375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

【大会レポート】第33回シカゴマラソン(レース編)

2010年10月17日 | 大会レポート 2010



10月10日(日曜日)、2年連続でシカゴマラソンのスタートラインに立つ。

昨年は3時間41分36秒の自己ベストを達成。涼しい天候にも恵まれ、高速コースの醍醐味を十分に堪能することができた。

今年は昨年以上に仕上がりが良く、当然それ以上のタイムを期待していたので、もちろん一発狙い。気温が上がることが予想されてはいたものの、どっちみち、ふつうに走っていたのではBQには届かないので、暑かろうが寒かろうが最初から思い切り飛ばすことに決めていた。

01mile 8分14秒
02mile 8分04秒(16分18秒)
03mile 8分15秒(24分33秒)
04mile 8分03秒(32分36秒)
05mile 7分58秒(40分34秒)

最初のチェックポイント5マイルまでの序盤戦。グラントパークをスタートして北に向かい、Grand Ave.を西に折れ、State St.を南に下り、Jackson Blvd.を経てLaSalle St.を北へ上っていくループ内のコースは、沿道の大歓声で否が応でも気分が高揚していく。リンカーンパークの5マイル目でついに8分を切るラップに到達。ここまではマイル8分15秒を最低ラインに考えていたので上々の滑り出しだ。想定の41分台より少し速いペースで5マイルを通過したが、調子も良かったのでこのまま押し通すことにする。

06mile 7分57秒(48分31秒)
07mile 7分55秒(56分26秒)
08mile 8分05秒(1時間04分31秒)
09mile 8分01秒(1時間12分32秒)
10mile 7分55秒(1時間20分27秒)
11mile 7分56秒(1時間28分23秒)
12mile 8分05秒(1時間36分28秒)
13mile 8分15秒(1時間44分43秒)

6マイル過ぎのレークビュー地区も8分前後のラップで通過。やや飛ばし過ぎのような気もしたが、行けるところまで行ってしまいたいという意識を抑えることができず、あえてブレーキはかけなかった。再びループ地区に突入し、シアーズタワーを通り過ぎた中間地点は自己最速の1時間45分36秒。想定よりも2分速い。これがハーフマラソンだったとしても自己歴代8位に相当する好タイム。もし昨年並みの涼しさだったとしたら、このまま3時間30分台でゴールして自己ベストはもちろん、めでたくBQ達成というイメージだった。そんなイメージ(夢)を体験することができたのが、今回最大の収穫だったかもしれない。

14mile 8分10秒(1時間52分53秒)
15mile 8分23秒(2時間01分16秒)
16mile 8分43秒(2時間09分59秒)
17mile 9分02秒(2時間19分01秒)
18mile 9分36秒(2時間28分37秒)
19mile 9分50秒(2時間38分27秒)
20mile 9分55秒(2時間48分22秒)

疲れの兆候は13マイルあたりからあった。しかしそれがタイムに反映されて来たのは15マイル目。それでも8分20秒台なので遅すぎることはなかったが、実際にはガクッとエネルギーが落ちたような感覚があった。16マイル以降はどんどんマイル表示が遠くなっていく。要するに脚が動かなくなってきているのだが、一度落ち始めると歯止めが効かない。単なる疲れという以上に、やはり暑さによる体力消耗が大きくなってきたようだ。直射日光の厳しくなった17マイルからは9分台を維持するのが精一杯。覚悟はしていたが、前半やや飛ばし過ぎたかもしれない。昨年は気にならなかったが、15マイル目からしばらくの間は、コースもやや単調に感じられる。

21mile 11分51秒(3時間00分13秒)
22mile 10分03秒(3時間10分16秒)
23mile 11分07秒(3時間21分23秒)
24mile 10分04秒(3時間31分27秒)
25mile 9分57秒(3時間41分24秒)
26mile 10分34秒(3時間51分58秒)

19マイル過ぎから気分が悪くなりかけたので、20マイルの給水所で一時休憩。ジェルなどをゆっくり補給することにする。目の前を3時間40分のペーサーが通過。ここで自己ベスト更新は完全にあきらめた。あとはゴールまで10kmのジョギングをするのみ。実はそれさえキツい。速度を上げようとするとふくらはぎが痙攣しそうになるし、右アキレス腱も痛くなってくるし、プチ貧血症状も襲ってくる。それでも21マイル過ぎのチャイナタウンの大応援で一時復活。23マイル目でまたもや失速するも、コースが北に向かう24マイル目からは持ち直し、最後の直線、そして最後の上り坂を駆け抜けてゴールゲイトへ向かう。目の前は真っ白。これ以上距離が長かったら倒れていたかもしれない。

Finish Time 3時間53分45秒

これだけボロボロの状態になっても、前半の貯金が功を奏してサブ4は確保。
後半の気温は30℃を超えており、65人が病院に搬送されるというサバイバルレースだったが、ラン仲間は全員無事にゴールした。

レース内容はともかく、大会としては最高に楽しむことができた。


★当日の朝、コングレスプラザ・ホテルのロビーにて。コスメル前村さん(左)、Miho姫(右)とともに気合を入れて出発する。


★お馴染みのミニ~ちゃんも参加。なんとベルリンマラソンに続いてサブ3を達成。サルコスで人気のYoshiさんも、悪条件の中で自己ベストの力走。


★ミシガン州からの大軍団も加わり、総勢20名がホテルロビーに集まった。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あくび)
2010-10-18 18:21:44
シカゴ、お疲れさまでしたー。ミニーちゃん、飛脚さんとはベルリンでご一緒したのですが、時差ぼけもあるでしょうにその2週間後にまたフルを走られるなんてすごいですよね~。ともあれ、20人も日本人ランナーが集結するなんて楽しそう! 私も参加したかったなぁ…。
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ミシガンJランナー (ミナコヴィッチ)
2010-10-19 10:45:47
20人のうち半数はお隣りミシガン州からのランナーで、なかなかの個性派ぞろいです。JogNoteつながりで一気に仲間が増えました~。
ところで、あくびさんはJogNoteやってましたっけ?
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