ハハノシキュウさんの出たばかりのアルバム(円盤で6日に買った。2枚買った。)「リップクリームを絶対になくさない方法」を聴きながら久々にブログ書くかー。
昨日13日はくほんぶつライヴでした。とても良いライヴが出来た気がします。
私もそう思ったし、ドラムのみっちゃんも終わったあとに「今日は良かったんじゃない?」と言ってくれました。
みっちゃんはすごく悪い時かすごく良い時しかコメントくれないので、多分すごく良かったんだと思います。
みっちゃんに限らずうちのメンバーはそんなに自分から積極的にコメントやアクションをしないので、
私は時々顔色伺ってオドオドしそうになりますが、大事なとこはハズさない人らなので、何か言われるまでは自分の判断でOKかなと昨日思いました。
トマトレコードさん(シガレットシーワズのかわばたさん)、サーティーン(の神宮くん)、呼んでくれてありがとうございました!
あとドラムが仕事でリハに間に合わないのでPAさんに渡して欲しいと事前にアポなしで音源持って行っても丁寧に対応してくれた
会場の「真昼の月 夜の太陽」の古沢さん、ありがとうございました!
そしてお客さん全然呼べなくて本当に申し訳ないです!!
音楽始めてもう2年だ。2010年、千晶とみっちゃんと麻美さんに声かけたのが今くらいの季節でした。
それまでも遊びでyoyo.さんと「こじきやしき」とかやってたけど、本気で音楽やってる人を巻き込む覚悟はなかった。
いざ始めてみると音楽やってる人らに対する見方も理解も変わってきて、イベント企画者としてもとても良かったと思うが、
いつのまにか擁護すべき自分の大事なアーティストたちを蹴落とすべきライバルのような気もしてきて、
これでは本末転倒だなと思いながら、そもそも私が10代の時に音楽に出会ってしまったのは何のためだったのか、
どういう運命で、どういう意味で、どういう顛末が待ってるのか。
不幸とか幸福とか成功とか失敗とかどうでもいい。
ただただ流れていく予想がつかない自分の人生が欲しい。
それが音楽に出会う前の、頭腐るみたいに退屈だった10代を全部取り返すためだってことはわかる。
でも不幸に気づいたのは不幸なんじゃないのか?
音楽なんかに出会わなければ、退屈に慣れていけたのかな。
そんな架空の人生はどうでもいいけど音楽なんて、表現とか芸術の類なんて、出会った時点で呪われてる。
それは幸福を約束するもんなんかじゃない。
正しい道なんかであるわけない。
悪魔に魂売ったり、神様に息子を捧げたり、そういうのと同じだ。狂ってんだ。
どうしようもなく大事なものが出来るっていうのは、綺麗事じゃ生きていけないってことで、
いつか全てのものを失う可能性が出てくる。
(それは大事なものがあろうとなかろうと実は常に傍らにあるんだけど。)
最近自分が死ぬ夢を見たり、死に関するイメージがつきまとう。
どれも前向きで清清しい内容。
そういえば昨日のライヴで転換BGMに用意してった音源が
「自殺幇助ソングと自殺撲滅ソングを同時に」(ハハノシキュウ)
「棺桶はひかりの中へ」(チークタイム温度)
「葬列」(麓健一)
と、死にまつわるタイトルが続いた。意図してないし、偶然だし、気分で作っただけなんだけど。
今日は夢で、牛の頭をお皿に乗せて食べる夢を見た。真っ赤な牛の頭蓋骨とホホ肉を箸でいじりながら
「やっぱ良いお肉は違うわねー」と母とモグモグ食べた。
多分おとといテレビで観たニホンオオカミ信仰のドキュメンタリーの影響。
ニホンオオカミの頭蓋骨を崇める信仰は秩父の三峰神社を中心に静岡の方まであるそうな。
伝承によると、ニホンオオカミを目撃した人は皆狂ってしまうようだ。
恐ろしくて恐ろしくて、奉らないではいられない。
ニホンオオカミを描いた絵や、まつわるお話、何よりテレビ越しの頭蓋骨、すべて恐ろしかった。
私まで狂った気がする。魅了されたというか。
友達とメールで色々本音をぶちまけた。
なんだか最近、こういう話が出来る相手がいなかったなと思った。
本当のことを言うとギョっとされてしまうから、だんだん口を閉ざして、こうしてブログとかにオブラード包んで書いたり、
歌にしてぶちまけたりするしかなくなってきた。
本当は、本当のことを、現実の友達と語り合いたいよ。
嘘つきは嘘を見抜けてしまうから、私の目に映る世界は嘘だらけで、嘘を「嘘だ」と言う気も起きない。
そんなの、みんな同じだと思っていたわ。意外とみんな純真なんだなと最近思う。
特に女性は、純真な人なんていないと思ってたけど、けっこう居るわ。
この世界を生きていくにはちょっとマヌケに見えるけど、純真な人間の強さは嘘に振り回されてる小賢しい奴らに負けないわ。
多分ね。友達が一人でもいればね。
私は嘘をつくし、嘘が嫌いなわけじゃない。
汚いものも嫌いじゃない。
汚い、情けない、しょうもない、卑しくて弱い精神こそ人間の輝きの原点だと思う。
それを否定して、聖人になっても歌は生まれない。つーかそんなヤツの歌は聴きたくない。
私はクズが好き。どうしようもない世界が好きだ。本当にクズでどうしようもない。世界は。
でも楽しい。
そんで哀しくてしょうがない。
ハハノシキュウさんはもうとっくに聴き終えたので、次は平賀さち枝さんを聴く。
恋は死と似ている。(愛もかな。)
平賀さち枝『江の島』 (official PV)