遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

ツレが鬱になりましてを見ました

2023-09-25 09:26:00 | スピリチュアルエッセンス
毎週見ていたドラマが先週で終わり、特番していないかなーとテレビをつけたけど、やっていなくて。
ザッピングしていたら、堺雅人が情けない夫役で出ていたので手が止まる。




「ツレが鬱になりまして」
の映画だった。
漫画は知っていたけど読んだことなくて。
すごく良い映画だった。

「病める時も健やかなる時も助け合い」
結婚式でのことばを思い出しました。夫婦で乗り越えられてよかった。
みたいな妻のコメントに号泣。

私が鬱になった時、家には子供たちしかいなかったから。
彼らは寄り添ってくれたというよりは、守らなくては!と思う存在で、リラックスできなかった。
でも彼らがいるから、死んではいけないと何度も思った。
生きていたくないけど、私が死んだらこの子達が困る。だからとりあえず明日まで生きよう。そう思って生きていた。

病気が悪化して1ヶ月入院したことは、本当にとてもよかった。
家事はできないのはもう仕方ない。治すためだと割り切って寝ていればよかったから。

その後、主治医に、心療内科も行った方がいいと言われて。
結果は重度の鬱になっていた。
鬱かもしれないと思ううちは鬱じゃないとよく聞くけど、自分が鬱だと実感できなくて。
そうなんだ、としか思わなかった。
医者がそういうならそうかもしれない、程度のこと。

だけど、カウンセラーさんが相談に乗ってくれたことが支えになった。
あの頃自分のことを相談できる人は誰もいなかったから。
ちなみに今はたくさんいる。
人を信じられるようになったから。

3年後、もう回復しました、来たくなったらいつでも来て下さっていいけど、定期的に来なくても大丈夫ですよ、と言われた。
その日に描いた絵の横に、最初に通院した日に描いた同じテーマの絵を並べられて苦笑いした。
別人だったし、こりゃあ相当病んでますわ、とはっきりわかる絵だったから。

でもその時は一生懸命描いたのだ。
今ならあんなふうな絵は絶対描けない。
「描かない」のじゃなくて、描けない。
あんな構図とかアイテムとか浮かんでこないから。

薬は飲まず認知療法で治したので、3年かかったけど。
あの頃の日記は開くたび、ひえーーっとなる。
だけど、あの頃の自分の意識を経験したことは大きいな。

そして、あれから決めたことの一つに、
「休みたいな、と思ったら休む」がある。
だって無理の積み重ねでああなったんだもん。
一つ一つが重なるわけでしょ。
だからその一つを作らない。
人に何を言われても休む。
何かいう人が私の人生の面倒を見るわけじゃない。
私が私の人生の面倒を見るのだ。
私は鬱経験あるし、体弱いし、人の何倍も働いたし、子供を一人で3人育て上げたし。
なにか?と思う(笑)

鬱の人の気持ちがわかるようになれてよかった。
明るく振る舞って、元気な人と話した後、自分は無価値だと、その後死にたくなるあの落差、よくわかる。
よかったら漫画でもいいので読んでみてほしいな。

鬱は誰でもなる心の風邪だそうだから^_^



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