手術終わりました

21日
朝から絶飲食、浣腸や術前処置が終わり、8時30分筋肉注射のためストレッチャーに横になる。
肩に注射された後、意識が少し朦朧となる。
後に聞けば、あれやこれや喋り続けていたらしい。
そのまま手術室に移動。
硬膜外ブロック注射（神経ブロック）されながら、
「ちょっと注射入りますよぉ、大丈夫ですかぁ」と、問われ、
「大丈夫…でもズドーンと何か入ってるね」
さっきから聞こえるのは槙原さんの歌声。
「あ、私、槙原くん好き♪」

♪どんなときも どんなときも…

そこまでは覚えてる。
次に気づいたのは
「とまぴーさーん、とまぴーさーん」の呼び声と、
気管にいれられていたチューブが抜かれる気持ち悪さ。
「終わりましたよ、お部屋に戻りましょうね」
頷くのが精一杯。
12時45分に出てきました。

術後3時間酸素吸入。
尿道留置カテーテル留置中。
硬膜外チューブ留置中。
ふくらはぎには血栓予防のポンプ装着。
このポンプね、音はうるさいけど優れものでね、
足首から膝裏まで揉み上げてくれるのよ。
そんなこんなで身動きなりません。
しかし、酸素吸入が終わると同時に「寝返りましょう」ですって！
いやいやいやいや、無理でしょ(笑)
お腹は痛いし、尿道カテーテルはめちゃ違和感あるし、ポンプは重いし。
でも早期離床を目指して、よいしょ！よいしょ！と右に90度。

健康な時には気づかない、腹筋の大切さ！ありがたさ！
喋ることも飲み込むことも、笑うこともあくびだって咳だって、
全部が全部、お腹に響くのよ。

その日も絶飲食。
夜に発熱39度、
硬膜外チューブをしているにも関わらず、死ぬんじゃないかとおもうほどの腹痛。
座薬をしてもらって一息。
尿道カテーテルも落ち着かない。



22日
絶飲食
しかし、何も欲しくない。
持続点滴のお陰でしょうか、身体は満たされているのでしょうね。
尿道カテーテルにも違和感がなくなりました。
身体を拭いてもらいます。
熱いタオルが気持ちいい。
午後からはベッドギャッジアップ座位の練習！
無理！無理無理！
でも、明日からは尿道カテーテルも外してトイレに行くんだとかで、
ベッドを上げる。
ここでも腹筋の大切さを実感！

やはりお腹も痛い、数時間おきに座薬をもらっています。

23日
主治医の許可もあり、お水を飲む。
お昼から重湯開始。
重湯200グラムは飲めなかったな。
お澄ましは鰹だしがきいて美味しかったよ。
ミルクポタージュも甘くて良かった。

背中の硬膜外チューブを外す。
それだけ痛みが弛くなってるってことよね。
でも、やっぱりお腹が痛いよ。
縫ってるところより、内臓ね、臓器の痛みね。
臓器を切除してるんだもの、痛くないはずはない。

尿道カテーテルも外す。
点滴テーブルを押しながら初めての歩行。
足取りは良いけれど、お腹が痛くて重い。
ガスの出が悪くてお腹が張る。
ベッドに横になることも難しい。
今日も腹筋のありがたさに脱帽。
私の身体なのに、どう扱っていいのかわからなくなる。
夜も座薬をしてもらう。
いつまで続くのかと悲観的にもなる。
しかし、大丈夫！
少しずつだけど前進してます。