
なんと(710)立派な平城京
そこのスーパーには、出入口はちゃんとあるのですが、広い駐車場を取り囲む生垣の隙間から人が出入りしています。
私は会社に行く前にいつも神社にお参りをしていて(今はできないので残念)、神社の隣にあるそのスーパーの駐車場を抜けて、駅に近い生垣の隙間から出て駅に向かうのがいつものルートでした。
春くらいのことでした。
ある日その生垣から1歩出たところで、歩道を全速力で走ってくる自転車が目に入りました。
しかも道路側ではなく、生垣寄りのほうを全速力で走ってくる。
私が出たときには1メートル位先にいたのですが。
すごい勢いだったことと、おそらくその方は私を避けようとしたはずですが。
「なにかあるある」で、その人は避けようとしているはずの私に向かってハンドルを切ってしまったのです。
そして、立ち止まっていた私に、その人は自転車ごと全速力で激突したのです。
何とか転ぶのは回避できましたが。
タイヤが激突した太ももに激痛が走りまして。
いったあ!と声がでてしまいました。
その人は私にぶつかった衝撃で、一旦自転車を止めました。
私はこれは交通事故なんだろうか?
だとしたら何をすればいいんだろう?
えっと、まず名刺交換的な?
(連絡先聞く的な?)などと考えていると、その方は私の顔を一度じっと見まして。
あ、何をいうべき?と考えている私に何か言いかけたのですが。
でも次の瞬間に,ありえない行動に出たのです。
なんと、何も言わずに参考方向を向くと、そのまま自転車にしっかり乗り、たった今人にぶつかった人間とは思えないスピードで、去っていったのです。
えええええええ!!
謝りもせずに?
大丈夫ですかと、声もかけずに?
ただもうびっくりして。
あ!
これは自転車の後ろ姿だけでも撮影しておいた方が良いのだろうか?
と思いましたが。
でもまあ後ろ姿を撮ったところで、ナンバープレートもあるわけではなく。
もういいや、と思ったのです。
「そんな人」に当たった自分に何か原因があるのだと考えてしまうからです。
そのことを思い出したと娘に話したところ、「そもそも自転車が歩道を走るのは交通なんたら違反だから」
とのことで。
あ、それはママも知っていたから、こいつーー!って思ったよ、と。
しかも人にぶつかって怪我をさせている。
それでマイナス一。
その上もうひき逃げをした。
つまりもう刑事事件であり、その人をつかまえて警察を呼んでいれば、慰謝料とか治療費をもらえたのに、と言いました。
実は自転車の事故で警察を呼んでいいとは思っていなかったので(よく考えたら呼んでいいですよね)。
まぁ、しばらく大きなあざはできていましたが、生活に支障があるほどの怪我ではなく。
ただその人は40代か50代くらいの主婦っぽい感じの人で。
時間から考えて(朝の8時半頃)、自転車で通える距離にある職場に向かうところで、遅刻しそうで1分1秒を争って爆走していたんだと思いました。
つまり謝りもせずひき逃げした理由は、私と関わっていたら、確実に数分無駄する。そしたら遅刻する、と自分勝手な思考で短絡的に判断したからかな?と。
でも、犯した事は「刑事事件」です。
交通事故です。
そのうえ、轢き逃げです。
結構な罪ですよね。
そもそも歩道を走っている時点で違反している状態ですから、完全な過失と言えるかどうかは分かりませんが。
ちゃんと謝罪すれば、少なくとも私は、
「あ,大丈夫です」
と特に何もせず終わるつもりでした。
それを、
「怪我をさせた上に、謝罪もせずに逃げた」それが全て自分の都合によるものだとしたら。
多分それは一生潜在意識に存在する罪となります。
たとえ記憶から消したとしても、潜在意識は覚えています。
いつかどこかで自分がその罪を償う日が来てしまうと言うのに。
私も昔は時間がなくて、結構バタバタするところがありました。
遅刻しそうになって駅まで走ったこともありました。
今は待ち合わせ時間の15分前に着くようにしているので、遅刻しそうだからと走る事はもはやまずありません。
まぁ、旅行に行ったら列車などの接続のために走っちゃいますが(笑)
でも、人がいたらさすがに歩くし、あと、早歩きにします(苦笑)
その理由は危ないからです。
あの時謝罪されなかったことは驚いだけど,別に腹が立ったわけではありませんでした。
ただ、あの人がもし遅刻の常習犯で、毎日のように疾走ているのだとしたら。
あのスーパーのむかえが小学校ですから。
子供たちがひょっこり出てこないとも限らない。
その時、子供ならば吹っ飛んでしまうと思うので、大きな事故になってしまう可能性がある。
だから、あなたが遅刻するかどうかはどうでもいい。
でも、そもそも歩道を自転車で走るな。
しかも馬鹿みたいにスピードを出すとは言語道断。
車道を走りたまえ。
そして猛省して、二度と遅刻しないように動いてもらいたいことだ!
と強く伝えたかった!と思っていました(笑)
まあ、言い方はマイルドにしますが。
知らなければ知ることで抑止力になるし。
でもきっとわかっていてやっていると思うのでタチが悪いと感じます。
あの看板が立ったということは、私の事故と同じことが起きたのかな,と思ったので。
せめてあの時に、
待ちなさい!
ひき逃げは刑事事件ですよ!
くらいは背中に叫んでおくべきだったのかなーと。
少なくとも同一人物だったなら、二度目の事故は防げたかもしれないなどと思ってしまいました。
ちなみに富裕層の方が絶対的にもつ価値観は
「タイムイズマネー」
自分の時間も人の時間も命であり豊かさであり、お金でもある。
遅刻する人間は、待っている人から時間、すなわち命や豊かさを奪っている。
なので、間違ってもその罪を犯している人が、将来豊かになることはない。
これを知って以来、すんませんでした!と遅刻して人を待たせたことを猛省し、絶対に15分前に着くようにしました。
会社に至っては、勤務時間の30分も40分も前について休憩室でお茶しています。ちなみに今も休憩室にいますが、仕事が始まるのはあと30分後です。
そのことで,本当に豊かになったし、焦ることが減ったので、ストレスも減りました。
つまり、遅刻すんなや、という話です(笑)