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とまぴーSTYLE

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「弦と響」

2016-01-11 23:36:18 | 
入院中に読んだ小説。
手術前に半分、術後に半分。



小池昌代(著)

とっても良い作品でした。
鹿間四重奏団がラストコンサートを迎える、その最後の演奏に向けて様々な人の思いが交錯する。

どの登場人物も情感あふれ、まるで生きているかのような息吹きを感じる。

どんなに素晴らしい演奏でも、それを小説の中で言葉で伝えるのは難しい。
しかし、音が聴こえてくるのだ。
ヴァイオリンの、ヴィオラの、そしてチェロの。

コンサートに出かけたい。
病室のベッドの上で切に思った。

この小説が音楽の感動を受け渡すリレーとなりますように。

激しく雪の降る中、
音楽と聴衆の熱気とで満たされていくラストシーンは、
静かな感動が押し寄せ、切なく胸が詰まる。

私は音楽が好きでよかった。
そして、本が好きでよかった。

著者の「たまもの」これも良い作品です。
「ことば汁」は不思議な内容だったと思う。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんばんは (木洩れ日の差す窓辺)
2016-01-12 23:28:44
音楽が好き
読書も好き

料理もなかなか
文章もいい

感性豊かですね
いつもありがとう
返信する
Unknown (Re:木洩れ日の差す窓辺さん☆)
2016-01-13 15:55:46
生きがいってどういうことだろう、と、家族と話し合ったとき、
それは好きなことがあって、
それをずっと続けられることなのだと思うよね、と結論。

食べたり読んだり聴いたり見たり、
そうした何気ない身近な出来事を、
私の言葉でずっと書き続けていきたいと思うのです。

不定期更新ですけど(笑)



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