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小さな癒しの海へ

~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

モロヘイヤ:栄養素・効果と効能

2006-10-09 19:44:40 | Weblog癒し日記
*骨粗しょう症・貧血・ガン・糖尿・胃炎・老化防止に効果*

モロヘイヤは、エジプトでは五千年以上前から常食されている緑黄色野菜で、葉を細かく刻んで作ったスープは、伝統的な家庭料理として知られています。かつて重病を患ったエジプト王が、モロヘイヤスープによって治ったという故事があり、「王様の野菜」と呼ばれていますが、栄養の高さからも、まさに「野菜の王様」と呼べるほど優秀な野菜です。

まず特徴として第一に挙げられるのは、カロチンをはじめ、カルシウム、カリウム、鉄などの含有量の多さです。特にカルシウムは野菜の中で、100g中260mgと、パセリの290mgに次ぐ含有量です。1回の食事に食べる量を考えると実質的にはダントツのナンバーワンです。

カルシウムは骨格や歯の発達に欠かせない成分で、食物から摂取するカルシウムが不足すると、血中カルシウム濃度を保つために、骨に蓄えられているカルシウムが、血液中に溶け出してしまいます。それが原因となって骨粗しょう症を引き起こすので、モロヘイヤのカルシウムはその予防に大変効果があります。さらにカルシウムには、中枢神経を鎮め、イライラ感や過敏症を抑える働き、ストレス緩和に有効です。

カリウムも豊富に含まれているので、高血圧予防に役立ち、加えて鉄も豊富なので、貧血予防に役立ちます。またカロチンの含有量の多さも他の野菜を圧倒しています。カロチンは体内でビタミンAに変わり、血管などの粘膜を丈夫に、細胞の老化を遅らせるので、老化防止に有効です。さらに、”若返りのビタミン”として知られるEも、100g6.6mgと大変豊富です。Eは抗酸化作用を発揮してガンを予防したり、細胞膜を正常に保ち、コレステロールが動脈壁に着くのを防ぐ働きもあります。

そのほかにも、ビタミンKの含有量も100g中640mgと高く、出血時の凝固作用、血管内での有害な凝固を抑えます。またカルシウム不足の際、骨からカルシウムが溶出するのを抑制する働きもあるので、豊富なカルシウムとビタミンKの作用で、骨粗しょう症予防に大いに役立ちます。

モロヘイヤは刻むとネバネバします。これはムチンやマンナンといった水溶性多糖類で、糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑えるので、糖尿病を防ぎます。オクラ、ヤマイモ、ナメコ、ツルムラサキなどにも共通して含まれる、ムチンは、粘膜を潤しその損傷を防ぐのに役立ち、またタンパク質分解酵素を含むので、食べたタンパク質を無駄なく吸収します。そのため胃炎や胃潰瘍予防、風邪予防、疲労防止に威力を発揮します。

しかし、これほど優秀な野菜も、常食しなければ健康効果は現れません
また健康に良いとわかっていても、「食べ方がわからない」「毎日調理など出来ない」というのが実状です。そこで最も実用的なのが、モロヘイヤの乾燥粉末です。この粉末はモロヘイヤからシュウ酸(多食するとカルシウムの吸収を阻害する)だけを取り除いて乾燥させ粉末にしたものです。*モロヘイヤの粉末を用いれば、調理の手間が省け、簡単・手軽に常食できます。

*モロヘイヤ粉末の調理例*

一番簡単なのは、ヨーグルトに小さじ1杯程度を混ぜて食べる方法です。(よく混ぜるとネバネバ効果によって、ムース状になり、一味違った美味しさが楽しめます)

あるいは、市販のインスタントスープ(コーンスープなど)に入れる。

そのほかバナナ、牛乳、はちみつなどと一緒にミキサーにかけてジュースにしたり、カレー、グラタン、お好み焼き、クッキー、ケーキ、パンなどに入れたり、工夫次第でモロヘイヤがたっぷり摂れ、野菜不足を解消します。


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