連覇ならず

２０２２年　Ｊ２　第４２節
ザスパクサツ群馬　１ー２　水戸ホーリーホック【ケーズスタ】
【得点】58 高木友(群馬)　68 タビナス・90+4 唐山(水戸)
【交代】69 北川→川本　74 加藤→平松　85 岩上→久保田　85 岡本→平尾　85 高木友→鈴木



アウェーでの水戸戦が2022年シーズン最終戦。
前節までに残留を決めたのもあり、この試合の焦点は北関東ダービーの優勝争いのみ。
この試合で引き分け以上ならザスパの連覇。水戸が前節栃木に続いての勝利なら逆転で水戸がタイトルを取り返す状況。

お互いに決定機が生まれる中、前半に水戸・後半にザスパが右サイドのドリブルからPKを獲得。
どちらもGKの好セーブでシュートは止められるが、こぼれ球に詰めたザスパが得点に繋げた。

高木友選手の移籍後初ゴールで先制。
このPKまでの経緯が良くて、直接のきっかけはFKを逆サイドの岡本選手が折り返してリターンを受けた長倉選手が倒されたから。
そのFKはボールロストの奪われ方が良くない状態からしっかりと攻撃を遅らせたこと。ボールを動かされてもスライドしながら決定的なパスを差し込ませずにコースを消していったこと。その中で前線か再度チェックに出た加藤選手が相手のミスを誘ってファールを貰ったから。
この守備の対応から最終的には得点に繋がったのは非常に良かった。今年やってきた守備だなぁ…という感じ。

セットプレーから同点に追い付かれたが、お互いに勝ち越す決定機があり…。
決勝点が生まれたのが後半AT。前節の栃木戦で途中出場から終了間際に2ゴールを奪った唐山が再び大仕事
去年の北関東ダービーで3得点を挙げて優勝に貢献したのが北川選手。同じように今年の北関東ダービー男は唐山だった

水戸の秋葉監督退任に花を添える劇的な決勝ゴール。
思えば秋葉監督がザスパの監督を退任する試合も後半ATの逆転ゴールだった…そういうのを持ってる人なのかな

抗議や負傷で長いATになったが引き分けでもタイトルが取れる状況なので時間を浪費する方法もあったと思うが、それをせずに攻めに出たのは悪くない。実際、シュートからCKを奪ったしね。
そこでショートコーナーからのキープをせずにセンターバックを上げて普通にボールを入れたのも、全ては試合の中での勝ちが欲しかったから。
その結果、クリアの流れで水戸ボールになり寄せが遅れて大きくサイドチェンジを使われて…って失点までしまったからね。

タイトルのために引き分けの状況でも時間稼ぎをするのは個人的には違う。そうしてまで求めるタイトルでは無い。
試合を勝つためにプレーをして、その結果負けたとしてもこの試合に関しては仕方が無い。これが引き分け以上なら残留が決まるという状況ならまた別。
タイトルをかけてお互いに勝ちたい意思が出た中での試合結果なので文句は無いです。それが最高の引き立て役になる結果でもね。
内容的にも積み上げてきたものが見えたしね。

ワールドカップの影響で少し早いオフへ突入。
今年は新監督でスタートした難しさはあった。それはスカッドの起用にも出てると思う。
個人的には残留をした時点で当初の目標には届かずとも監督を代える必要性は無いと思ってるので、少しでも現場の意向やリクエストを反映したスカッドを組んでのスタートになればとは思います。
この辺は後で細かく書きますが。

まずは1年間ありがとうございました。お疲れ様でした。


でわでわ