アバンダンティアのセッションより
2006年3月 Bさん
始める前のセッションで、人間関係がうまくいかず、仕事も続かなくなる、という悩みをお持ちとのことでした。
チャクラのクリーニングをしている時に、楽しんではいけない、人との関わりに素直になってはいけない、簡単に信じてはいけないという言葉が浮かんできました。
豊かさを受け取ることをブロックしているものを見せていただくと、インディアンの長老のイメージが浮かびました。
その老婆は、高いメサのような岩の上から、白人たちが行き交う大地を淡々と見つめていました。
自分たちの暮らす土地を奪われたようですが、それを恨む気持ちもありません。
大地は母なる地球のもので誰のものでもないという当たり前のことを知らない人々に憐れみしか感じないようでした。
叡智を受け継ぐことこそ豊かさだと感じていました。
なぜそれがBさんの豊かさをブロックするのか、と質問したところ、『所有しない』という概念で生きてきた過去生の影響で、何かを所有したいと思う自分の感情や欲求に罪悪感や嫌悪感を無意識に抱くため、豊かになることにマイナスの行動を取る、とメッセージがありました。
たとえ、前世などのおかげで魂が深いレベルで悟っていたとしても、今のBさんは、新しい器をもらって今の人生を与えられたのですから、今の経験を一番大切にするべきだったのです。
もっと無邪気に子どものように欲求に従って動くことは悪いことではなく、今世は所有する経験をするのだと視点を変えて今の人生を楽しむこと。
今の人生の年齢や経験より魂の方が悟っているため、頭と心がかみ合わず時々辛くなることがあるが、まずは子どもの頃から抑え込んできた自分の中の子どもを満足させてみると、心も満足して魂の求める道を歩くことへの抵抗が減っていく。
とアドバイスさせてもらいました。
嘘の概念のない前世で、騙されて土地を騙し取られるなどのトラウマから、人を信じることを恐れ、素直に生きることを抑制しているようにも見えたので、全てを信じるのは難しいと思うので、範囲を決めて、そこまでは何も考えず素直になってみる、ここまでは無条件で信じてみることから始める。
もしそうすることでまた騙されても、それは自分の責任じゃなく騙した相手の問題で、自分は経験を一つ積んだだけ、と考えるようにしてみては？
ともアドバイスさせてもらいました。
なぜか人を信じることが怖かったし、実際に騙されることも多かったと教えてくれました。
信頼できる人が周りに増えるという豊かさもあるとお伝えしたらそれをこれからの新しいレッスンにしてみると少し前向きになられました(^-^)
今改めてこのメッセージを読んでみて
魂に刻まれた恐怖や悲しみ、そしてそれを叡智で自分を慰めて乗り越えたと思っていたのかもしれませんが、うんと深いところでは、実は恨んでいたし恐怖も残っていたのかと、感じました。
魂レベルで乗り越えていたら、もう引き寄せないはずですから、少し課題を残したままだったのでしょう。
もともとは叡智を理解し実践していた人ですから素晴らしい人生を歩んでいてほしいです(^-^)
