ラヴラヴ企画のブログ

内田るんが主催するライヴイベント「ラヴラヴ企画」の告知と記録

ラヴラヴ企画32「四月怪談」終わりました!

2014-04-11 06:37:09 | 音楽
どもども!
来てくれた皆さん、ありがとうございます!!

よいしょっと。今日の感想、寝る前にひたすら書いてこうか。

まずDJ AREMOYOUさん。先月のブレッツで初めてDJ聴いて「なんとさりげなく素晴らしいDJ!」と。
自己主張しないのにはっきりカラーを持ってて、ただ好きな音楽と素直に向き合ってるDJに静かな情熱と哲学感じて、ご連絡先を伺いました。



本来40~60分の長いセットで曲を組んで流れを作って内容を表現していくクラブDJさんにライブの転換DJを頼むというのはストーリー漫画家に新聞の4コマ漫画を頼むような無茶ブリなのですが、今回のメンツが揃った時に本の全体を綴じる表紙は彼にしたいなと無理なお願いを聞いてもらいました。
どんなに中身が面白い本も印字された紙だけ綴じたのでは魅力が伝えきれないように、開く前の表表紙、時々読むのを休む時に挟むカバー、そして読み終えた後に初めてじっくり見つめるであろう裏表紙。
表紙は知らぬ間に本の印象を大きく左右する。
転換DJとはそういう役割を果たす、とても重要な役割だと思ってます。

初めての場所で知らない人しかいない中で、細切れかつ長時間拘束される転換DJはハードだったと思います。
しかもリハ押してしまいきちんと紹介することできないままだった他の出演者さんともタイミング読みあって音を落としてくれたり。
初めての転換DJと思えぬ丁寧な仕事をして頂き…本当に有難いです。


気になった方はサウンドクラウドなどもあるのでチェックしてみてください。

AREMOYOUさんのタンブラー

http://t.co/yDCVqcZ4UU




さて1番手のワイズリーブラザーズ。
まだ10代の彼女たち、普段は新宿JAMなどパンク色の強いハコを拠点としているので、本当はもっと音圧高いライブをするバンドなのですが、今回は初のオルグへの出演に合わせてもらい、「音量を3分の2にして!」とリハで(これまた)無茶ブリしました。

ロックバンドは音が小さくなるとアラが目立つ、というか勢いだけでお客さんを圧倒することが出来なくなるので一瞬一瞬の丁寧な表現力とメロディラインが勝負所となるのですが、ワイズリーにはそれが出来る実力があると思ったのでチャレンジしてもらいました。
本人らはリハでは少し不安そうでしたが本番では見事にお客さんたちのハートを射抜きまくってました。💘




音楽へのひたむきな姿勢がうかがえる曲のアレンジ、3人の全身から溢れ出る「バンドをやりたい!」という瑞々しい情熱、てらいないのに同時代性がちゃんと打ち出されてる歌詞と曲。
衝撃を受けた人も多かったようです。

すがりつきたいような若さの煌きと頼もしさ!彼女らのこれからの道を邪魔しない程度に今後も付き合っていきたい、というかもらいたい私です。
ボーカルの真舘さんは時々THREEで弾き語りもしてるので、それもチェック!(σ*'v'*)σ☆




転換アクトのたかぽう君(exタカボウ。そういえば何故改名したのか聞くの忘れた!!)、FISTFUCKERS(酷い名)のUCDこと内田龍太くんの後輩で、UCD主催のパーティmamoでのライブコーナーで弾き語りするなどクラブイベントでのライブが多い彼は「高円寺のカジヒデキ」の異名を持つポップソングライターで、初めて会ったのは…何故か友達と新宿で遊んでてチミドロ花井さんと長州さんが飲んでるという席に合流したときだ。UCD君のオリジナルブランドのパーカー着てて「あれ?それは」で知り合ったのだった。そーだそーだ。円盤でのマーライオン君ゲストのゾワゾワナイトにもゲストで出てもらい、その時一緒にゲストとしてライブしたMCビル風くんと意気投合した様子なので、ビル風くんづてに知ったライブラリアンズとの共演も音楽性と共に自然に繋がったので今回オファーしました。彼の名曲たちは3曲(アンコールで4曲)でも際立ち、会場が歌声喫茶っぽいフォーキーさで満ちた!




クラブイベントでの短めのライブはよく経験してるたかぽう君ですが、転換アクトは初めてだったそうで。
「とても楽しかったのでもっと転換で呼んでください!」と他の出演者にも積極的にアピールしてて(けど全くガツガツしてない。)謙虚かつ、自分の歌と自分の歌を評価してくれる人を信頼してるんだな~と、そういう関係を自分とも周りとも築けている様子にハッとさせられます。

世間の誰かと比べて才能があるとかないとかじゃなくて、自分の好きな友達や先輩が「イイ」って言うならそれが一番確かなことではないか…!と。



hikaru yamada and the librarians
(http://t.co/ovChOfp9uo)






今回のイベントの軸となったバンド。MCビル風くんの企画で初めてライブを観た時、私はドリンクカウンターにバイトで入ってたのでリハーサルも観ていて、「なんと!インディーぽくない完成度の高さ!世界観も明確!こりゃヤバイ!」と思った。が、本番のライブはリハよりずっとカオティックでパンクな印象!そしてCDRを買って聴くと、これまた美しい音とメロディの光る繊細な音楽!君たちはどっちやねん!とツッコミたくなるけどそこがまた魅力かも?と、ライブラリアンズを企画に呼んだらどんなのがいいかな~と頭の片隅で考えるようになり、そこにユームラウトのライブを初めて観る機会を得て「こりゃまたシンプル&ド直球に良いやないか!」

東京で「何か」になりたくてバンドやってるバンドと違い、ただバンドをやりたくてバンドをやってる感覚がライブラリアンズの「自分の頭の中にある音楽をやりたいから」音楽をやってる(ような印象を私は受けた。)不器用なくらいの真摯さに通じるなと思い、この組み合わせでやりたい!とスマホにメモ。

そしてそこにもう一つ呼ぶとしたら…で導き出されるのは、前から企画に出てもらいたかったけど相応しいブッキングが思いつかなくて据え置いてたワイズリーブラザーズ!

なんと素晴らしい組み合わせだろう!
手の中にある楽器と頭の中のイメージをどこまで擦り合わせられるかに夢中な彼らこそ、「東京で何かになる」ために音楽を選んだ人ではなく、音楽をやるために音楽をやってるミュージシャンだなと。

(我ながらどんだけ書くのか。)

そして戻してユームラウト!
にしむらうと君はよくライブハウスで会う話しやすい好青年で、音楽や趣味的な部分で共感するとこが多いのもわかり、「ユームラウト」という名前も可愛らしいバンドを一度は観なくては、と思ったまま3~4年観ないで過ぎてしまってました。

すると先日、THREEで弾き語りで出させてもらってる日に隣のベースメントバーにユームラウトの文字が!これはチャンス!と共演者に失礼して観にいくと、軽い衝撃とともに「え、めっちゃいいじゃん!ふつーにいいじゃん!!」とマヌケな言葉しか出てこなくなるような素晴らしいライブを観て、音源をまとめ買いし(と言っても全部で700円)、すぐに「近いうちイベントに呼ばせてくれ!」とオファーをさせてもらいました。





ユームラウトは5人編成で、ギター×2+シンセというウワモノが多い難しい編成のバンド。音が華やかで厚くなる分、濁りやすいしバランスも細かく調整しないと消えるパートが出てくる。あと単純に、メンバー多いとその分お互いの音を聴くことや息を合わせることが大変になる。
自己主張の強い音が出る楽器5つ+ボーカルの6つのパートをあれだけ綺麗にまとめた上で、ロックバンドらしい勢いを持っていて、とてもグルービー!メンバー5人が端っこを持った優しいトランポリンの上で跳ねて遊んでるような愉快な心地にさせてくれる!
あそこまで完成さすには時間かかったかと思いきや、現メンバーになってまだ2年未満とのこと。
社会人でバンドして、これだけのものに仕上げてくるのは半端な気持ちでは出来ないと思う。
自分の中の「音楽」に真っ正面からぶつかって、メンバー全員の力を借りて、一つの「バンド」を生み出すこと、簡単ゆえにめっちゃ難しいことをやってのけてるにしむらうと君には感服しました!てか他のメンバーも凄い!何者だ!こんなメンバーよく集まったな。

音楽をやる上で才能や内容はとても重要だけど、音楽に限らず全てのことで何より大事なのは、それに向かう姿勢なのだと、人間の根本的なテーマというか本質に迫った企画に出来たと思います。
もちろん今までもそういう人しか呼んでないし、そもそもそういう姿勢を取れるってことが才能なんだと。


あ!あと会場のデコレーションは今月のポパイにも載ったシティボーイは要チェックなお店☆「アマラブ」というジャークチキン屋さんを武蔵小山で土日だけやってる菅野しんけ君に頼みました!
2時間ほどでいつもの白壁のオルグが、屋内お花見会場に!!






あ!かわいいレジャーシート敷いてお花見っぽくなってる写真撮り忘れた!!

あと壁両面にカラー付箋を800枚貼ってカラフルなお花風にしてくれました。
ライトやあてると浮かび上がるようなかんじがほんとにちょっと桜っぽかった。

しんけ君ありがとう!!

そしてミュージックオルグさん、てかミヤジくんと馬場ちゃん、いつもありがとうございます!!

では明日は六本木ブレッツでDJみたいなことしてくる日なので、風邪治らず今日も咳ゴホゴホで主催者なのに申し訳ないやら面目ないやら景気悪いやらでごめんなさいでしたが、なんとか体力消耗しないようDJしてこようと思います。

20:30からと5:00からかな?30分ずつくらいしかやりませんがエントランスチャージフリーで、つまり入場無料なので、コーヒー代500円だけ握りしめて遊びに来てくれても全然かまいませんことよ!

お疲れ様でした。

あ、あと次のイベントは来週16日水曜日、六本木ブレッツです。
詳細はブレッツのスケジュールを〜