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シイタケ:栄養素・効果と効能

2009-08-01 05:33:18 | Weblog癒し日記
*免疫機能を活性化・血圧を下げる*

シイタケはわが国では古くから食用にされており、栽培量が最も多いキノコです。米国でも「Shiitake」として人気が高まっています。

シイタケは免疫活性成分であるレンチナン、血管を広げ血圧を下げるアデノシン、コレステロール・中性脂肪を下げるエリタデニンなどを多く含みます。そのほか食物繊維、ビタミンB類・D2、ミネラルも豊富な食品です。最近、キノコになる前の菌糸体(キノコを形づくる菌細胞のつながり)を、ガン再発予防を期す患者が食べて免疫指標が向上したという、臨床試験結果が報告されております。

シイタケ菌糸体に、βグルカンやLEPなど複数の免疫活性成分が多いことに注目した財団法人大阪癌研究会と小林製薬は、ガン治療後に再発予防を期す50~70代の患者13人に、シイタケ菌糸体の抽出物を毎日食べてもらいました。その結果、ガン細胞を攻撃する免疫たんぱくインターフェロンγと、免疫を抑えるインターロイキン10の比率でみる免疫指標が、20週後に10人で最高4.57倍に向上したのです。この結果は4月の米国ガン学会で発表されております。

免疫機能を活性化させ、強力な抗ガン効果を発揮するシイタケパワーには驚くばかりです。またアミノ酸の一種であるエリタデニンは、血液中の過剰になったコレステロールを対外に排出する働きがあります。抗酸化力が高まることが統計的に確認されており、血圧や中性脂肪値が下がるという結果も出ています。

手軽な健康法として、ピンポン玉程度の干しシイタケをコップ1杯の水に一晩浸した戻し汁を毎日飲むと、血圧を正常化する効果があると言われています。近年では、レンチナン含有量が一般的なシイタケに比べて1.6倍あるジャンボシイタケや、レンチナンの超微粒子化によって吸収を高める技術を確立した高機能食品など、シイタケの効用に着目した開発が盛んです。

しかし、シイタケを普段の食生活に取り入れて活用するのが、一番手軽な健康法かもしれません。美味しく食べて免疫力を高めましょう。


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