ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

自分の過去を振り返る20

2008年10月14日 13時21分15秒 | Weblog
講演をされた方は、幼少からご苦労され、たたき上げで会社を設立し、不動産バブルで多大な借金を背負って、何度も死のうと考えた方が、その研修を受けて、やり直すきっかけをつかんだという。
その経営者は、ずっと学び続け、大学院も出て、今は社員一人一人が経営者のようになって経常利益を出し続ける企業の会長の地位にいて、全国を講演して周り、週に1度は山登りをされている悠々自適の生活を送られている。

顔を拝見すると、ご苦労の顔とやり切っている満足した表情が入り交ざっている。
そんな顔になりたいと思った。
語られる内容も、人間があぶく銭をもらったらどんなに堕落するか、ということも織り交ぜて、経験したものだけが知りえる、面白い人生訓をいただける。

その講演を誘ってくれた、お兄さんのような経営者の方に、その研修に行きたいので、紹介してほしいとお願いすると、すぐに申し込み用紙を書いてくださった。
幸運にも、経営者は最初の研修は、無料招待ということなので、喜んで参加しようとスケジュール調整に入った。

その講演会を聞いた当時は、前夫が精神科病棟に入院して1ヶ月、私は初めてのゲームソフトシナリオの仕事が入ったばかりで、環境が変わろうとしていたのが、良かったのだろう。7月の研修には、仕事の都合がつかないので、9月の下旬のコースを選択したのだった。
9月の下旬では、前夫のマンションを飛び出して引越しの荷物も片付かないうちだったが、これ以上スケジュールを伸ばすと、その研修を受講する勇気が出ないような気がして、挑戦した。

3日間の研修では、自分の潜在的にもっている意思、心の中を、少しかいま見たような気がした。ちょうど自分が表現者として花開こうとしていたので、その意欲は高かった。またリーダーとして積極的に動くことはしたが、言葉で自分の意思をまとめて短く伝える能力がなく、私を支持する人は余りいなかった。
これがその当時の私の力だった。表現は文章やイメージで伝えていたが、短く要点を突いた意思表示をする力の無さに気付かせてもらったのが、一番の成果だった。
それからは、その短く意思表示する表現力を身につけようと心で努力してきた。今は短すぎて鋭いので、きついとまで言われているかもしれないが、長々と説明を受けるのは、自分が嫌だったから、人にも嫌な思いをさせたくないという思いで、心がけた。

さて、その研修が終わって、その研修を紹介してくださったお兄さんのような方には、今でも見守っていただいている。危なっかしい自分だが、その方の奥様も慈母のような方で、一緒に私たち母子に優しく接して下さっているのが、ありがたい。

その研修の後、自己変革の研修、変革した自分を実践する研修と続けて受講して、学ぶときはとことん学ぼうとした。強い自分、強い会社になりたいと心の底から欲した。今でも同じ気持ちで学んでいる。
心の弱さが体調にくる自分の弱さが、一番の障害だ。
だからスタッフも良い仕事をするのだが、体調を崩しがちになる。

引き続き、その研修受講のOBが学び続けている勉強会で、仲間と学ぼうとしている。優しい人もいるし、自分の良くない面を私に発見して、あえて厳しいアドバイスをしてくださる先輩もいる。いろいろな方がいて、良い学びの環境にいる。

前夫は、別れてから2年後の4年前に、実家のある本州に帰っていった。
前夫の母親が、気を使って、当時の車を廃車にする予定だったのを、無料でくれた。その時に、息子に会わせようとしたのだが、直前に前夫本人がキャンセルしてきた。今の自分を見せたくなかったのかもしれない。車を引き取りに行くのと同時に、前夫のマンション建物の影から、前夫がタクシーで駅に向かい空港に行くのを見送った。全ての家財を処分して、分譲マンションを賃貸にしてローンを払うという、その母の采配は、生き残り策だろう。
前夫の風貌は、力弱くひげも伸びて社会生活をしていなかった様子がある。
その母親が郵便受けの暗証番号を知らないかと問い合わせてきたが、数年たっているので、忘れていると伝えると、数年分の郵便が郵便受けに溜まって管理人から苦情が出ていると愚痴をこぼされた。その母からの話で、2年間は、生活費を送っていたらしい。しかし、営業をすることもなく、一人で暮らしていた前夫を思うと、心重いが、それは前夫が望んだことだと納得させる。
友人で同様に離婚して、引きこもったが、仕事の勉強をして、今は再婚して3人の子に恵まれ、仕事も右肩上がりでがんばっている男性もいるのだ。

息子の父親として、いつか会えるようになってほしいと思うが、息子は、私に、新しいお父さんを用意してくれと言う。自分の父親の写真を時々眺めることもあるのだが、心の交流がない分、温かい父親像を新しく求めているのだろう。

明日は、両親との同居のいきさつを語ります。
感謝



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