実写化の不安はあったけど…
ストーリー
明治時代後期の北海道。日露戦争に従軍した元陸軍兵・杉元佐一(山崎賢人)は、一獲千金を夢見て砂金を採っていた際、アイヌ民族から奪われた金塊のうわさを知る。金塊を奪った男は投獄されたとき、その隠し場所を示す入れ墨を24人の囚人の体に彫って彼らを脱獄させ、彼ら全員の入れ墨によって一つの暗号が構成されているのだという。あるとき、ヒグマに襲われた杉元はアイヌの少女(山田杏奈)に救われる。アシリパという名前の彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、父の敵を討つため、金塊を追う杉元と行動を共にし始める。
原作漫画は読んでいますがアニメは未見。
実写化のニュースを目にして、真っ先に「え…?無理じゃない?」って思ったもんだけど、こうしてできた作品を実際にスクリーンで見てみると、なかなか良かったです。何より登場人物の再現度が高い(笑)これは漫画から入った人間としては重要なところ😁ヒグマやエゾオオカミのレタラ、CGとはわかるけど動きがリアルなので不自然ではない。むしろ迫力が増し増し!
リアルさで言うと、冒頭の戦争シーンもすごかった…私はここで結構引き込まれたというか、本気度が伝わってきたように思う。
キャラクターがたくさんいるけど、みんなそれぞれクセが強いので見間違えるということもないし、豪華な俳優陣の皆さんがすっかり役に入り込んでらっしゃるのを見るのがすごく嬉しいし楽しい。杉本を山崎賢人くんが演じているけど、キングダムで見せた身体能力を今回も存分に発揮。むしろ無理しないでね…って心配になるくらい💦
アイヌの文化にもしっかり触れられているところがこの物語の魅力の一つで、実写化によってもっとわかることがあった。微妙な質感や色味など、映像を通して補完されていく感じ。
2時間では到底終わらないだろうとは思っていたけど、がっつり続きを匂わせて終わったね!イントロダクション的な作品で、本格的に動き出すのは次からでしょうな。もちろん続きますよね?そして一体何年かかるのだ😅そっちが心配…。
漫画を読んだことない方も楽しめると思います。ぜひ。