりそれをいただいた私です。ww

見に来てよかった~~。


箱崎宮の花庭園

2009-02-02 16:20:00 | インポート

ここは、箱崎宮所有の回遊式の庭園です。

そんなに広い庭園ではないのですが、思っているよりも時間がかかります。

ここには四季折々の花を育ててありますが、なんといっても有名なのは「冬牡丹」。

丹精こめて育て上げられた牡丹・芍薬はとても綺麗です。

雪の積もっているときに来ると本当に綺麗なんでしょうけど、

正直そんな根性はありまっせ~ん。

色や形も様々です。

ちょっと珍しい色。

中国から贈られたもの・・・やはり花の女王と呼ばれるにふさわしいという気も。

牡丹は少し盛りが過ぎつつありますが、次は芍薬が控えています。

途中で見つけた福寿草。

紅梅が咲き始めていました。

蝋梅(ろうばい)も

そして、この時期に咲くサクラ。

こうやって見ていくと、春の気配を感じます。

庭園を5分の1ほど回ったところで、お煎茶とお菓子で一服。

庭園を眺めながらの一服は、心が和みます。

まだまだ、寒さは続きますが、春はもうそこまでやってきているんですね。